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ハイネセル・タイムズ  レゴリス帝国最大の発行部数を誇る有名新聞。発行者はレゴリス総合報道。
6月 19 (日曜日) 2016
【政治】ハルデンベルク社会民主党党首が総統選挙に勝利ほか 23:03  レゴリス帝国 
【政治】ハルデンベルク社会民主党党首が総統選挙に勝利

 655年12月11日、第19回総統選挙(直接選挙化後では12回目)と第56回レゴリス帝国議会下院選挙が行われ、総統選挙においては13日の第2回投票にてレゴリス社会民主党の総統候補者、マンフレート・ハルデンベルク党首が得票率で53.1%と過半数を得た為次期総統へと選出され、下院選挙ではレゴリス社会民主党が議席の過半数を得て大勝しました。

 今回の第19回総統選挙では計3名の候補者が出馬を表明。レゴリス保守党の久本寺森羅副総統兼財務相、レゴリス社会民主党のマンフレート・ハルデンベルク党首、無所属のアイリーン・サイアーズ女史の三つ巴の戦いとなりました。



各候補者一覧



 久本寺候補とハルデンベルク候補が従来通りの主張を行う中、サイアーズ女史は「我が国は世界の警察のような真似をする余裕は無い」「介入主義的姿勢が自らの首を絞める結果を招いた」等と従来の主張とは違った孤立主義的な主張を行い、主にレゴリス保守党政権に不満を持っていた保守層の支持を得ることに成功。結果として11日に行われた第1回投票にて保守票が割れ、ハルデンベルク候補が40.5%、サイアーズ候補が35.3%、久本寺候補が24.2%という結果となりました。これにより得票率最下位の久本寺候補が抜け、ハルデンベルク候補とサイアーズ候補による第二回投票(直接選挙化後では初めて実施)が13日に行われました。結果は前述の通りハルデンベルク候補が53.1%で勝利し、サイアーズ候補は46.9%という高得票率を得ましたが残念ながら当選しませんでした。

 第56回レゴリス帝国議会下院選挙に於いては総統選挙で保守層の票が割れた影響によりレゴリス保守党が議席数を263から179に減らし大敗。レゴリス保守党寄りであったゾロアスター民主党も51議席減らし大敗しました。対するレゴリス社会民主党はレゴリス共産党の大半を事前に吸収していたこともありますが321議席を獲得し大勝しました。

 その後15日に総統就任式がブリンストの総統官邸にて行われ、正式にハルデンベルク候補が第19代レゴリス帝国総統に就任しました。総統就任式の就任演説においてハルデンベルク総統は「レゴリス保守党政権時代、様々な政策が行われ帝国を更に発展させようと試みてきていました。私はそういった政策のの良い点は継承するつもりですが、悪いところまで継承するつもりはありません」と述べ、社会保障の更なる充実等の政策を真摯な態度で実行していくとしました。

 総統就任式終了後にはハルデンベルク政権の閣僚らを公表し、初めての閣僚会議が行われました。公表された閣僚名簿は以下の通りです。



総統 マンフレート・ハルデンベルク(レゴリス社会民主党)

副総統兼外務大臣 アレクサンドラ・フーデマン(レゴリス社会民主党))

内務大臣 レオンハルト・ハーゼンバイン(レゴリス社会民主党)

国防大臣 早霜寿子(無所属・退役海軍上級大将)

財務大臣 ローラント・アウフレヒト(レゴリス社会民主党)

農政大臣 エルヴィーラ・メンゲルベルク(レゴリス社会民主党)

通商産業大臣 パウラ・フェルレーア(無所属)

文部大臣 ベルノルト・イェーガー(レゴリス社会民主党)

法務大臣 エルフリーデ・コルヴィッツ(レゴリス社会民主党)

運輸大臣 フリッツ・マイスナー(レゴリス社会民主党)

科学技術大臣 ソフィア・ミラネージ(無所属)

総統官房長官 リリー・ハルデンベルク(レゴリス社会民主党)



 長きに渡るレゴリス保守党政権を終わらせたレゴリス社会民主党・ハルデンベルク政権の今後が注目されています。





【政治】レゴリス帝国、建国350周年を迎える







(写真上:ガストン・ホルスマン記念広場を行進する第1山岳猟兵師団の将兵ら)

