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国名 | ティユリア連合王国 |
---|---|
英名 | Tijulia United Kingdom (TUK) |
正式名称 | 大カレスティア及び周辺諸島連合王国 |
正式英名 | United Kingdom of Great Curestia and the Islands (GC) |
漢字表記 | 台儒利聯合王國、大佳勒斯及周辺島嶼聯合王國(佳国) |
美称 | メガロ・カレスティア |
国旗 | |
建国 | 335年6月(12076期) |
解体 | 616年9月(22203期) |
後継政府 | カレスティア・ノヴァ惑星間移住船団行政府 |
人口 | 6622万人(573年6月現在) |
政体 | 立憲君主制 |
元首 | ヘラクレイオス2世・ティユリア |
首都 | カレストノープル |
最大都市 | アドリア |
主産業 | 商業、観光業、工業、林業 |
国歌 | 黒頭の鷲の旗のもとに https://www.youtube.com/watch?v=4AwIWi6r0p4 |
国花 | アサガオ(ティユリアアサガオ) |
宗教 | 多神教(パンテオン思想) 64% 国教会 21% ゾロアスター教 12% その他 3% |
国名
「ティユリア」は、ティベル王家とユリウス王家の合同によって生まれたティユリア新王家に由来する。ティユリア新王家が君臨するカレスティアの統一国家としての一般名称は「ティユリア連合王国」であるが、正式には「大カレスティア及び周辺諸島連合王国」である。また、その由来を反映して、国の中央部を占める旧ティベル・ユリウス両王国領は「ティユリア地方」と呼ばれる。
フリューゲル暦493年、政府は、それまで一般的な通称に留まっていた「ティユリア連合王国」という名称を正式名称と同等の扱いとすることを法的に定めた。これ以前も正式名称と同等に扱われていたが、慣習的なものに過ぎなかった。
カレスティア島(本島)
- ティユリア地方
- アドリア(8,11) - 経済の中心都市
ユリウス王国の旧都。ティユリア家の王宮があり、建国後は暫定的な首都だった。
国内でいち早く近代都市化(ニュータウン化)を果たした。
「東のカレストノープル、西のアドリア」と称されるように、ティユリア二大都市圏の一翼を担う。アドリアの摩天楼
- アドリア(8,11) - 経済の中心都市
- ボスフォラ(12,13) - 文化の中心都市
ティベル王国の旧都。観光業の振興に力を入れている。
カレスティアン・ゴシックの聖地。古い様式の建築物が残るボスフォラの夕暮れ
- ボスフォラ(12,13) - 文化の中心都市
- 中央カレスティア地方
- カレストノープル(13,8) - 政治の中心都市
338年6月に建設された統一首都。ドーヌ川の西岸、国の中央に位置する近代都市である。ドーヌ川対岸から望むカレストノープルの街並み 朝霧に沈む都心部
- カレストノープル(13,8) - 政治の中心都市
- 湖畔地方
- ルターヴァ(15,3)
湖畔地方最大の都市。 - ドーヌ川産業特区
ドーヌ川を挟んで首都の対岸に位置する産業特区。
大規模な建材工場が集積されている。
- ルターヴァ(15,3)
イリュリクム諸島
- ダルマティア地方
ダルマティア島は、ハリボテを建設して軍事訓練をおこなうことを目的に造成された。
現在は都市が整備され、沿岸部には観光都市が発展している。- ザグレス(2,6)
ダルマティア地方最大の都市で、防災都市に囲まれている。
- ザグレス(2,6)
- パンノニア地方
建材工場群と広大な森林地帯が広がっている。
外交・国際関係
外政省外観 |
諸外国と良好な関係を維持している。
同盟 | 親密 | 良好 | 普通 | 不審 | 険悪 | 敵対 |
---|---|---|---|---|---|---|
←良―――――――――――――――――――――悪→ |
