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Re: ENEC∥第三回総会

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なし Re: ENEC∥第三回総会

msg# 1.88
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/1/27 22:13
ゲスト    投稿数: 0

アンヴァード・イズレン連合外務相兼ENEC担当全権

連合臨時政府での対応のため一時帰国しておりました。皆様には多大なる事態鎮静化に手間取り、国際社会におけるENECの桎梏となったこと、そしてこの場での報告が遅れたことにおいて、深く謝罪するものであります。

我が連合における大騒乱は全世界に波及した社会同時不安の発現の最たるものでありますが、未だ全貌が明らかとなっておりません。現状で確証がとれる範囲で、我が連合で発生した事柄の一部始終を報告いたします。
去る632年1月13日、ゾハーロバル証券取引場(当時)における原因不明の大暴落が発生。翌日には首都ゾハーロバルでの反政府暴動が発生したものが騒乱の諸元であります。株価の暴落については騒乱の半ばに国家データベースに対し行われたサイバー攻撃により、原因がわからなくなっております。また翌日以降の暴動との直接の関係性はまだ明らかになっておりませんが、どちらも明らかに突発的で、人為によるものであった形跡がございました。

その後、首都の不可解な炎上壊滅、旧時代の反乱軍の復活宣言、暴動の地域波及を経て、犠牲者推定329万人、国外へ脱出した難民は各構成国王族含めて述べ1200万人以上(うち1100万人は634年9月現在帰還を確認)、2000万人が居住地を失うというテークサット連合有史以来類を見ない大災厄となりました。その過程で、コーデクス共和国をはじめ多くの友邦から多大なる復興支援を頂いたことに改めて謝意を表します。

騒乱の原因について述べる前に、かつて連合を混乱に陥れたシェロジア奇襲事件に連なる騒乱(ペンヴァタック騒乱)後に行われた改革による今次騒乱での影響について報告いたします。
先の騒乱以後、軍組織が一新され統制を強めたことにより、今次騒乱では一隊の連合防衛軍の離反も発生せず、全軍が確実な騒乱の鎮圧に貢献しました。軍の出動が遅れ騒乱が広がったことは誠に遺憾でありますが、先の騒乱の教訓によって最悪の事態は免れたと言えます。反乱軍の中にはペンヴァタック騒乱の首謀者であった「第2北丹空旅団」の後継を名乗るものがありましたが、調査の結果土豪勢力の類であり連合防衛軍からの人員装備の流出は確認されませんでした。

今次騒乱の原因でありますが、当事国として鑑みますに、国内の事情が1つ、世界的な社会変容によるものが1つ、そして国際不安の源にかかわるものが1つ挙げられます。

まず国内に関して。騒乱の発生する直前の632年1月、連合国王兼首席大臣であらせられたボンネー・アルマッド・ボチェイロ陛下の御指示により、王室費および国家予算の少なくない部分が軍事費に流用され、軍備増強に充てられたことが明らかとなったことで、次の戦争への準備であるとする誤った風説が流れ、国内の社会不安を煽ったことであります。この軍事費拡大は先の騒乱以来不足が指摘されてきた連合の軍事力の再生が目的でありましたが、近年ボンネー王家による専制に対する批判が高まっていたことから、予期せぬ不満の爆発を呼んだものと思われます。

次に、連合のみならず世界各国で発生した同様の動揺に通じるものでありますが、近年いわゆる経済的先進諸国において人々の生活環境が向上した結果、さらなる社会保障を求める人々と社会政策の拡充にブレーキをかけた各国政府との間に大きな溝が生まれていたのです。これは連合をはじめ、世界各国で同時多発的に幸福指数と政権支持率の暴落をもたらしました。

そして、これは何が悪いと結論付けるには尚早かと思われますが、破壊的テロ組織の類が暗躍していた可能性が指摘されております。前日まで平穏だった地区で突然暴動が発生し、まだ多くの人々が生活をしていた首都において不自然な業火が町を覆い尽くしたこと、また昭英国など他国でも同様の事態が発生していることから、我々は騒乱を煽る何者かの存在を否定することができないのです。
近年頻発している国際紛争との関係も無いとは言えません。

さて、現状及び今後の復興策についてご説明します。
王族内の主要閣僚の国外脱出に伴い中継ぎとして設置された臨時政府は634年1月をもって解散、冷却政権に移行いたしました。
ボンネー・アルマッド・ボチェイロ陛下は連合国王から退位、本来の領国ボンネーの一国王となります。連合国王にはスレタンゴール王国のテンク・アミール・シャー陛下がご即位なさり、旧来の与党勢力ボンネー派の反発を防ぐためにアルマッド陛下の叔父君にあたる現ボンネー国王モルエンハメード・ボチェイロ陛下が摂政として連合国王を輔弼する体制となります。なお、建国以来の王族の基本政策に立ち返り、連合国王陛下および摂政殿下は今後恒久的に国政に干渉しないことを再確認いたしました。
政務面では、冷却政権を組織して国情の安定をはかり、635年1月を目処に連合総選挙を実施し、本来の内閣制度を復活させる方針であります。首席大臣格の主席執政は空席とし、私アンヴァード・イズレンとガーニャ・イェログ国防軍総司令官を両頭とする体制としました。今のところ目立った混乱は無く、無事に来年の日の出を拝むことができれば、我が連合は晴れて国際社会に復帰できると考えております。
内政面に関しては、焼失したゾハーロバル市からラーストローヘンヌ市に遷都し、今次騒乱の原因の一つと目されている社会保障政策の見直しを第一に進め、心身ともに健全な国家を目指してまいります。

私からの今次騒乱に関する報告は以上であります。

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