(写真中:ガストン・ホルスマン記念広場上空を飛行するPe-1H戦略爆撃機ヤタガラス、Pe-4戦略爆撃機バズヴ、Pe-9ステルス戦略爆撃機ネヴァン)

(写真下:ガストン・ホルスマン記念広場に向け飛行するLe-19ノスフェラトゥ、Le-22ヴリコラカスの編隊)



 フリューゲル歴657年8月16日、レゴリス帝国は建国から350年という記念すべき日を迎えました。

帝国ではこの日は建国記念日に指定されています。何故ならば、旧ノルスモール連邦からレゴリスが解放され、我が帝国が建国された記念日であるからです。建国記念日は帝国の全ての都市では記念式典が催され、パレードが行われています。その中で最も盛大な記念式典は、首都ブリンストのガストン・ホルスマン記念広場で挙行されました。

 ガストン・ホルスマン記念広場では、まずマンフレート・ハルデンベルク総統を始めとした帝国要人や各国来賓等の方々が入場し、次にレゴリス帝国軍の将兵らが隊列を組んで入場し、広場に整列しました。次に国防相である早霜寿子退役海軍上級大将が入場し、通りの中央に陣取った中央軍管区司令官の藍染奏介陸軍上級大将と相対し、藍染陸軍上級大将が記念式典の準備完了の旨を報告しました。報告を受けた早霜退役海軍上級大将が藍染陸軍上級大将と共に整列したレゴリス帝国軍の将兵らを閲兵・激励し、レゴリス帝国軍の最高司令官であるマンフレート・ハルデンベルク総統に将兵らの準備が整ったことを報告しました。報告を受けたハルデンベルク総統は演壇に立ち、式典の参加者、来賓、全てのレゴリス国民に向けて、次のように演説しました。



「敬愛なるレゴリス国民の皆さん、退役軍人の方々、来賓の皆様、我らが兵士、水兵、軍曹、曹長、准士官、准尉の皆さん、将校、将官、提督の皆さん、建国記念日おめでとう。ノルスモールに大勝利し、レゴリスが解放されたこの素晴らしい栄光の日を受け、皆さんを祝福します。



 299~307年の祖国解放戦争における歴史的勝利から350年の歳月が過ぎました。8月16日は目に涙を浮かべながら迎える祝日であり、ノルスモールから祖国を解放し、統一された帝国を建国した国民の不朽の偉業の象徴です。この日は今も、そして未来においても永遠に、自由と人間の尊厳と自分の運命を自ら決める権利を守るため、彼らが成し遂げた自己犠牲と英雄的行動の象徴であり続けます。この建国記念日は私達の祖国解放戦争の記念日であり、建国の日ではありますが、それと同時にノルスモールと戦ってきた全ての人々の勝利の日であり記念の日であります。そういった先人らから受け継いだ私達の気高い心や真実をこれからも守っていかなければなりません。



 さて、350年前の今日、307年8月16日、レゴリスに於いて、帝国の歴史上最多となる犠牲者を出した戦争が終結し、敗北したノルスモールを併合して我が国が建国されました。この戦争はレゴリスを虚栄と悪徳が蔓延ったノルスモールから解放するための戦争でした。ノルスモールを打破し、この戦争で偉大なる勝利を遂げることができたのは、レゴリスに暮らす全ての国民が全力で頑張り、英雄的な行動をしたからに他なりません。戦場では自らの身をかえりみず戦い、後方では前線を全力で支援するためにひたむきに働きました。また、私たちは、当時の支援国であった天鶴帝国やノイエクルス連邦が共通の勝利のために果たした貢献を、特に戦争末期に於ける外交面での貢献を高く評価しています。今では天鶴帝国は崩壊し、ノイエクルス連邦とは491年戦争で矛を交えましたが、当時のレゴリスに対する貢献を私達は忘れないでしょう。そういった国民らの献身と支援国による貢献により、我がレゴリス帝国軍は現在のレゴリス州、ハイネセル=エルネスティア州、スリューフェン州、アグンセラ州にあたる領土をノルスモールの占領から解放し、またノルスモールの腐敗した体制のためにレゴリス国民に劣らず苦しんだノルスモール国民を解放することに成功しました。