国名 | 国交 | 印象 | 所属 | 定期貿易 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
成蘭連邦王国 | 有 | 同盟 | FENA、神聖同盟 | 商品 | 五国協商 |
アドミラル王国 | 有 | 親密 | FENA | 食料 | 建材製造代行の実績有り |
神桜帝国 | 有 | 親密 | FENA | 商品 | 建材国際会議参加国 |
ガトーヴィチ帝国 | 有 | 親密 | 商品 | 不可侵条約、五国協商 | |
ミッドガルド帝国 | 有 | 良好 | 永久同盟 | 491年戦争(連合軍)、五国協商 | |
レゴリス帝国 | 有 | 良好 | 永久同盟 | 491年戦争(連合軍) | |
タヂカラオ国 | 有 | 良好 | AFN | 食料 | |
コンビョーゾ王国 | 有 | 良好 | 鋼鉄、燃料 | ||
クシミニャール侯国 | 有 | 良好 | 建材製造代行の実績有り | ||
昭栄国 | 有 | 普通 | FENA(準) | 食料 | 五国協商 |
アジノーチカ共和国 | 有 | 普通 | 食料 | ||
アルドラド帝国 | 有 | 普通 | 商品、燃料 | ||
アリア連邦 | 有 | 普通 | AFN | 商品 | |
ストリーダ王国 | 有 | 普通 | 商品 | ||
フランドル・フランセーズ共和政府 | 有 | 普通 | |||
ノホ・ヘレコ連邦 | 有 | 普通 | |||
ポーレタリア首長連合 | 有 | 普通 | 建材国際会議参加国 | ||
エルツ共和国 | 有 | 普通 | SLCN | 建材貿易の実績有り、建材国際会議参加国 | |
フリュー第二帝政 | 有 | 普通 | |||
石動第三帝国 | 有 | 普通 | 建材貿易の実績有り | ||
スオミ王国 | 有 | 普通 | AFN | ||
トリヴェント連邦 | 有 | 普通 | |||
ベルサリエーレ王国 | 有 | 普通 | |||
ヴェールヌイ社会主義共和国 | 有 | 普通 | |||
ナードヴァイ革新同盟 | 有 | 普通 | |||
長州国 | 無 | 普通 | |||
レゲロ社会主義人民共和国 | 無 | 普通 | |||
ノイエクルス連邦 | 有 | 普通 | CAME、OTO | ||
大幹帝国 | 有 | 普通 | CAME、OTO | ||
スコッチランド王国 | 有 | 普通 | 建材製造代行の実績有り | ||
嘉川島臨時政府 | 無 | 普通 | 建材製造代行の実績有り | ||
香麗民主連邦 | 無 | 普通 | 国交は無いが対話に積極的。 | ||
エーラーン教皇国 | 無 | 不審 | SLCN | 建材貿易の実績有り |
※ 「印象」は国民世論調査によるものです。
※ 本情報は王国外政省の政策的立場や認識を反映するものではなく、あくまでも参考資料です。
※ 主要国および関係の深い国家を記載しています。
締結している条約
条 約 名 | 締 結 年 | 概 要 | 失効 |
---|---|---|---|
フリューゲル経済諸国同盟条約 | 348年 | 相互の経済交流の安定と発展、平和友好関係の発展 | |
宇宙平和協力条約 | 360年 | 宇宙空間における平和利用の促進と関係各国の相互協力 | |
タピオカパン安全保障条約 | 361年 | タピオカ連邦共和国への片務的安全保障の提供 | ○ |
カレストノープル条約 | 402年 | 神聖同盟(普欧帝国、成蘭連邦王国との軍事同盟) | |
ティユリア・アクアマリン不可侵条約 | 490年 | 相互不可侵条約 | ○ |
ティユリア・ノイエクルス不可侵条約 | 492年 | 50年間(542年迄)の相互不可侵条約 | ○ |
佳瓦不可侵条約 | 533年 | 相互不可侵条約 |
フリューゲル経済諸国同盟(FENA)
