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帝国新報  ガトーヴィチ帝国政府公認の報道機関。新聞の発行が主業務。
5月 24 (木曜日) 2018
烈加声明の対象は/反動するヴオルネスク 00:44  ガトーヴィチ民主帝国 
【政治】烈加声明の対象は オリガ20年—776年—3月、帝国通信社電

 プラダヴェツ商工貿易大臣は29日、特化率の低い工業国を「人為的に資源不足を創出する国家」と呼称し非難した、レゴリス帝国とカルセドニー社会主義連邦共和国による声明について、「フリューゲルにおいては国際分業は推奨されている」と述べて一定の理解を示しつつも、「ストリーダ王国、ヘルトジブリール社会主義共和国に次ぐ世界第三位の工業大国にして、南瓜共和国に次いで世界で二番目に古い工業国である我がガトーヴィチ帝国ですら470%余りの高い工業特化率を誇っている状況で、どの工業国を指して人為的に資源不足を創出する国家と称しているのか判然とせず、両商業国がまるで見えざる敵に向かって声明を発出しているように感ぜられるが、もしも見えざる敵の存在を理由に工業国が不利益を被るような施策を行うのであればその際には毅然とした対応と取るつもりだ」と述べて工業国の矜持を示した。

 写真:工業国の風景



【社説】反動するヴオルネスク オリガ20年—776年—4月、イタク通信電

 昨年我が国では五月革命が勃発しполтора(一点五)世紀ぶりの左派政権が誕生した。一方、ヴォルネスク・スラヴ共和国ではケレンスキ氏がヴォルネスク主義を掲げるスラヴ同胞団の最右派を同団書記長に就けるなどガトーヴィチと距離を置こうとしている。我が国が大スラーヴ主義を事実上放棄したため、いくら同じ左派政権とはいえども両国が遠ざかりつつある感が否めない。ガトーヴィチとヴォルネスクの結束は大スラーヴ主義という大仰な題目によってもたらされるのではなく、スラヴ人個々人の交流に基づくものであるから、帝国政府には今こそヴォルネスクとの関係強化を図ってもらいたい。さすれば、近い将来、ヴェールヌイ社会主義共和国を交えた、イデオロギーを超越した、真にスラヴ的な、同盟に値する関係が築かれるだろう。

 写真:スラヴ連合旗



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5月 17 (木曜日) 2018
五月革命成る/左派連立政権誕生/36代首相にカンセーエフ氏 19:20  ガトーヴィチ民主帝国 
【政治】五月革命成る オリガ18年—774年—5月、帝国通信社電

 774年5月、任期満了に伴う第35回帝国議会議員選挙(定数200)が行われた。半世紀に亘り強権を振るったイユーリン政権に対する不満は、事前の世論調査にも如実に現れており、帝国発展党の下野已むなしと思われていたにも関わらず、開票結果は帝国発展党が130議席を獲得するという驚くべきものであった。その後インターネット上で得票数を操作する不正選挙疑惑が浮上し、怒髪天を衝きたる帝国民3万人がヴォロス宮(首相官邸)に殺到、その一部が暴徒化して警備を突破し宮内に雪崩れ込んだ。絶体絶命のイユーリン総帥は、側近と共にヴォロス宮から脱出し、帝居へ逃亡、しかし皇宮警察に捕らえられ、警察署に身柄を護送されることとなった。

 イユーリン総帥の失脚を受けて、ガトーヴィチ帝国軍は戒厳令を布き、ガトーヴィチ帝国臨時軍事政府を発足させた。軍事政府はこの一件を民主主義を求めた市民革命であるとし、これを五月革命と命名し、774年12月に選挙を再実施することを決定した。

 写真:ヴォロス宮へ向かう帝国民



【政治】第35回選挙 左派連立政権誕生 オリガ18年—774年—12月、帝国通信社電

 臨時軍事政府の実施せる第35回帝国議会議員選挙(定数200)の結果は下記の通り。

 <与党>

労   働   党:81(+ 71)