 然しながら、ノルスモールに対する勝利の裏には、数多くのレゴリス国民の犠牲があります。祖国解放戦争では100万人以上のレゴリス国民が命を落としました。その内半数はノルスモールの行き過ぎた占領統治による犠牲者です。そして、戦場においてはレゴリス州の戦地で2万人以上のレゴリス帝国軍兵士と将校が命を落とし、ハイネセル=エルネスティア州では15万人、スリューフェン州で3000人、アグンセラ州で1万人のレゴリス帝国軍将兵が亡くなりました。ハイネセル市街戦だけであっても2万人以上の兵士と将校が、そしてレゴリス帝国への支援のために派兵して下さった天鶴帝国軍、ノイエクルス連邦軍の将兵らも凡そ5000人が命を落としています。私達はそういった犠牲になった国民、軍人らの子孫です。従って、亡くなった彼らに誇れるような相応しい人にならなければなりません。ですから、この戦争で亡くなった方々を追悼するため、1分間の黙祷を捧げたいと思います。



 祖国解放戦争に参加した軍人や国民は建国記念日の英雄です。彼らの行動がその後の世代の多くの命を救ったのです。彼らは前に進む勇気を示してくれました。今日、彼らの曾孫が、玄孫がその伝統を引き継ぎ、自らの国の繁栄のために働き、愛国精神を持って尽くし続けています。我が国の繁栄のために、私達のレゴリスの繁栄のために尽くしています。その結果が現在の我が国の繁栄であり、世界に冠たる我がレゴリス帝国を維持し続けられている原動力の1つなのです。



 然しながら、世界に冠たる我がレゴリスは、自ら1人の力だけではその繁栄を残念ながら維持できません。我が国が商業国である以上、資金を生み出すには商品が必要ですが、その商品を生産する余力は我が国にはなく、また各種資源においても同様です。それらが無ければ崩壊しかねない脆い私達の国には常に寄り添い、時に助けてくれる友人が必要です。その友人の筆頭であったのが嘗て我が国と永久の契りを交わした盟邦、ミッドガルド帝国です。彼の国は我が国の前身の前身であるレゴリス首長国連邦時代から関係が続く数少ない古い親友であり、アースガルド条約機構、永久同盟といった組織で共に銃を取り数多もの戦役で戦った戦友でありました。残念ながら、彼の国は637年に崩壊し、我が国をも凌ぐ凡そ4世紀に及ぶ歴史に終止符を打ちました。そのかけがえの無い盟邦を我が国は失いましたが、他の盟邦、ウェールリズセ連邦共和国や成蘭連邦王国、フリュー第二帝政やロムレー湖畔共和国等の様々な国家が『帝国最古にして最大最強の盟邦』を失った我が国を支え続けております。私達はそういった繁栄を支え続けている数多の国家に対して、感謝せねばならないでしょう。



 昨今、我が国を取り巻くフリューゲル情勢は、トロピコ共和国による虐殺事件からの一連の問題が解決したことにより、一見安定しているように見えます。が、一方で軍事衛星の相次ぐ打ち上げ、新たな軍事機構の発足、全世界の総砲弾数の大幅な増加等、今までとは別の視点からフリューゲル情勢を眺めてみると、その不穏さは嘗てより増しているとも言えるでしょう。予てより永久同盟崩壊後の我が国を守るために、私達はENECの一部加盟国との間で締結されたPDECや、主要な国々の首脳が集まり国際問題等について話し合うソサエティを成立させ、ソサエティ内で採択され成立した国際条約であるアズリール条約を作り出す等、様々な面に於いて努力を重ねてきました。然しながら、残念なことにこれらの努力だけではこの不穏さから我が国を守り、そしてフリューゲルの平和と安定を維持する事は難しいと言わざるを得ません。従って、我が国は更なる安全保障等の政策を打ち出さなければならないでしょう。帝国国防方針に基いて作られた645年-675年の国家軍事整備計画の実施は元より、更なる安全保障環境の強化、同盟国の防衛力の強化の支援等が具体的なものとして挙げられるでしょう。我が国の軍事力強化について反対する方もいるようですが、私達は武力を防衛のために用い、新たな平和なメカニズムを確立するために強化しているのです。我が国の軍事力は云わば戦争を防ぐための抑止力であり、これが存在することによってフリューゲルの平和と安定を維持するための力が得られているのです。その力を強化することは正当な事と言えるでしょう。つまり私達はフリューゲルの平和と安定を維持する為に努力しているのです。もし仮にフリューゲルの平和と安定を乱し、世界を一極化しようとする強引な勢力が存在しているのであれば、我が国はそのような勢力を許容する事は無いでしょう。だからといって我が国は最初から対話の姿勢を放棄するつもりはありません。対話という外交努力によって問題を解決させられるのであればそれに越したことはないのですから。ですが、そもそも相手が対話のテーブルに着く気が無いのであれば我が国はフリューゲルの平和と安定を維持するために血を流すことも厭いません。それが嘗ての偉大なる先人らが自らの行動を以って示した事であり、今の我々が受け継いでいる気高い心や真実なのですから。