フリューゲル暦348年5月初旬、先進諸国の相次ぐ消滅と凍結に伴う世界経済の停滞を危惧したティユリア連合王国は、途上国支援の枠組み形成と相互の経済交流の安定と発展とに寄与することを目的とした新しい経済同盟の設立を国際社会に提起し、フリューゲル経済諸国同盟(FENA, the Fluegel Economic Nations Alliance)の結成を呼びかけた。この呼びかけに対して新興諸国が呼応したのみならず、経済的に発展した先進国の中にもこの理念に賛同する国が散見された。
第一回フリューゲル経済諸国同盟条約締約国会議(FENA-COP1)にて、対FENA域内国貿易に関する規定と途上国支援に関する枠組みを盛り込んだカレストノープル議定書を連合王国が提起し、FENAは動き出した。
第1回FENA締約国会議が行われた会場 |
タピオカパン安全保障条約
連合王国は、第一の食料供給国であるタピオカ連邦共和国の安定を確保するため、同国の安全保障を担うことを申し出、タピオカパン安全保障条約を締結した。これは、連合王国に片務的安全保障を求めるものであり、タピオカ連邦共和国は連合王国の安全保障に関する義務を一切負わない。この条約に基づき、連合王国軍の部隊はタピオカ連邦共和国に駐留している。
なお、タピオカ連邦共和国は後述の491年戦争中に滅亡しており、本条約は実質的に効力を喪失した。
政治体制
- 立憲君主制
政体は立憲君主制をとっている。国家元首はメガロ・カレスティア国王であるが、実質的には「国王は君臨すれども統治せず」であり、統治に関するあらゆる権限が認められているものの実際に行使することはなく、その存在は極めて儀礼的でカレスティア統一の象徴という役割が強い。これは339年の議事堂竣工によってさらに明白になり、民主主義体制が確立された。
- 議院内閣制
首相(内閣)は、議院内閣制に基づき議会(民衆院)の解散を行える。建国当初は官僚内閣制と評価されることが多く、国際社会からは権威主義体制の国家として見られていた。しかし、議事堂竣工によって議院内閣制が完全に成立した。
連合王国最高法院 |
- 政策偏差早見
民主的 ◆------ 独裁的 立憲君主制、議会制民主主義 政治的左派 ----◆-- 政治的右派 比較的保守的な国民性 開放社会 ----◆-- 閉鎖社会 貴族院が存在する緩い階級社会 自由経済 ◆------ 中央計画経済 完全な自由市場経済 常備軍 ◆------ 徴兵軍 志願制 タカ派 ----◆-- ハト派 おおむね穏健な外交政策 介入主義 ---◆--- 孤立主義 自国の関与しない国際問題への介入は稀
議会
連合王国の議会は、上院(貴族院)と下院(民衆院)の二院制である。339年に制定された議会法により、「下院の優越」が定められている。議院内閣制に基づき、行政の長である首相は憲法的習律に従って下院第一党党首(下院議員)を国王が任命、閣僚は議会上下両院の議員から選出される。下院は大選挙区制による直接選挙(普通選挙)で選ばれるが、上院は非公選であり任命制である。
貴族院では、政党に所属するものは少なく、地域ごとに会派が存在するのみである。民衆院では、第17回総選挙の結果、社会共和党が勝利するものの単独過半数には至らず、急進左派の進歩党との連立政権を組むこととなった。
339年7月に議事堂が竣工し、首都から立法機能を移転した。民衆院議員総選挙は8年ごとにおこなわれる。
会期中の民衆院の様子 |
- 政党
政 権 政 党 名 思 想 概 要 野党 神聖党 専制君主制 王室の神聖性を重視し、国王主権による君主制国家をめざす。 - 大ユリウス党 立憲君主制 ティユリア家の本流をユリウス家とみなす貴族院政党。 与党 立憲統一党 自由民主主義 王室と伝統の維持、自由主義経済等の保守的政策を推進。 野党 カレスティア民政党 自由民主主義 立憲統一党と連立を組んだことがあり、民主主義の強化を主張。 野党 社会共和党 共和主義 福祉国家の実現をめざし、王権の抑制と貴族制の廃止を掲げる。 野党 共産党 一国共産主義 異なる主義主張をもつ者たちの合同であり、党の求心力はまだ弱い。 野党 進歩党 国家社会主義 王室と貴族院の完全廃止、強力な中央集権体制の確立が党是。
