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ハイネセル・タイムズ  レゴリス帝国最大の発行部数を誇る有名新聞。発行者はレゴリス総合報道。
1月 25 (月曜日) 2016
【軍事】足柄真瑠璃海軍上級大将らウェールリズセ連邦共和国海軍軍事顧問団帰国。ヴェルトミュラー総統自ら叙勲する 22:15  レゴリス帝国 
軍事】足柄真瑠璃海軍上級大将らウェールリズセ連邦共和国海軍軍事顧問団帰国。ヴェルトミュラー総統自ら叙勲する

 634年3月31日、ウェールリズセ連邦共和国海軍に軍事顧問団長として派遣されていた足柄真瑠璃海軍上級大将ら58名がおよそ18年近くに及ぶ任務を終え、レゴリス帝国に帰国しました。帰国した足柄海軍上級大将ら軍事顧問団はレゴリス帝国軍統合作戦本部に向かい、帝国軍の事実上のトップたる統合作戦本部総長、ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セリューニン陸軍元帥に帰還の報告を行いました。報告後にはセリューニン陸軍元帥らと共に総統官邸に直行。リーゼロッテ・ヴェルトミュラー総統による帰還記念式典に出席しました。ヴェルトミュラー総統は足柄海軍上級大将を始めとした軍事顧問団団員らに「17年と4ヶ月に及ぶ同盟国の軍育成という任務、大変ご苦労でありました。大変な苦労などもあったでしょうが、それを糧に、諸君らの新たな栄達を望みます」と労いの言葉を掛けられました。また、特に功労があった数名に勲章などが授与され、特に団長を務めた足柄海軍上級大将には柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士五稜星章の授与と海軍元帥への昇進が言い渡され、総統自ら元帥の証たる元帥杖を手渡されました。

 足柄海軍元帥は式典後の記者会見の場に於いて「2日連続で元帥杖を手渡されるとは思っていませんでした。この粋な計らいをされたヴェルトミュラー総統閣下に感謝致します」と述べ、記者からの「ウェールリズセ連邦共和国海軍は、足柄海軍元帥らが来る前より強くなったのでしょうか?」という質問については、「ウェールリズセ連邦共和国海軍は嘗ては三流以下でしたが、今では我が国やエルツ帝国海軍等といった一流の海軍の仲間入りを果たしたと考えております。」とした上で、「ウェールリズセ連邦共和国海軍は今後も更に強くなってゆくでしょう。何せこの私が育てた海軍なのですからね」と答えました。

 足柄海軍元帥らウェールリズセ連邦共和国海軍軍事顧問団のメンバーはウェールリズセを出国する前日の同国の歓送式典でも同様に一部団員に勲章が同国大統領のミハイル・スウィトナー氏より手渡されており、特に団長であった足柄海軍元帥は名誉市民権と、外国人では初めてのウェールリズセ連邦共和国海軍名誉元帥号を授与され、スウィトナー大統領自ら元帥杖を手渡される栄誉に預かっており、足柄海軍元帥が元帥の階級を受け取るのはレゴリス帝国で二回目となりました。





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【軍事】レゴリス初の原子力空母アルフレッド・F・レゴリス退役する



発行日:634年5月下旬(22839期)

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1月 24 (日曜日) 2016
【政治】第16回総統選挙行われる。レゴリス保守党ヴェルトミュラー現総統代行が当選へほか 21:46  レゴリス帝国 
【政治】第16回総統選挙行われる。レゴリス保守党ヴェルトミュラー現総統代行が当選へ

 634年3月18日 、第16回総統選挙(直接選挙化後では9回目)が行われ、第1回投票にてレゴリス保守党の総統候補者、リーゼロッテ・ヴェルトミュラー現総統代行が得票率で69.8%という圧倒的な得票を得た為次期総統へと選出されました。今回の第16回総統選挙では計2名の候補者が出馬を表明。レゴリス保守党のリーゼロッテ・ヴェルトミュラー現総統代行、レゴリス社会民主党・レゴリス共産党連合のアレクサンドラ・フーデマン党首の一騎打ちとなりました。