偉大な勝利、そして建国の日おめでとう。レゴリスに栄光あれ。万歳!」



ハルデンベルク総統が演説を終えた直後に、レゴリス帝国軍将兵が万歳三唱を行いました。

 万歳三唱後には国歌である『世界に冠たる我がレゴリス』が軍楽隊によって演奏され、国歌演奏終了後にレゴリス帝国軍の軍歌や行進曲が演奏され、中央軍管区司令官である藍染陸軍上級大将を先頭にレゴリス帝国軍がパレードを行いました。パレードにはレゴリス帝国軍の全軍種の代表部隊や兵器が参加しました。続いてパレード終了後にレゴリス帝国陸軍・海軍・空軍による航空機の編隊飛行が行われ記念式典の幕を閉じました。輸送ヘリコプターから始まり、攻撃ヘリコプター、Pe-1H戦略爆撃機ヤタガラスとPe-4戦略爆撃機バズヴと正式採用が決まったPe-9戦略爆撃機ネヴァンやステルス戦闘機Le-22ヴリコラカス、そして正式採用が決まった最新鋭ステルス戦闘機Le-35ヴルコラク等が

ガストン・ホルスマン記念広場の上空を通過しました。そして、曲技飛行隊スカーレットマイスターズが記念広場上空に噴煙で帝国のシンボルたる五稜星を描いて締めを飾りました。

