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Re: 社会主義のお話

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ヴェールヌイ社会主義共和国

なし Re: 社会主義のお話

msg# 1.6
depth:
1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/3/31 23:00 | 最終変更

Здравствуйте!
ヴェールヌイだ。

今回は私の気まぐれで会話形式で書いてみたよ。
うちの国の人物が登場して小芝居するけど、内容はあくまで、これまで通り現実の社会主義の解説だからね。評判が悪かったらすぐ辞めるよ!
今回はインターナショナルの話をしてみようと思う。良かったら読んでってね!

登場人物
オベルタス・スヴィトラーナ評議会議長
タマラ・ギンツブルク化学工業省 課長

ギンツブルク「―というわけでして、先の隕石災害で生じた雇用問題は工業都市の順調な復興により、数カ月内に改善される予定です。続いて共和国の軽工業の展望についてでありますが―」
スヴィトラーナ「(´-ω-)´zzz」
ギンツブルク「・・・・あの、議長同志?ぎちょーどーしー?」
スヴィトラーナ「(´σд-。)あ、おわりました?」
ギンツブルク「ちょっ・・寝てました?まさか寝てました?」
スヴィトラーナ「寝ちゃいけないんですか!?国家元首は激務なのですよ!文句があるなら国家反逆罪でMнBに通報しますよ?!」
ギンツブルク「」
スヴィトラーナ「・・・うふふ、冗談です。いえね、ちょっと考え事をしていたらウトウトとしてしまって・・・ごめんなさい」
ギンツブルク「はぁ、考え事ですか」
スヴィトラーナ「ほら、もう社会主義国も我が国だけになってしまったでしょう?世界の同志達はどうしてるのかなー♪って」
ギンツブルク「どうしてるのかなー♪って言われましてもね・・・どうもしてないんじゃないですか。フリューゲルインターナショナルも機能してませんし」
スヴィトラーナ「フリューゲルインターナショナル?」
ギンツブルク「え、ちょっ、議長同志FSI知らないんですか」
スヴィトラーナ「ぇ・・・...あ、ぁあ!えふえすあいね!勿論知ってる!容積率(floor space index)のことでしょ!」
ギンツブルク「(さすが職業訓練校でタイル作ってた女だ)違いますよ!労働者・労働運動・社会主義運動の国際組織です!」
スヴィトラーナ「(・3・)?」
ギンツブルク「(だめだ、はやくなんとかしないと)」
スヴィトラーナ「そんな組織ありましたっけ?社会主義運動の国際組織なら素晴らしいことじゃないですか。是非活用しましょ!」
ギンツブルク「一口に社会主義運動といっても色々ありますからね。なかなか簡単なものではありませんよ」
スヴィトラーナ「もう、なによそれ。・・・ちょうどいいわ。あなた詳しそうだから説明しなさい」
ギンツブルク「(さっき話してたら寝てただろ)うーん・・・じゃあまず現実のインターナショナルについてお話しましょう」
スヴィトラーナ「 (*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ」