各候補者らの一覧は以下の通り。



そして、投票の結果、前述の通り第1回投票にてヴェルトミュラー総統代行が得票率で69.8%という圧倒的な得票により次期総統へと選出されました。一方のアレクサンドラ・フーデマン党首は得票率で30.2%で2位となり、残念ながら次期総統には選出されませんでした。

次期総統へと選出されたヴェルトミュラー総統代行は会見を開き、「帝国は今困難に接しています。が、それを乗り越え、昔から続く繁栄を崩さない政治を行いたい」としました。



【政治】総統就任式行われる。ヴェルトミュラー政権発足へ

 634年3月30日、レゴリス帝国総統就任式がブリスントの総統官邸の紫水晶の間、翡翠の間、琥珀の広間で挙行されました。就任式ではまず儀仗兵によって守られつつ2つの総統旗と総統勲章、レゴリス帝国憲法の特別写本が運ばれました。また、リーゼロッテ・ヴェルトミュラー新総統やアプリル・ヴォルケンアンザムルング旧総統に先立ち、コンラート・クプファー帝国議会上院議長、カタリーナ・バルシュミーデ帝国議会下院議長、ヨーナス・トゥーマン帝国憲法裁判所長官や、立会人として招かれた各界の有力者や国民らが先に入場しました。

 一方、ヴォルケンアンザムルング旧総統は夫のヴォルケンアンザムルング海軍元帥に車椅子を押された状態で総統連隊をバルシュミーデ広場に召集し最後の閲兵を行いました。その一方で、ヴェルトミュラー新総統を乗せた車が総統官邸に到着するとマルティン・ヘルダーリン総統連隊連隊長が就任式の準備が整ったことを宣言し、ヴェルトミュラー新総統を総統官邸に招き入れました。それとほぼ同時に総統連隊の閲兵を済ませたヴォルケンアンザムルング旧総統は就任式会場に姿を現し、ヴォルケンアンザムルング旧総統の歓迎を受けながら、ヴェルトミュラー新総統が会場に登場しました。

紫水晶の間、翡翠の間、琥珀の広間をヴェルトミュラー新総統は『ニーベルンゲン行進曲』と共に進まれました。

 ヴェルトミュラー新総統が就任式の行われる演台にあがると、ヴォルケンアンザムルング旧総統が総統勲章と憲法の特別写本が載せてある宣誓台にてヴェルトミュラー新総統へのあいさつの演説を行いました。ヴォルケンアンザムルング旧総統は演説にて「ヴェルトミュラー女史に職務を引き継ぐのは私の喜びとする所です。彼女は強い指導力と経験を持つリーダーであり、多くの市民の支持を受けているからです。ヴェルトミュラー女史の総統の職務、国家と国民のために働く仕事の成功を願います」と会場の立会人や国民らに向け語りました。

 それが終わるとトゥーマン帝国憲法裁判所長官がヴェルトミュラー新総統が憲法第82条第2項によって総統就任の宣誓を行うこと。宣誓の文言(以下)は憲法で定められていることが表明されました。この後にヴェルトミュラー新総統は憲法の特別写本に手を置き宣誓を行いました。「私はレゴリス帝国総統としての責務を果たす上で、国民の権利と自由を尊重し保護すること、レゴリス帝国憲法を遵守すること、国家の主権と独立、安全と保全を守ること、そして国民に忠実に奉仕することを誓います。」宣誓が終わると、トゥーマン帝国憲法裁判所長官が「リーゼロッテ・ヴェルトミュラーがレゴリス帝国総統に就任したことをここに宣言する」と延べ、レゴリス帝国の国歌、『世界に冠たる我がレゴリス』が歌唱されました。そのさなかには総統旗が総統官邸の屋根の旗竿に掲揚されました。

 その後に、ヴェルトミュラー新総統による最初の就任演説が行われました。



「 尊敬するレゴリス国民の皆さん!親愛なる皆さん!

