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2018
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ハイネセル・タイムズ レゴリス帝国最大の発行部数を誇る有名新聞。発行者はレゴリス総合報道。 | ||
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7月 17 (月曜日) 2017 | ||
【政治】帝国政府、ガトーヴィチ帝国との不可侵条約締結の判断を先送りへ 他 | 21:39 レゴリス帝国 | |
【政治】帝国政府、ガトーヴィチ帝国との不可侵条約締結の判断を先送りへ レゴリス帝国総統府は723年12月15日、判断を留保していたガトーヴィチ帝国との不可侵条約締結について、判断を当面先送りにする決定をした事を正式に公表しました。 この判断を下した理由として、ユルゲン・コルネリウス総統官房長官は「先のヴォルネスク戦争の講和がまだ成されておらず、停戦状態にあるとは言え即座に戦闘行為の再開が国際法(ローカルルール)上可能なため、そのような状態の中でガトーヴィチ帝国との不可侵条約締結を判断するのは好ましくないと結論が出た」と述べました。 またコルネリウス総統官房長官は先送りした判断を行う時期として「ヴォルネスク戦争の講和条約が締結され、効力を発した後に行われるでしょう」との見通しを示しました。 尚、先送りの判断を今したことについて、ガトーヴィチ国内やレゴリス国内で波紋を広げているガトーヴィチ商工貿易相の発言への当て付けなのではないか?という報道陣の質問について、コルネリウス総統官房長官は次のように回答しています。 「そのような事は決してない。留保しつつ検討を重ねてきたが、たまたま今日そのようにすると決まっただけに過ぎない。そもそも一国家の一大臣の発言が我が帝国の判断に影響を及ぼすと本気でお考えなのか?」 ガトーヴィチ帝国との不可侵条約締結はヴォルネスク戦争以前よりガトーヴィチ側から提案が出されており、外務省内で検討を重ねる一方、ガトーヴィチ側に判断を留保する旨を伝えなかったとして外務首席次官がつい先日更迭されたばかりですが、ここで新たな展開を迎えた形となりました。 【国際】ガトーヴィチ商工貿易相「もうレゴリスにおもねることはない」発言で波紋 ガトーヴィチ帝国の新聞社、スズメ日報が出した記事がガトーヴィチ国内やレゴリス国内で波紋を広げています。 スズメ日報が出した問題の記事によると、ガトーヴィチ帝国のハロードニン商工貿易大臣が自身の後援会主催のパーティーで「…(ガトーヴィチが締結を打診した)不可侵条約を無視して、挙げ句の果てに途上国の口車に乗せられてナントカ(=資源輸送保障)原則の適用を中止するという。ガトーヴィチは商品と燃料を必死で輸出してたのに、まったく恩を仇で返すんですから。もうレゴリスにおもねることはありません!」と発言を行ったとしており、それに対してガトーヴィチ帝国政府は「あれは一個人の発言であって政府の公式見解ではない」としつつも、与党帝国発展党幹部は「口では否定しつつも政府の意見はハロードニンに同じ」と語るなど、ガトーヴィチ帝国政府がレゴリス帝国に対して抱いている不信感を報じています。 これがレゴリス帝国内に転電されるや否や国内で大きな波紋を広げました。極右政党黄金の夜明けのフロレンツ・ベート党首は自身のSNSアカウントで 「恩を仇で返す?売りつける恩が少なすぎただけでは?」 「しょっぱい恩を売りつけた対価に資源輸送保障原則の適用、つまりガトーヴィチ側に立って我が帝国に参戦しろなんて傲慢にも程がある」 「我が帝国に指図できるような立場に自国が居ないことを彼らに教育すべきなのでは?」等とこの報道に対してコメントし、賛同する声がある一方で、「ガトーヴィチの今までの献身的な協力に対して我々も何かしらの対価を出すべき」等と反対意見を表明する声も多く出ました。 また、フィリーネ・バルシュミーデ外務大臣は記者会見の場でこれについて質問されると 「我が帝国は消費と供給のバランスを鑑みてレート引き下げを行ったに過ぎず、それを受諾したから恩を売った等とお考えなのならば残念でしかありません。」 「また、我が帝国の同盟国が出した声明に連名し、帝国の中立政策を維持するために行った資源輸送保障原則の適用中止したことを”仇”と表現した事には呆れざるを得ません。」と回答しました。 尚、発言内に出てきた不可侵条約については「先ほど確認した結果、外務省内で検討を重ねていた一方で、判断を留保する旨を先方(ガトーヴィチ側)に伝えていなかったことが発覚しました。現在は既に先方に返答が遅れた謝罪と判断の留保の旨を伝えております。」とした上で、「外務省内で処分を検討しております」と述べました。 このガトーヴィチの大臣の発言について、ユルゲン・コルネリウス総統官房長官は定例記者会見の場で報道陣に質問され、次のように答えました。 「ガトーヴィチ帝国の大臣がどのようなことを述べられたかについて詳細は知らないが、レゴリス・ガトーヴィチ両国間の関係に影響を及ぼすようなものでは無いだろう」 「また、一部閣僚について、発言に触れている方が見受けられるが、あくまで一個人の発言であり、帝国政府の公式な見解ではない」 と公式の場で帝国政府は「ガトーヴィチとの関係に影響は無い」とする一方で、取材に応じたある政府関係者は質問に対して次のように述べました。 「帝国政府の本音としては、黄金の夜明けの党首のコメントに同じだろうね。あれくらいで超大国であるレゴリスがガトーヴィチ擁護に走ると思ったら大間違いだよ」 「彼ら曰く”不可侵条約締結を無視”だそうだが、シャムレーと共同で発出した声明を無視しておいてその言い草はダブルスタンダートなのでは?まぁスラブ主義という”劇薬”で色々と麻痺している国だから仕方がないのだろう」 「幾らレゴリスが落ちぶれつつあるとは言え、今後また軽んじるような真似をするのであれば容赦なく対抗するんじゃないかな。それが今のグドリャン総統が掲げる”帝国に再び黄金の時代を"に繋がるだろうしね」 ガトーヴィチ帝国の商工貿易相の発言に端を発する一連の騒動は、レゴリスとガトーヴィチ間の友好関係に見えないながらも、とても大きな傷を与えてしまいました。今後の両国間の関係が注目されます。 その他のトピックス 【政治】大和田外務首席次官が更迭。ガトーヴィチ帝国への未連絡の責任により 【政治】通産省と財務省の対立激化か?「レスタディアン通りを挟んだ対立は激化の一方だよ」某省官僚談 【経済】財政難状態から完全に脱したと財務省が発表「後はこの良い状態を出来る限り維持する」財務省報道官談 【軍事】数十年ぶりに国防予算が増額。財政難から開放された為か「フリュー内戦で深手を負った帝国軍を再建する」国防相談 【国際】ローレル共和国が独裁化か?「ローレル国民の参政権が阻害されつつあり危険な状態」シンクタンク報告書より 【国際】ストリーダ王国とタヂカラオ国が事実上の軍事同盟を締結へ 【国際】ガトーヴィチ帝国とヴェールヌイ社会主義共和国がノイエクルス連邦に宣戦布告 【国際】レゴリス帝国、シャムレーシャムレー民主共和国と共同で声明を発出「瓦別両国の返答に期待」外相談 発行日:724年6月中旬(26081期) | ||
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