 記念式典には、ヴェルトミュラー前総統やヴォルケンアンザムルング元総統を始めとした帝国の政府要人の他、多数の各国からの来賓が臨席しました。



【建国記念式典に御臨席いただいた各国来賓】



成蘭連邦王国 黒石治憲国王夫妻両陛下

ヴェールヌイ社会主義共和国 ドミトリー・カシヤノフ首相閣下

カルセドニー島共和国 リヨネ・アメシスト大統領閣下 リヨナ・クリソプレーズ外務委員長閣下

石動第三帝国 足利滿子大御所殿下 足利持子将軍殿下 二条基子外務卿閣下

西岸州独立連合共和国 アブドゥラー・エルアルタン統一国民代表閣下 レヴォン・セルベカリャン統一外交委員長閣下

アルドラド帝国 クリストフ・レハール外務大臣閣下

コーデクス共和国 ドミニク・キゲリ・アニウェタ行政局長官閣下 ドナルド・ワインバーガー外務局長官閣下

テークサット連合 スレタンゴール・テンク・アミール・シャー連合国王陛下 アンヴァード・イズレン首席大臣閣下

ヨリクシ共和国 ファギム・クルシャード首相閣下 マクサリー・ウジュン外務大臣

アルビオン連盟王国 アルトリウス1世女王陛下、カンバーランド公フィリップ王配殿下

ウェールリズセ連邦共和国 シュネー・シルヴェストリ大統領

ヘルトジブリール社会主義共和国 アーデルハイト・ジブリール国家評議会議長 ゼルマ・アズリール国家評議会副議長

昭栄国 郡記皇太子殿下 機論首相閣下

トリヴェント連邦 三脳会議議長閣下 外交長閣下

トルキー社会主義共和国 メフメト・セキ首相閣下

ゼビーリャ自由共和国 エドムンド・モランテ・ミラネス大統領閣下

ヴァノミス連邦 ベアルフ・エルウッドヴァノミス国王陛下

ノホ・ヘレコ連邦 アリタリア・カル族長会議議長閣下

和寧第二帝国 朴永華皇太姫殿下 洪仁秀丞相閣下 金忠義礼曹判書閣下

エルツ帝国 グラッスス首相閣下

アリア連邦 大統領閣下

タヂカラオ国 ジェームズ・D・バルト大統領閣下

ボアーズィチィ合州国 統一首相閣下

ストリーダ王国 マグダレナ・ローゼッカー首相閣下

エーラーン教皇国 ゾロアスター3世教皇聖下

フリュー第二帝政 セルヴィナ・アンドロポフ・ユリスキー元帥閣下、ロコルフ・パトリエチェス・エゴノフ元帥閣下

ロムレー湖畔共和国 オロール・オーブ・トリベール中央議会議長閣下





【政治】ウェールリズセ連邦共和国大統領シュネー・シルヴェストリ女史、上下院合同会議にて演説を行う

 建国記念式典終了翌日の17日、帝国議会上下院合同会議にて建国記念式典に参加したウェールリズセ連邦共和国大統領、シュネー・シルヴェストリ女史が演説を行いました。シルヴェストリ大統領の演説は以下の通り。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 歴史的に非常に重い意味と意義を持つ、レゴリス帝国350周年という節目に、私、シュネー・シルヴェストリに連邦政府代表として上下院合同会議で演説する栄誉を賜りましたことを光栄に思いますとともに総統閣下を始めとする政府の皆様方、また議員の皆様方、そしてレゴリス帝国の国民の皆様方に厚く御礼申し上げます。



 我が国が建国されたのはフリューゲル暦586年のことでした。それからすでに半世紀以上が過ぎ、その年月と共に、レゴリス帝国と、我が国との平和的・友好的関係は、相互の弛まぬ努力によって強化されてまいりました。平和友好条約の締結を契機に、相互の経済的協力は深化され、また足柄海軍元帥を始めとする海軍顧問団が派遣されたことによって、ウェールリズセ海軍は急速に近代化し、両国の軍が小規模なれど、交流を兼ねて軍事演習を執り行う機会も設けられるようになりました。そして、その友好関係は先のヴァノミス問題において試練の時を迎えました。永久同盟と新興諸国経済理事会が、相互に緊密な提携を行うに際して、レゴリス帝国と、我が国との平和友好関係が、少なからず貢献したことは誰もが認めるところであります。ヴァノミス問題は現在においても、少なくない火種を抱えております。しかしながら、先の世界大戦の危機最中においても、関係国の秘密裏の、心ある交渉によって、大戦は避けられました。この点につきまして、最大の貢献者は当時のリーゼロッテ・ヴェルトミュラー総統と始めとして、レゴリス帝国外交に携わった全ての関係者である事は、疑いようもありません。心より賛辞の言葉と、平和の実現者、紛争の調停者としてのレゴリス帝国に最大限の敬意を表します。この他、トロピコ問題に関しまして、これを解決することに三年以上の歳月がかかりましたが、その中にあたっても主体的な軍事行動を行い、かつ有志連合各国間の軍事的提携を推し進めたレゴリス帝国の指導力にも敬服するものであります。



 さて、レゴリス帝国と、我が国が今後共有し得る未来において、相互の関係において、在るべき姿を、一つの提案、視点として、数点お話させていただきたく存じます。

 まず一つに、我々はソサエティというフリューゲルの――ある種において、理想的かつ、地球人類がフリューゲルに降り立ってから過去数百年の歴史において、もっとも優れた、何人にもなし得なかった国際協調の場を主導的に形成したという点です。これは誤解を恐れずに云わせて頂くのであれば、試金石であります。地球に遡り、嘗ては1776年のカーペンターズホールの宣言に始まり、ラ・ファイエットらによって示された1789年のいくつかの原則を尊重し得る国々――民主主義、法の支配、基本的人権の尊重――そして、自由、平等、友愛。こういった価値観を共有し得る国々。現ソサエティ参加国の全てが、こうした点を概ね共有し得る国々であると認識しております。今のところ、国際社会には静かに、穏かで、しかし不気味な風が吹いています。私達は忘れてはなりません。いついかなる時にでも、一つの蝶の羽ばたきでさえも、大きな嵐を呼び起こしうるのです。そういった嵐の中で、ただ一人で、孤独に耐えるのはあまりにも厳しいものであります。ソサエティはその点において、迫り来る嵐にどう立ち向かっていくのか、という点を考えていくこととなるでしょう。常に高度かつ、難しい選択を迫られることになります。各国の国益を調整し、かつそれが国際社会に資するように――。バラバラの舵取りでそれぞれの国が嵐に立ち向かったのでは、生き残る国は少ないでしょう。生き残ったとしても、ひどく傷ついているやもしれません。しかし私達は人間であり、嵐の被害を最小限に食い止めるために、知恵を出し合うこともできるのです。そしてそれは、国際社会に吹き荒れる嵐に対しては、有効に作用し得ます。