 レゴリス帝国総統に就任するにあたり、祖国に対して自らが負うあらゆる責任を理解しています。これまでもそしてこれからも、私にとって何よりも勝るものは、祖国の利益、安全、そして国民の幸福なのです。何千万人ものわが国民の信任に沿うため私は何でもします。祖国に奉仕すること、国民に奉仕することが、私の全人生の意義であり自分の義務であると考えています。その国民に支持されることが、最も複雑困難な課題を解決するための激励となり、また支援となるのです。

 我々は大きく困難な道を共に歩んできました。己を信じ、己の力を信じ、国を強くし、超大国としての威厳を得ることが出来ました。世界は新たなレゴリスを目にしました。これは我らが国民の努力の結晶であり、一人一人によって積み重ねられた労力の結晶なのであります。今日、我々のもとには前進と創造に必要なものがすべて揃っています。それはすなわち行動力があり発展しつつある国家、

強固な経済的社会的基盤、積極的で責任感のある社会です。そこにはアプリル・ヴォルケンアンザムルング女史の大きな功績があると私は思います。彼女の総統在職期間は、国の発展の継承と安定性を保証し、我々の生活があらゆる方面で発展させるためのさらなる刺激を与えてくれました。彼女の眼前には困難で非常に難しい課題が立ちはだかっていますが、私は彼女の成功を祈ります。

 今日、我々は国家発展の新しい段階へと進みます。我々に求められているのは、基本的に異なるレベル、異なる質、異なる規模の課題を解決することです。この数年はレゴリスの運命を数十年先まで決定づけることになるでしょう。そして我々全員が理解しておかねばならないことは、次の世代の人生、国家や国民の歴史的展望が、まさに今日の我々にかかっているということです。新しい経済と現代的生活水準の建設を実現し、国民の保護とレゴリスの家族の支援に努め、新たな安全保障体制を根気よく構築し、現在の我が国の繁栄が今後も維持できるか否かにかかっているのです。

 我々が一体となり、国民が団結し、祖国を敬い、レゴリスの民主主義、憲法、自由をゆるぎないものとするならば、我々はその目的を達することができるでしょう。各人の生活改善を望む心が、国全体の繁栄のために行われる共同作業において結実するよう、国家運営や議題作成に国民の参加を拡大することも必要です。

 我々が古来からの文化と精神的伝統の強固な土台に立脚し、327年の長きにわたる歴史と我々の生活の精神的基盤を絶えず築いてきた価値観に基づくならば、そして我々各人が良心に従って、祖国や近親者への信頼と愛をもって生きるならば、子供たちの幸福や両親の福祉に気を配るならば、我々は必ずや成功を手にすることができるでしょう。

 各人が自由を享受し、才能、努力、実力の発揮の場を持てるような民主的な国で生きることを我々は望み、またそれを実現するのです。我々は信頼できる、開かれた、正直でわかりやすいパートナーとして世界で尊敬されるような、好調なレゴリスで生きることを望み、またそれを実現するのです。私は我々共通の目的と理想の力を信じています。国を変える我々の決断力を信じています。国民の団結した行動力を信じています。自由、真実、公平を求める心を信じています。我々は将来の試練、そして将来の構想実現にむけて準備ができています。レゴリスには偉大な歴史があります。同じく偉大な未来もあるのです。我々は信念を持って、誠心誠意取り組みましょう。ありがとう!」

演説が終わると総統連隊によって帝国軍のヴェルトミュラー新総統への忠誠を示す31発の礼砲が放たれました。

 ヴェルトミュラー新総統はヨハン・ゴットフリート・ピーフケの『プロイセンの栄光』が流れるなか総統官邸を後にし、ヴォルケンアンザムルング旧総統と共にバルシュミーデ広場で総統連隊の閲兵式に臨み、これを以って総統就任式は終わりました。