ガトーヴィチ社会党:50(+ 28)

<野党>

立 憲 進 歩 党:35(+ 22)

ガトーヴィツキイ・カムニーズム:14(+ 13)

帝 国 発 展 党:10(-135)

正 教 保 守 党: 5(ー  2)

無 所 属・諸 派: 5(+  3)


計200議席

 619年以来156年ぶりに左派連立政権が誕生した。



【政治】第36代首相にカンセーエフ氏 オリガ19年—775年—1月、帝国通信社電

 第630回帝国議会(臨時会)は5日、労働党代表マキシム=グリゴリエヴィチ=カンセーエフ氏(62)を首班指名し、氏は12日、スヴャトスラフ二世君帝陛下によって第36代為政院総理大臣に任命された。

 写真:マキシム=グリゴリエヴィチ=カンセーエフ:713年、チェーニスク県生。セヴェロモルスク帝大卒。全面的にハト派で全方位外交を志向。先祖がゾロアスター教徒であったこともあり、大スラヴ主義懐疑派。



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5月 07 (月曜日) 2018
【政治】ケレンスキスラヴ評議会議長来瓦 01:02  ガトーヴィチ民主帝国 
【政治】ケレンスキスラヴ評議会議長来瓦  オリガ17年-773年-2月 帝国通信社電

 ヴォルネスク・スラヴ共和国ケレンスキスラヴ評議会議長・スラヴ同胞団代表が10日、国賓として来瓦した。ケレンスキ議長は同日昼、ラファイル=ミハイロヴィチ=イユーリン総帥と首脳会談を行い、(1)ヴォルネスク人学生のガトーヴィチ留学支援、(2)ヴォルネスクの宇宙開発支援等から成るガトーヴィチ・ヴォルネスク学術文化協定を締結し、加えてガトーヴィチ・ヴォルネスク安全保障条約締結に向けての協議を行った。しかし、大学闘争が激化する中でヴォルネスク人の留学支援を行うのは実質不可能であろう。イユーリン政権としては、今回の首脳会談によって国民のスラヴ民族意識を高めて自身の支持率の向上に繋げようとする意図があったものとみられる。

 ケレンスキ議長は11日朝にスヴャトスラフ二世君帝陛下に接見し、同日ガトーヴィチを後にした。

 イメージ 画像:瓦ヴォ友好



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【社会】占拠続くイヴアン帝大本館 政府は機動隊出動を検討

【国際】ヴオルネスク スラヴ運動の活発化
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5月 03 (木曜日) 2018
【速報】イヴアン帝大 学生に占拠さる!/【社会】大学紛争 全土に拡大 20:37  ガトーヴィチ民主帝国 
【速報】イヴアン帝大 学生に占拠さる!  オリガ16年-772年-11月 帝国新報電

 22日未明、イヴァングラート帝国大学の本館(写真)がИИУ全学共闘委員会に占拠され、その場にいた教職員百数十名が拘束された。ИИУ全共委の要求は次の通り。

一、大学の軍事研究を禁ずること

二、反スラヴ主義の弾圧を中止すること

三、イユーリン総帥の退陣、大学・帝国の民主化

 

【社会】大学紛争 全土に拡大  オリガ16年-772年-10月 帝国新報電

 政府による大学への軍事研究の推奨に端を発した大学紛争の拡大が止まらない。セヴェロモルスク帝国大学でのСИУ全学共闘委員会結成の後を追うように、イヴァングラート帝国大学(ИИУ、イーウー)、ドィーム工業大学(ДПУ、デーペーウー)、ヴァダーコイ大学でも全学共闘委員会が結成され、反政府運動が展開されるようになった。秋学期に入り、各大学で授業のストライキが横行している。この学生運動にイユーリン政権はどう対処するのであろうか。
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