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Re: フリューゲル異伝スレッド

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なし Re: フリューゲル異伝スレッド

msg# 1.5
depth:
1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/3 1:08
ゲスト    投稿数: 0

== Flugel Another Story vol.5 ======

「……それで、はるばるレゴリスから来たの?」

 ルティーナは呆れと哀れみの入り交じった声でレゴリスの魔術結社からのエージェントを迎えた。本物の悪魔を目の前にしてそのエージェント、エーファが震え上がる。

「はい、その。レメトゲン/Lemegetonはヴァレフォール/Valforの高貴なる夢魔たるルティーナ様のフリューゲル/Fluegelへの来訪を歓迎するとともに、好意的不干渉協定/Magic Allianceを提案し、その為…輝月/Ahura Mazdāと暗月/Angra Mainyuが重なるまでこのエーファはルティーナ様との契約大使/Human sacrificeとして云々」

 飛行機の中で一生懸命暗記したたどたどしい口上を述べる。とはいえ、その内容は今ルティーナ公爵が手にしているリーゼロッテの親書と同じであり、意味が無い。

「貴方は生贄?」

「やっぱりそうなんですか?」

「好きにして良いと書いてあるわ」

「はあ…」

 何にも良いことの無い人生だった。両親は蒸発し、施設では虐められ、就職先は完全にブラックだった。ああ、エーファ・ブルーンス13年の人生が一行で説明ついてしまった。

「そんなにがっかりしないで下さいな。ルティーナは優しいですから、痛いことは致しません。ご希望通り私の侍従として置いてあげます」

「…本当ですか」

「気持ちいいことはするかもしれません。貴方は魔女になるのだから、閨の業も覚えて損はしないでしょう?」

「で、できれば魔女よりも魔術師の方が…」

「……さて。そろそろ時間です。スオミ副王様との会談に戻らないと。エーファも来ませんか? アーネンエルベのお話が聞けるそうですよ」

※上記文書はイメージであり実際の外交に影響を及ぼしません。

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