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Re: フリューゲル異伝スレッド
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Recurring Nightmare (ゲスト, 2013/6/3 1:05)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:06)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:07)
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- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:07)
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- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:08)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:09)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/3 1:09)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/6 0:27)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2013/6/9 21:35)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/11 0:13)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/6/12 19:14)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/3 21:38)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/10 22:10)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/20 1:58)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/23 19:14)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/25 0:35)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/26 23:12)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/7/26 23:50)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/8/14 15:54)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/9/10 21:18)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2013/9/16 2:41)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/9/24 19:42)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2013/10/13 18:29)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/10/19 0:32)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2013/10/30 2:54)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2013/12/17 23:36)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2014/7/1 21:21)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2014/9/6 0:57)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (ゲスト, 2014/9/12 21:50)
- Re: フリューゲル異伝スレッド (レゴリス帝国, 2017/7/4 23:35)
== Flugel Another Story vol.13 ======
ルティーナ・エルツ・ルーシェベルギアス公爵が公の場に姿を現さなくなって数ヶ月が経つ。
ティ・ラフィールの亡命貴族達の首魁、イナンナ・メイスナーとの会見が最後だっただろうか。メイスナー大公家とルーシェベルギアス公爵家は遠縁に当たるという話だが、ルティーナの政治への興味は徐々に失われているようだ。
成蘭王国の黒石治宗王太子は、宮殿に引き籠もって酒色に耽る公爵を満足させつつ、スオミの貴族と共に各国の有力者と交流している。
ルティーナは成蘭王国の継承権問題についてはまだ触れてはいない。
各国で勃興する社会主義勢力など、おそらく知りもしないのではないか。
レメゲトンからの監視者、エーファ・ブルーンスは監視対象者が怠惰の陥穽に嵌まっていくのに最初眉をしかめたが、すぐに理解した。この夢魔にとって、国政も外交も長き闇の生の中のひとつの退屈しのぎに過ぎなかったのだ。
「ルティーナ様。エーファは明日15歳になるんですよ」
「あら、おめでとう。明日はお休みで良いわ」
「ありがとうございます。……ルティーナ様はお誕生日とか祝わないのですか?」
「私たちが誕生日を祝っていたらキリがないもの」
「あの、ルティーナ様の魔齢をお聞きしてもよろしいでしょうか」
「私が生まれたのは星歴4022年のヴァレンティアのリオーヌだから。自分で計算して」
「せ、星歴ですか…グレゴリオ暦ではなく?」
「うん……惑星ルヴァースで帝国千年祭をやった覚えがあるから、最低でも一千歳かしら」
「……想像を絶しています」
「永く時を生きていても、私は物知りとかじゃないの。記憶は直近の数十年しかないから。ヴァレンティアのことも、ルヴァースのことももう思い出せないし、私の名前が本当にルティーナだったかもわからない。多分居たと思う無数の恋人たちのことも」
「……ねえ、あの子はまだ?」
「まだです。政務で忙しいのですって」
「早くあの子が欲しいわ。抱きしめてキスして、虜にして堕落させたいの。快楽に溺れさせて愛を誓わせて、可愛がってあげたいの」
「治宗王太子はよろしいのですか」
「いいのよ。平等に愛してあげるから」