- 議席状況
- 貴族院(上院)
定数:50議席 任期:無期限 選出方法:任命制政党名 第1回 第17回 第24回 339年 475年 525年 立憲統一党 5 3 5 10% 6% 10% 大ユリウス党 2 3 5 2% 3% 10% 無所属 43 44 40 86% 88% 80%
- 貴族院(上院)
- 民衆院(下院)
定数:560議席 任期:8年 選出方法:大選挙区制政党名 第1回 第17回 第24回 339年 475年 525年 立憲統一党 275 185 329 49% 33% 59% 社会共和党 165 277 117 29% 49% 21% カレスティア民政党 110 70 105 20% 13% 19% 神聖党 8 6 8 1% 1% 1% 進歩党 2 22 1 1% 4% 1% 共産党 - - - -% -% -%
- 民衆院(下院)
行政機関
省 庁 | 行 政 事 務 | 対応する民衆院常任委員会 |
---|---|---|
内 閣 府 | 首相と内閣の補助 | (予算委員会) |
王 務 省 | 王室の輔弼 | 王宮委員会 |
財 政 省 | 財務全般 | 財務委員会 |
内 政 省 | 国土開発と産業振興 | 国土産業委員会 |
外 政 省 | 外交と国際貿易の管理 | 外務通商委員会 |
国 防 省 | 王国軍の管理 | 軍事委員会 |
公 安 省 | 治安維持と消防、公共の安定 | 公共委員会 |
司 法 省 | 法秩序の維持、出入国管理 | 法務委員会 |
保健福祉省 | 社会保障と国民の福祉増進 | 保健福祉委員会 |
文化科学省 | 教育と学術研究の促進、宇宙開発 | 文化科学委員会 |
元首(ティユリア家)
ティベル朝東カレスティア | ユリウス朝西カレスティア | ||
---|---|---|---|
333年~334年 | レオン1世・ティベル | 333年~335年 | ニケフォロス・ユリウス |
334年~335年 | ホノリウス・ティベル |
ティユリア朝カレスティア | |
---|---|
335年~349年 | ヘラクレイオス1世・ティユリア |
349年~397年 | エイレーネ1世・ティユリア(女王) |
397年~467年 | セオフィロス・ティユリア |
467年~502年 | レオン2世・ティユリア |
502年~553年 | テオドラ・ティユリア(女王) |
553年~616年 | ヘラクレイオス2世・ティユリア |
アドリア宮・貴賓の間 連合王国の基礎を築いたエイレーネ1世女王の肖像画が飾られている |
経済
主要な産業は、大都市と観光都市を中心とした第三次産業であり、その商品を生産するための第二次産業も盛んである。農水業は皆無であり、食料はアドミラル王国、アルドラド帝国、タヂカラオ国からの輸入に頼っている。鉱業は、ウラン鉱山が整備されており、その産出量は安定している。アドリア港(7,11)が国内随一の国際貿易港であり、各国との定期貿易船が頻繁に行き交っている。
建国以来、建材の国内生産に力を入れており、その原材料となる石材・鋼鉄の輸入に積極的であるほか、林業振興にも取り組んでいる。
カレストノープル国際空港 |
アドリア証券取引所 |
財閥・企業
- アルフォメガ重工(軍事)
- ヘキサ・インテグラント(軍事・情報通信)
- キリオイ(商社)
- ヘルメス・デュオ(海運)
- フォカス・アリクアム(報道・通信社)
- アドリア証券取引所(金融)
- カレスティアン・エアロウェイ(航空)
- セレリターテ(自動車)
王国宇宙軍
宇宙平和協力条約締結国であるため、条約理念に則った軍事衛星及び防衛衛星の管理・運営を行っている。
宇宙事業(衛星)
衛星種別 | 名称 | 備考 |
---|---|---|
気象衛星 | アウロラ | |
観測衛星 | ウラヌス | |