 総統就任式終了後にはヴェルトミュラー政権の閣僚らを公表し、初めての閣僚会議が行われました。公表された閣僚名簿は以下の通りです。

総統 リーゼロッテ・ヴェルトミュラー(レゴリス保守党)

副総統兼財務大臣 久本寺森羅(レゴリス保守党)

外務大臣 マルグリット・スリューフェン(レゴリス保守党)

内務大臣 南方行雄(レゴリス保守党)

国防大臣 ターニャ・ディブリーク(無所属・帝国元帥)

農政大臣 ベルンハルト・アーメント(レゴリス保守党)

経済産業大臣 パウラ・フェルレーア(無所属)

文部大臣 セシリア・アルヴィドソン(レゴリス保守党)

法務大臣 エトヴィン・アウラー(レゴリス保守党)

運輸大臣 リージヤ・ペトロフスカヤ(レゴリス保守党)

科学技術大臣 ソフィア・ミラネージ(レゴリス保守党)

総統官房長官 ヴェルナー・ディットリヒ(レゴリス保守党)

 また、ヴェルトミュラー新総統は閣僚会議後初めての記者会見を行い、以下の様な発言を残していきました。

「レゴリス帝国は史上類を見ない危機に瀕しています。それは盟邦ミッドガルド帝国の崩壊に端を発する、帝国の安全保障環境、並びに経済環境の崩壊です。彼の国と我が国は数百年に渡る共存共栄の仲にありましたが、その一方が崩壊しつつあるのならば、我が国はその仲を切り捨てる必要があります。無情にも思えますが、我が国が今後の数百年、数千年に渡る繁栄を続ける為には必要な処置と言えるでしょう。ミッドガルド以外からの商品輸入先を見つけるであるとか、ミッドガルドがいない環境下での安全保障体制の構築等がそれに当たります(中略)私はここでレゴリス帝国の繁栄を途絶えさせるつもりはありません。今回のミッドガルド帝国崩壊という事柄は、我が国の更なる繁栄に影を差すものではなく、寧ろ転換点であると言えるでしょう。この危機を乗り越えたその先に、更なるレゴリスの繁栄はあるのです。」



今後様々な困難が予想されるヴェルトミュラー政権の今後が注目されています。



発行日:634年3月下旬(22833期)

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1月 23 (土曜日) 2016
【政治】ヴォルケンアンザムルング総統の意識戻るも後遺症で半身麻痺に。本人自ら辞任を表明 02:12  レゴリス帝国 
【政治】ヴォルケンアンザムルング総統の意識戻るも後遺症で半身麻痺に。本人自ら辞任を表明

 633年12月3日、ヴェルナー・ディットリヒ総統官房長官は緊急記者会見を開き、630年11月にくも膜下出血で意識不明となったアプリル・ヴォルケンアンザムルング総統の意識が回復したものの、後遺症により半身麻痺となり、本人自ら辞任を表明した事を発表しました。ディットリヒ総統官房長官によると、ヴォルケンアンザムルング総統は昨日夜に意識を取り戻され、記憶障害等は無かったものの、左半身が後遺症により麻痺してしまい、執務に影響を及ぼす恐れが有る為、ヴォルケンアンザムルング総統自らが辞任を表明したとのことです。その際に撮られたヴォルケンアンザムルング総統による辞任表明動画も初めて公開されました。動画には頬が痩せ、左顔面が麻痺した姿の状態でヴォルケンアンザムルング総統が「4年近く総統としての執務を行えなかったことは国民の方々に申し訳が立ちません。(中略)そして何より後遺症により左半身が麻痺状態となってしまい、総統としての執務に大きな支障が出ることはまず間違いありません。よって、私はレゴリス帝国総統の職を辞する事に致しました。」と辞意を表明する姿が映されていました。

 これにより、ヴォルケンアンザムルング総統の後任を決める第16回総統選挙(直接選挙化後では9回目)が行われることとなりました。既にレゴリス保守党のリーゼロッテ・ヴェルトミュラー総統代行やレゴリス社会民主党のレクサンドラ・フーデマン党首は次期総統選への出馬を表明しており、選挙においてもこの二人の一騎打ちになると国内では噂されています。