【一枚岩では無かったインターナショナル】

ギンツブルク「社会主義が、一部の者の思想や活動の域を超えて、大きな運動へと発展していけばいくほど、それは複雑で矛盾に満ちた現実と直面せざるを得なくなったんです。この意味で、第一インターナショナルの結成は、ヨーロッパの社会主義運動にとって一つの転換点となりました。大雑把に言うと、社会主義が労働運動の中に入り込んでいくきっかけになったんです」
スヴィトラーナ「社会主義の思想や運動と、労働運動は別物だって話は前に聞いたけど、そのインターナショナルってのができて一緒になったってわけなの?」
ギンツブルク「もちろん、まったく一緒にはなりえませんけどね。歴史的事実を確認してみますと、1864年9月に「国際労働者協会」の結成が決議されました。これが後に第一インターナショナルと呼ばれる組織です。その創立宣言と暫定規約を執筆したのは―」
スヴィトラーナ「知ってる!カール・マルクス!」
ギンツブルク「そうです。当時イギリスに亡命していたマルクスでした」
スヴィトラーナ「さすがマルクスだわ。彼の科学的社会主義は、我が国の純粋社会主義のお手本だもの!」
ギンツブルク「けど結成集会の時にはいなかったんですよ」
スヴィトラーナ「(・3・)え?そうなの?」
ギンツブルク「結成集会自体は、その二年前のロンドン万博で交流をはじめた英仏両国の熟練労働者達が、国境を超えた労働者の連帯を呼びかけて招集したものなんですよ。だから創設メンバーの大半は、英仏の上層労働者達であって、困窮している一般労働者ではなかったんです」
スヴィトラーナ「それじゃあ社会主義を志向なんてできるわけないわね」
ギンツブルク「そうです。当初は万国の労働者の連帯を目指しこそすれ、社会主義的なものではありませんでした。しかし、設立直後に設けられた臨時中央評議会において中心的な役割を演じたのは、少し遅れて参加したマルクスだったというわけなんです。かくしてこの評議会では、彼の手で創立宣言と暫定規約が採択されることになります。それらの文章は、第一インターナショナルに社会主義色を与えたと同時に、この組織を熟練労働者層の直接的利害から遠ざけるものでもありました。その結果、第一インターナショナルは必ずしも一枚岩でない組織となってしまいます」
スヴィトラーナ「労働運動と社会主義運動は違うものね。社会主義だけでも色々あるんですもの」
ギンツブルク「そもそも、マルクスとエンゲルスは1848年の時点で「共産党宣言」を執筆していますからね。これはフランスのフーリエやサン・シモン、イギリスのオーウェンらと区別する為に、あえて社会主義という用語を避けて、共産主義者を名乗ったものです。これは要するに、第一インターナショナルが結成される15年以上も前から、社会主義の理論や思想といったものが、労働者階級の与り知らない世界で多様化してたってことです」
スヴィトラーナ社会主義が豊かにすべき労働者を置いてきぼりにして、知識人の中だけで喧嘩してたってことなのね・・・なんだか腑に落ちないわ」
ギンツブルク「それでも、この第一インターナショナルの結成が契機となって、社会主義が労働運動の中に入り込んでいったってことは事実なんです」
スヴィトラーナ「社会主義運動や労働者運動の努力によって、労働者階級が権利を獲得していくのね!素晴らしいわ!」
ギンツブルク「まぁお決まりの物語ではそういうことになるんですけど、実はそう単純な筋書きにはならなかったんですよ」
スヴィトラーナ「(・3・)?」

【皇帝による法改正】

ギンツブルク「実際、フランスで労働者の団結権やストライキ権が認められたのは、第一インターナショナルが結成される四ヶ月前のことでした」
スヴィトラーナ「えっ」
ギンツブルク「1864年5月の「オリビエ法」によって、刑法の一部改正が行われ、労働者の団結権やストライキ権が、条件付きではあったのですが、処罰の対象から除外されたんです。これによって1791年のル・シャプリエ法以来の、団結禁止法が無力化されて、同業組合や同職団体も容認されるようになりました。しかし、そこに社会主義運動や労働運動の成果があったわけじゃないんですよ。法改正を行ったのは皇帝だったんですから」
スヴィトラーナ「そんな・・・ぁ、もしかして「皇帝社会主義」っていう」
ギンツブルク「そうですね。ナポレオン三世の皇帝社会主義の産物です。皇帝社会主義の話は機会があれば別にしましょう。とにかくですね、この刑法改正は、ストライキ権を単に個人の権利として認めたに過ぎないものだったんです。つまり、ある個人がストライキを実行したとしても、法的には罰せられないことになったと。その一方で、労働組合が組織的に、つまり組合員を拘束して、ストライキを実施することは認められません。この思想は完全に自由主義的と言えるでしょうね」
スヴィトラーナ「なんで自由を奪ってるのに自由主義になるの?おかしいじゃない」
ギンツブルク「つまりですねぇ・・・「自由な個人」たる労働者に対して、公権力がストライキを禁じることはできないと」
スヴィトラーナ「当然よ!」
ギンツブルク「じゃあ勿論所属組織がストライキを命じることも出来ないってことですよ」
スヴィトラーナ「あ・・・」
ギンツブルク「いずれにしても、労働者の団結権やストライキ権は第一インターナショナルの成果じゃありません。そもそも第一インターナショナル自体が、元をたどればナポレオン三世の後押しによって結成された組織なんです。これは厳然たる事実です」
スヴィトラーナ「ぅぅぅ・・・現実から目を逸らしちゃいけないってことなのね」
ギンツブルク「そうですね。大切なことは、歴史的事実に基いて社会主義を論じることであって、社会主義思想に基づいた歴史を書き上げることではないってことです」
スヴィトラーナ「そういうことかぁ・・・っていうか貴方さっきから偉そうなんだけどなんなの?!」
ギンツブルク「」

~続く~

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