迎撃衛星 | ディアナ | |
防衛衛星 | フォルトゥナ | |
軍事衛星 | マルス | |
イレギュラー | ディスパテル | 打上予定無し |
かつて打ち上げられたイレギュラー・ディスパテル |
旧盟邦・普欧帝国との共同研究によって再発明された宇宙移民時代の技術が用いられている。 |
カレスティアン・ゴシック
一部団体にはロリータ・アライアンス(LA)への加入を推し進める声もあったが、カレスティアン・ゴシックの独自性追求を重んじたために実現に至らなかった。LAとの連携・協力関係の構築、維持に尽力している。
宗教
宗 教 名 | 比 率 | 備 考 |
---|---|---|
パンテオン思想 | 64% | 最高神ユピテルを頂点とする多神教、ブクレシュティ神話に登場する神々を信じる |
公教会 | 21% | カレスティア独自のキリスト教、他国のキリスト教会との交流は少ない |
ゾロアスター教 | 12% | 世界的なゾロアスター教の広がりと共に近年信徒が増加している |
その他 | 3% | 東方正教会、カトリックなど |
ブクレシュティ神話・建国前史(移民時代)
【ブクレシュティ神話】より
遠き故郷 地中の海
我らの帝国は 豊かな大地
ロムルスとレムスが築きあげし
永遠の都 希望の都
2つに離れた 鷲の印
ブクレシュティの地 再び一つに
建国期、鷲戦争(カレスティア統一戦争)(333年~335年6月)
333年、ティベル系移民団はカレスティア島を発見、植民を開始し、ティベル王国(東カレスティア王国)を建国。同じ頃、同じくカレスティア島に植民を開始したユリウス系移民団もユリウス王国(西カレスティア王国)を建国。両国はカレスティア島の領有をめぐり、のちに鷲戦争(カレスティア統一戦争)と呼ばれる内戦を開始する。鷲戦争という呼称は、ティベル王国の紋章が白い鷲、ユリウス王国の紋章が黒い鷲であったことに由来する。
約二年間続いた鷲戦争で両国は疲弊し、カレスティアの発展のために統一政府を樹立することを決定。統一を進めるため、ティベルの姫とユリウスの王子が結婚してティユリア家を名乗る。
335年6月、ティベル王国とユリウス王国は共通の王家としてティユリア家を戴き、同君連合の国家であるティユリア連合王国が成立する(ボスフォラ合同)。国旗は、ティベルの赤色とユリウスの黄色を足した二色旗に、黒い双頭の鷲の紋章を載せたものが用いられる。新王国の首都として、カレストノープルが建設された。
安定期~保守没落期(340年頃~470年頃)
建国後、長らく立憲統一党とカレスティア民政党による保守系連立政権によって政治の安定期を築いた。この間、国土拡大や経済成長、宇宙開発事業の成功、軍事力の増大などを通じ、国勢の基盤を形成していったのみならず、国際的な地位も向上した。
しかし、長きにわたる安定政権は世襲政治家を生み、「民衆院は貴族院のクローンである」と批判されるなど、与党に対する国民の風当たりは次第に強まった。
この不満はついに第17回民衆院議員総選挙にて顕現し、社会共和党を中心とする改革系連立政権を誕生させるに至る。社会共和党は民衆院の過半数にわずかに足らず、総選挙で改選前の1議席から8議席へと大躍進した急進左派政党、進歩党との連立政権を組まざるを得なかった。
491年戦争(490年~497年)
「491年戦争」という呼称は連合王国内での通称である。
フリューゲル暦490年末、連合王国は王室外交で親交を深めていたアクアマリン王国の要請を受け、アクアマリン王国・アースガルド条約機構(ATO)のミッドガルド帝国・レゴリス帝国とともにノイエクルス連邦に宣戦を布告した。その後、聖マズダー教国とシオン総主教庁が反ノイエクルス勢力(「連合国」)として参戦する。
一方、ノイエクルス勢力として、ノイエクルス連邦(ノイエクルス自由国・南瓜共和国)のほか、オセアニカ条約機構(OTO)のブリュノール共和国と大幹帝国が参戦した。