発行日:633年12月上旬(22822期)
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1月 19 (火曜日) 2016
【国際】レゴリス帝国科学技術省、エルツにおける今回の巨大隕石災害は同国政府の怠慢が原因と発表 21:45  レゴリス帝国 
【国際】レゴリス帝国科学技術省、エルツにおける今回の巨大隕石災害は同国政府の怠慢が原因と発表



 レゴリス帝国科学技術省のソフィア・ミラネージ科学技術大臣は3月26日の定例記者会見の場において「エルツ帝国に於ける今回の巨大隕石災害が発生した原因は偏にエルツ帝国政府の怠慢にある」と発表し物議を醸しています。

 ミラネージ科学技術大臣はまず現在国際社会に公開されているエルツ帝国が現在打ち上げている迎撃衛星のエネルギー残量について言及。「巨大隕石災害が発生する直前の迎撃衛星のエネルギー残量は凡そ65%前後だった」と指摘した上で「これでは迎撃衛星はその性能を100%発揮出来ず、巨大隕石の落下が予測出来たとしても十分な(巨大隕石に対する)迎撃が出来なかったのでは無いか」と述べ、「直接的な原因としては迎撃衛星のエネルギー不足、間接的な原因としては迎撃衛星へのエネルギー補給を行わなかったエルツ帝国政府の怠慢が挙げられる」としました。ミラネージ科学技術大臣はそれに続けて「衛星はそのエネルギー残量により稼働率が左右されるが、100%より下回った状態ではそれが低くなるのは国際的な常識であり、それを放置したエルツ帝国政府の罪は重い」と非難しました。

 また、ヴェルナー・デットリヒ総統官房長官も同日の定例記者会見でこの話題を取り上げ、「防げた可能性が高い災害であり、エルツ帝国政府の怠慢によって、同国の軍人のみならず我が国のエルツ駐留軍の軍人にまで被害が及んだのは甚だ遺憾であると言わざるを得ません」とした上で「エルツ帝国政府にはこのような事が二度と起きないよう、衛星整備サイクルを短期化する等、再発防止に最大限の力を入れるべきでしょう」とエルツ帝国政府に対して注文をつけました。

 エルツ帝国政府の発表によると、本災害により多くの観光都市や広大な森林が本災害で失われたものの国民への被害は無かったとした上で、衛星などの様々な手段を用いて都市部から国民がいない所に誘導し、結果として軍事施設付近に落下。多数の軍人が殉職した模様で、その中にはレゴリス帝国軍が派遣しているエルツ駐留軍の将兵らも含まれていると言われています。



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発行日:633年5月下旬(22803期)
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1月 11 (月曜日) 2016
【国際】世界同時社会不安発生ほか 21:30  レゴリス帝国 
【国際】世界同時社会不安発生

 さる632年1月中旬、フリューゲルを突如として襲った世界的な同時社会不安は多数の国家で政権支持率の低下、幸福度指数の低下、そしてそれらに伴う暴動という形で現れていますが、それはレゴリス帝国に於いても例外ではありません。

 レゴリスに於いては幸福度指数が従来の83から72に低下し、政権支持率も44%から32%まで急落しました。これに連動してか首都ブリンストや各州都では比較的規模の大きいデモが発生し、社会保障の強化を政権に訴えました。

 このような事態になった理由として、専門家は「レゴリス帝国は世界水準においても比較的社会保障が劣っている為、それに対する不満が若者世代や老年世代を中心に爆発したのではないか」と見解を示しました。

 今回の事態に対して、リーゼロッテ・ヴェルトミュラー総統代行は緊急閣僚会議を招集。「休会中の帝国議会を招集しては対策に遅れが生じる」ということで見解が一致し、緊急性を鑑みて総統代行としては初めての事例となる『社会保障制度に関する総統命令第119号』が閣議決定され緊急施行されました。本総統命令の内容には年金生活者と継続的に就労不能な人のための基礎保障の給付金額の増額や失業者や低所得者向けの社会参入最低所得制度の創設などが盛り込まれ、社会保障制度を抜本的に改変するものとなりました。