 ソサエティという会議は、そのためにあるのではないかと、我々は考えております。そしてその中において、レゴリス帝国という船と、その船の船乗り、つまり国民の皆様は、350年という歴史の中で培った経験、知恵があります。嵐に立ち向かうための最適解を導く事が出来る、数少ない船であり、熟練の船乗りです。我が国としましては、レゴリス帝国が今後もソサエティにおいて、主体的かつ効果的な行動を起こすことが、非常に有益であると考えておりますし、諸外国もこれには頷くところでありましょう。



 しかしソサエティにも限界あります。真に困難が迫ったとき、各国が同じ方向に舵を取り得るとは限らない。別々の航路を画かなければならないときもあるでしょう。その時に、我々が切ることの出来るカードの一つが、先のトロピコに対する懲罰における戦略的提携の一つの前提であるフリューゲル暦650年のアゼロティータにおいて示された、新興諸国経済理事会・レゴリス帝国間の相互防衛に関する取極こそが、最も効果的かつ有効に作用し得るでしょう。我が国としてはソサエティに並んで、最適解に近しく、最も効果的なものであると考えております。無論、嵐に対する過剰な対応は、かえって嵐の激しさを増すことも考えられます。大事なことは、我々はこういった環境を整えているということです。最上の環境はすでに整い、この環境をいかに活かすが問われています。最小限の行動で、最大の成果を出すことこそが、国民から信託された政府にとっての至上命令であります。国民に害を及ぼし得る危機を顕在化させてはならないのです。



 今後、レゴリス帝国と我が国は、共通の課題に数多直面することとなるでしょう。その中で、今回触れさせて頂きました事柄につきまして、必ずしも縛られる必要はないにせよ、しかし心に留めておくことが必要です。一方がこれを忘れてしまったとき、もう一方は待ったをかける。共通の危機を認識しながらも、その時に取るべき手段に、無条件の肯定ではなく、誤りに対しては異を唱え、最善の道を選び取る。これこそが真の友好的関係であり、戦略的パートナーとしての要件の一つであります。



 レゴリス帝国の国民を代表する賢俊なる議員の皆様方。350年という歴史の重みと誇りを、レゴリス帝国には持ち続けて頂きたいと、私は切望しております。世界の一つの安定の要であって欲しいとさえ思います。レゴリス帝国はそれが出来る国です。この要が失われたとき、フリューゲルは死の星に変わってしまうでしょう。その要を支える国として、またその荷を共に担ぐパートナーとして、我が国が在り続けることが出来ればと、私などは願ってやみません。無論私達だけではありません。ソサエティもPDECも、世界が平和と秩序を保っていくために、必要とされることを共に行う事が出来、共に荷を背負うに足り、かつ信頼出来る国々の集まりです。共に今後100年、いえ200年、1000年先――子孫代々まで、受け継がれ、語り継がれるものの、始まりを築き上げましょう。私達には十分出来ると、確信しております。ありがとうございました。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 この演説を終えた直後に上下院の議員は全員起立し、シルヴェストリ大統領に対して拍手を送りました。またハルデンベルク総統も演壇から降りたシルヴェストリ大統領と固い握手を交わし、上下院合同会議終了後には総統官邸での昼食会に招待し昼食を共にしつつ首脳会談を行う等、ウェールリズセ連邦共和国との友好関係を内外に改めて示すものとなりました。





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発行日:658年12月初旬(23722期)
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