491年はじめ、戦闘が開始されるとともに大量のミサイルと衛星レーザーがフリューゲル世界を飛び交った。軍事大国であるATO諸国の猛攻は凄まじいものであったため、連合王国政府は当初楽観的な戦況分析をしていたが、陸上部隊の本土上陸を許すに至って戦争の泥沼化を憂慮した。
ルーシェベルギアス公国が停戦の仲介に入るもののついに物別れとなり、戦争のますますの長期化が懸念された。この頃になると、非参戦諸国および「新国家連合構想」の参加国間には「反ノイエクルス勢力に正義なし」とみる国が増え、いよいよ連合国の旗色が悪くなる。492年末、連合国側の主導国アクアマリン王国が停戦交渉失敗に憤怒した国民によって解体されるに至り、連合諸国はそれぞれノイエクルス勢力と講和条約を結ぶことになった。この間、講和条約交渉から除外された大幹帝国に対する攻撃は続けられ、その結果、大幹帝国は無条件降伏をした。
497年には初期参戦国のほとんどが停戦条約・講和条約を結び、491年戦争は終局を迎えた。
鎖国政策(510年頃~517年頃)
<プレイヤーの都合により国家を凍結>
491年戦争によって国土全域に多大な被害を受けた連合王国は、その反動から積極的な対外政策を縮小する傾向をみせはじめる。とくに502年のテオドラ・ティユリア第一王女への譲位は、491年戦争で痛手を被った連合王国とその国民にとって転換の大きな契機となった。
戦後の新女王と新政権は不要不急の対外活動を極度に縮小し、国民もまたそれを支持した。こうして鎖国状態が完成する。国民生活に不可欠な国際貿易と極最低限の外交窓口を残し、国際社会への能動的な関与と干渉は一切停止された。
しかし、その間も諸外国、諸政権の成立と戦争と解体は繰り返され、国際情勢は激動していた。
517年、時の政権は国家の国際地位の維持を理由に鎖国状態の解消を発表し、鎖国以前の活発な外交活動を再開した。
霧の朝事件(522年~525年)
522年、朝霧深いカレストノープルの進歩党本部に、突如公安の家宅捜索が入る。内容も公表されないままに行われた異例の家宅捜索に、連合王国全土が事の成り行きを見守った。次第に捜査対象が拡大され、中央省庁にまで捜査の手が入るようになってようやくその全容が明らかになってきた。
その主な罪状は、国家転覆の罪・外交妨害の罪である。成蘭連邦王国が仲介を請け負ったルーシェベルギアス公国との国交回復外交において、連合王国からの先方への通信を傍受、改竄し、外交を妨害したというのである。一連の事件の中、連合王国とティユリア王家の威信を貶め、ついにはカレスティアから王室を排除し共和制を実現せんとする勢力の中核に在ったのが進歩党である。
最終的に進歩党民衆院議員を含めた党員8人と中央官庁の高級官僚5人が逮捕され、中央政府に王制廃止シンパがいるという事実はカレスティア全土を震撼させた。
当時進歩党と連立を組んでいた社会共和党の支持率は急落し、民衆院を解散せざるを得なかった。525年の解散総選挙の結果は火を見るより明らかであり、中道右派である立憲統一党が単独過半数を獲得する。当の進歩党は尚も強烈な支持者の活動により、比例代表で辛くも1議席を確保した。
霧の朝事件は335年に連合王国が成立して以来はじめて明るみになった国家転覆を謀った大事件であり、国民が受けた衝撃は想像を絶するものであった。
五国協商と2度の日ノ本戦争(527年~551年)
ヴォルネスク社会主義共和国の南西に位置する権力の空白地帯には、荒廃と混沌だけが存在した。527年、南西ヴォルネスクに「サザン中央評議会」「西部クラン同盟」「ヴォルネスク統一政府」の3政権が成立する。南西ヴォルネスク地域の権力の間隙を突いた3政権は、ヴォルネスクの支配権をめぐり熾烈な争いを繰り広げた。南西ヴォルネスクの人々は秩序とは程遠い環境で生活し、その倫理感や人生観はフリューゲルの他の地域とは全く異なる物であり、略奪と暴行が横行していた。その実態把握のため、各国から度重なる調査団派遣が行われたが、無事に帰国できる調査員は多くなかった。