 これに伴い社会保障費の大規模な増額が見込まれていますが、久本寺森羅財務相は「社会保障費の増額は云わばパンドラの箱。フリュー第二帝政の近代化に伴う多額の財政支出が帝国財政へ少なからず悪影響を及ぼしている現在において、それの増額は帝国財政を更に悪化させるものに他ならない」と警鐘を鳴らしました。

 他国に於いてはウェールリズセ連邦共和国、昭栄国等といった所謂先進国と呼ばれる国家において暴動が発生するなど、治安の悪化が進んでいましたが、一部国家を除き一時的な治安の安定が成された模様です。然しながら「まだ予断は許されない状況(中略)更なる治安の改善が見られない場合、

他の国家同様邦人に対しての避難勧告を行う可能性がある」と外務省首席外務次官は述べています。



【国際】ロムレー湖畔共和国で巨大隕石災害発生。帝国政府は消防・警察・軍等による混成の救助隊を編成、派遣へ

 631年10月中旬、レゴリス帝国の友人の一国であるロムレー湖畔共和国で巨大隕石災害が発生し、同国の最大都市ポワンクール市を含めた広範囲に被害が及びました。帝国政府は即座に対応し、消防・警察・軍などによる混成の救助隊を編成し、同国の許可を得た上で派遣しました。また、それに併せてロムレー湖畔共和国近海を航行してた第4艦隊所属の「黒枝鼎」空母打撃群を同国救援のために進路変更させた他、本国駐留の第7艦隊第2遠征打撃群に対してロムレー湖畔共和国への出動命令が下り、救援物資等を満載して派遣されました。

 救助の総指揮はロムレー湖畔共和国の軍事顧問団団長として派遣されていたルーミヤ・グドリャン陸軍上級大将が執ることになり、既に現地で救助活動に当たっている模様です。

 今回の派遣について、ヴェルナー・ディットリヒ総統官房長官は「ロムレー湖畔共和国は我が国の重要な友人の1人です。その友人が危機に瀕しているのです。友人が危機に瀕したらそれを助けるのが道理というものではないでしょうか?」とし、国民に理解を求めました。





[原子力空母「黒枝鼎」甲板でロムレーに提供する救援物資を艦載ヘリに詰め込んでいる帝国海軍兵(写真提供:国防省]



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発行日:632年1月下旬(22755期)
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1月 04 (月曜日) 2016
【速報】ヴォルケンアンザムルング総統緊急入院 19:33  レゴリス帝国 
【速報】ヴォルケンアンザムルング総統緊急入院

 レゴリス帝国総統官房長官のヴェルナー・ディットリヒ氏は今日(630年11月15日)、緊急の記者会見を開き、アプリル・ヴォルケンアンザムルング総統が総統官邸の執務室で倒れ、緊急入院したことを公表しました。ディットリヒ総統官房長官によると、今日午前10時頃、定例の閣議を終え、執務室で各種法案に署名しようとしていた所、頭痛を訴え執務を中断。専属医が到着したのと同時に意識を失い、即座に帝国大学ブリンスト附属病院に緊急搬送され、緊急手術を受け、現在も意識不明の状態で集中治療室で治療を受け続けているとのことです。

 現在総統としての執務は、帝国憲法第103条第11項に基づき、リーゼロッテ・ヴェルトミュラー副総統兼外相が総統代行に就任し執り行っており、「帝国政府が麻痺することはありません」とディットリヒ総統官房長官は述べました。

 ヴォルケンアンザムルング総統はヴァノミス問題や盟邦ミッドガルド帝国政府の機能停止問題等で多忙を極めており、その過労から今回の緊急入院に至ったと言われています。





発行日:630年11月中旬(22712期)
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