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Re: フリューゲル異伝スレッド
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Recurring Nightmare (ゲスト, 2013/6/3 1:05)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:06)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:07)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:07)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:07)
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- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:08)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:09)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:09)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/6 0:27)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2013/6/9 21:35)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/11 0:13)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/12 19:14)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/3 21:38)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/10 22:10)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/20 1:58)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/23 19:14)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/25 0:35)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/26 23:12)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/26 23:50)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/8/14 15:54)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/9/10 21:18)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2013/9/16 2:41)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/9/24 19:42)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2013/10/13 18:29)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/10/19 0:32)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/10/30 2:54)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2013/12/17 23:36)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2014/7/1 21:21)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2014/9/6 0:57)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2014/9/12 21:50)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2017/7/4 23:35)
== Flugel Another Story vol.12 ======
「王子様。どうかルティーナを見て下さい」
ルーシェベルギアス商工博覧会!
フリューゲルに覇を唱える名だたる大国たちが、新進気鋭の新興国が、その威信をかけて自らの文化と技術を披露する祭典。
世界中から人々が集まり、物産が集まり、この歴史的とも言える催しに参加している。ルーシェベルギアスという小国は、ただこの日、この瞬間、世界の中心となった。
そしてその祭典、この公国の最重要人物、数百万人の観光者の誰もが知る、知らなくともパンフレットの表紙を飾る少女、ルティーナ・エルツ・ルーシェベルギアスはレゴリス帝国のパビリオンの一角で、帝国最新のロリータファッションに着飾っていた。
「ああ、うん。ルティーナ。似合っているよ。可愛い。僕の宝物だ」
アトリエ・ナイトメアのクラシカルコーディネート。シャーリングブラウスワンピースと、編み上げショートコルセットがルティーナを高級な愛玩人形の様に飾り立てる。
「もっと言葉の限り褒めて下さい。王子様」
衆人監視のもとで、ルティーナ公爵は愛人たる成蘭の王太子に抱きつき、腕を取り、身体を押しつけ擦り付ける。
「みんな見ていますよ。写真も取られている」
「だからこそです。ふふ、"可愛がって下さい"と言わないだけ、ルティーナも抑えているのですよ。だから……」
「だから?」
「キスしてください。全世界の女の子が羨むような」
本国に知られたら──間違いなく知られるだろう。もしかしたら新聞の一面トップになるかもしれない。だが、拒絶することも考えにも浮かばない。黒石治宗王太子は観念して腕の中の公爵を抱き寄せ、唇を重ねる。──程なくして巻き起こる歓声とフラッシュの嵐。
「あのさぁ、ムネハル。君は大国の第一王太子なんだろ」
スオミの王族にして、パルヌ伯の当主。燃えるような赤髪の青年。同じような立場であるアルフレートがあきれた口調でそういう。治宗と彼は性格が合っているとはお互いに思ってはいないが、いつの間にか話し相手以上の存在となっていた。
「見ていたのか」
「君が公爵から離れるのを首を長くしてね。おっと、僕はそういう趣味はないから安心して」
スオミのパビリオンの物陰で、二人はトナカイ肉を囓りつつ一息を吐く。我らが公爵殿下は放火テロで到着が遅れたティ・ラフィール外務部長の応対の為、治宗を解放した。
「でまあ例の話、裏、取れたよ」
「……父上の事か」
「ああ。親父さんは持って五年らしい。つまり君が成蘭王になるには、五年以内にその実力を本国に見せつけなければならない。僕は君の弟は知らないが、君は王になるべきだ」
「僕に王が務まるかな? 昔の僕は何もできず、今の僕は公爵がいなければ何もできない」
「半歩ほど前進してるじゃないか。実力なんてものは目的ができてから付ければ良いのさ」
※上記文書はイメージであり実際の外交に影響を及ぼしません。ホントです。信じて下さい。
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