冷徹な国際政治のパワーゲームは、ヴォルネスクとフリューゲル世界を更なる混沌へと導く。「サザン中央評議会」はシベリア共和国連邦の支援により勢力を広げるが、エデレス・フリュー連合とエーラーン教皇国が後援するDLLF複合体に打倒され「サザンベルク公国」が成立、ゾロアスター教による南西ヴォルネスク人の「霊的浄化」が行われた。「西部クラン同盟」はエーラーン教皇国の指導下にある南ヴォルネスク王国により打倒されるも、レゴリス帝国の傀儡政権「ヴォルネスク首長国」により支配権を失うこととなる。ミッドガルド帝国は考古学調査の結果を根拠に南西ヴォルネスク地域の領有権を主張し、海外領土としてアプーラ特別行政区を置いたほか、シベリア共和国連邦の保護下にあった南西ヴォルネスク難民が火山島を占拠し、「ヴォルネスク帝国」が建国される。
ティユリア連合王国政府は、長年頭を悩ませてきた海賊問題の抜本的解決のため、「ヴォルネスク統一政府」を交渉相手に海賊が本拠地とする南西ヴォルネスクへの軍隊派遣を行った。成蘭連邦王国と共同歩調をとって海賊掃討作戦を遂行していたが、ヴォルネスク統一政府の支配地域がミッドガルド帝国派とファイアリヒ連邦共和国派に分裂、佳成連合軍は中立状態での活動を余儀なくされた。
そのような情勢下、ヴォルネスク統一政府支配地域で鉱山落盤事故が発生する。ヴォルネスク統一政府と、統一政府を承認するミッドガルド帝国・ティユリア連合王国・成蘭連邦王国・ガトーヴィチ帝国・昭栄国が鉱山落盤事故調査委員会を発足し、落盤事故は日ノ本人による陰謀であるとする調査結果を公表した。日ノ本帝国側はこれに反発、調査委員会と対立を深め、委員会からの質問状に回答することを拒否し続けた。調査委員会に参加する5か国は協商を締結(五国協商)、日ノ本に対して事故に関する説明と首謀者の捜索・引渡しを要求したが、日ノ本側がこれを黙殺したため、537年、ついに五国協商は日ノ本に対して宣戦布告を行う(第一次日ノ本戦争)。戦争は圧倒的な軍事力の差により早々に終結し、日ノ本帝国は崩壊、東日ノ本共和国が成立し協商国と講和する。
協商国は講和後、日ノ本に条約内容の遂行と遵守を再三にわたり求めたが、日ノ本はこれを再び黙殺する。546年、統一日ノ本共和国に国号を変更した日ノ本政府は、協商国と結んだ講和条約の破棄を宣言(サイタマ=シントシン宣言)する。五国協商側は宣言に関する説明と撤回を日ノ本に求めたが明確な回答が行われず、五国協商とミッドガルドの同盟国であるレゴリス帝国により、549年に再び宣戦が布告された(第二次日ノ本戦争/日ノ本懲罰戦争)。再び日ノ本の空は協商国から降りそそぐミサイルに埋め尽くされる。551年、協商国と日ノ本との間にローシスク講和条約が発効し、南西ヴォルネスクに端を発する戦争は終結した。
傾国、旧都喪失(550年代~610年代)
6世紀後半、軽工業を主体としていた成蘭連邦王国の工業生産力が低下し、先端工業化が急務となっていた。その煽りを受けた連合王国も、商品輸入量を確保するために成蘭連邦王国との経済連携政策を採らざるを得なかった。先端工業の原料となる銀(シリコン)の鉱脈を探査した結果、燃料となるウランを採掘していた鉱山付近で銀鉱脈を発見し、鉱山設備の転換が行われた。新しい鉱山から産出される銀は成蘭連邦王国に優先的に輸出され、先端工業製品となって連合王国に輸入された。その輸入量は、連合王国の商業市場に流通させるには十分な量を確保できるものだった。
しかし、ウラン鉱を銀鉱に転換したことによって燃料供給量が減少したことで燃料不足が頻発するようになる。単発的な燃料の輸入は経済を更に悪化させ、国民の不満は政治の不安定化を招いた。政権が長続きせず一貫しない国内政策、遅々として進まない外交交渉、補修されない港湾設備と低下した貿易能力――国力は低下の一途を辿っていた。
615年、巨大隕石が旧都ボスフォラを消滅させた。アドリアと並ぶ連合王国の文化的・精神的な中心都市の消滅は、すでに大きく傾いていた連合王国に終止符を打った。
惑星間移住計画「ロムルス計画」(616年9月)
615年に起きた巨大隕石の衝突による旧都ボスフォラ消失は、すべてのティユリア=カレスティア人に建国以来かつてないほどの喪失感を覚えさせた。無人のクレーターと化したボスフォラを視察し、物理的・精神的な被害の大きさを目の当たりにした時の国王ヘラクレイオス2世・ティユリアは国王大権を行使した。惑星間移住計画「ロムルス計画」の発動である。
国王大権は、534年にテオドラ・ティユリア女王が発布した緊急勅令以来初めて行使された。533年食料備蓄庫消失事件の際に食料を支援した国々への御礼巡行を命じた緊急勅令は、異例中の異例であったために国民的議論を呼び、最終的に司法府に問われることになった。司法府は、国民の生命と国家の存亡危機に対して国王と議会とが連携して対処するという議会法を根拠に、国王大権の行使が合法であるとの判断をくだした。
615年のカレスティアが国民の生命と国家の存亡危機に瀕していることは、誰の眼にも明らかであった。国王の勅令を受けて、議会は超党派による惑星移住内閣を組閣し「ロムルス計画」を策定、国力のすべてを惑星移住計画の実現に充てることになった。フリューゲル脱出の先鞭をつけたかつての盟邦・普欧帝国との共同研究によって、鷲戦争が勃発した際にロストテクノロジーとなっていた宇宙移民時代の技術が再発明されていたが、費用がネックとなり実用化がなされていなかった。宇宙移民時代の技術の叡智が結集された居住艦「カレスティア・ノヴァ」の建造は急ピッチで進められた。
総力をかけて急建造された「カレスティア・ノヴァ」とその船団は616年8月に落成し、人員と資源の搬入が終わった616年9月にダルマティア地方から発艦した。フリューゲル到達から300年を経て、ティユリア=カレスティア人は再び宇宙を流浪する旅に出た。
惑星間移住船団「カレスティア・ノヴァ」イメージ |
新約神話時代(616年~???)
【ブクレシュティ新約神話】より
遠き故郷 地中の海
我らの帝国は 豊かな大地
ロムルスとレムスが築きあげし
永遠の都 希望の都
2つに離れた 鷲の印
ブクレシュティの地 再び一つに
遠き故郷 星の海
我らの王国は 美麗の島々
ティベルとユリウスが築きあげし
西の都 東の都
1つに結ばれた ティユリアの印
カレスティアの地 再び一つに
その他
- 国際友好音楽祭(614年7月)
https://www.youtube.com/watch?v=EfqGuqxoF6I
(ヴェールヌイさん有り難うございました。)
- 国際友好音楽祭(614年7月)
- 国家設定概要
東ローマ(ギリシャ)系国家。
人名や地名は、東ローマ皇帝やラテン・ギリシャ系、東欧系から創作。
政治体制は英国を参考に。
政府機関はできるだけ簡素化したいので、外交と貿易を「外政省」で。
国土開発関係は全部「内政省」で。これがリアルなら管轄広すぎると思う。
政党も簡単に、王権に対する姿勢で左右。
人工衛星名称はローマ神話から。
- 国家設定概要
- 元ネタ
カレスティア ブカレスト、ブクレシュティ ティベル ティベル川 ユリウス ユリウス・カエサル カレストノープル コンスタンティノープル + カレスティア アドリア アドリアノープル ボスフォラ ボスフォラス海峡 ルターヴァ ポルタヴァ イリュリクム ローマ帝国属州 ダルマティア パンノニア アシア ザグレス ザグレブ ロマエ ローマ クルタ クレタ島 イラキオ イラクリオン カエザリア カエサリア ドーヌ川 ドナウ川
- 元ネタ
- 成分分析
ティユリア連合王国の51%は毒電波で出来ています
ティユリア連合王国の40%はカテキンで出来ています
ティユリア連合王国の6%は気の迷いで出来ています
ティユリア連合王国の2%は成功の鍵で出来ています
ティユリア連合王国の1%は理論で出来ています
毒電波 → モデルがビザンツ帝国なのか英国なのかハッキリしない
カテキン → 実はお茶の生産が世界一(統計操作疑惑)
気の迷い → 攻撃しようか攻撃しまいか
成功の鍵 → 秋津皇国からの大規模援助
理論 → 柳腰外交()
添付ファイル: