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社会主義のお話

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ヴェールヌイ社会主義共和国

なし 社会主義のお話

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 .6 .7 .8 .9 .10 .11 .12 .13 .14 | 投稿日時 2015/3/14 1:10 | 最終変更

やぁ、ヴェールヌイだよ。社会主義共和制国家を自称してるよ。

先輩たちに聞いたところ、このフリューゲル世界では、時々思い出したみたいに社会主義が流行すると聞いたよ。私がここに生まれたのも、そんな流行の最中だったみたいだね。一瞬で見る影もねぇな

ヴェールヌイは民主主義や人権を尊ぶ国だよ。宗教に侵された悪そうな国以外とは見境なくみんなと仲良くしていこうって思ってるんだ。
けど私がそんなロールプレイをしてたら「社会主義国なのにおかしい」「共産圏国家のくせにブレてる!」と言われるよ。なんでみんなそんなにスターリニズムに傾倒しちゃってるわけなんだろう・・・。
だから今日は簡単に「社会主義とは何か」って話をさせてもらおうかなって・・・あ、そんな難しい話じゃないし、できない。
私も学者じゃないからね。
けど貴方が今後この世界に社会主義国としてデビューしたり、国内で革命を起こす予定があるなら、ちょっとは参考になればいいなって、そう思いながら書いていこうと思うよ。同志増やすよ!
「それくらい誰でも知ってるよ!」ってことがあっても寛容な心で読んでくれると嬉しいな。



みんなは社会主義と聞いたら何を連想するのかな。
マルクス・レーニン?やっぱり俺達のソ連?憧れる!
Ураааааааа!!



じゃあ、ナポレオンやチェンバレンを思い起こす人はどれくらいいるだろう?
ナポレオンは共和制を廃して皇帝となった独裁者で、チェンバレンは紛うことなく帝国主義者だった。
しかし彼らは、内政面では社会主義政策を採用していたんだね。
ナポレオンの時代は「皇帝社会主義」チェンバレンの姿勢は「社会帝国主義」なんて呼ばれてるよ。
ヒトラーはみんなご存知「国家社会主義」
ムッソリーニは親の代から社会主義運動家で、レーニンの盟友だったんだ。

勿論↑にあげたのは極端な例だけどね。
私が強調したいのは、社会主義はひとつではなくて、その内実は多種多様だってことなんだ。



けど、近代社会主義がどんなに多種多様だと言ったところで、何らかの形で反自由主義(さらにいえば反自由競争経済)という面で共通する。反自由主義が社会主義なのかといえば、それは違うんだけどさ・・・。
大戦中の日本は極めて反自由主義的であったけど、そこに社会主義的意図があったわけじゃないでしょう?



自由主義ってのは、根本理念は単純なものだと思う。
それに比べて社会主義は遥かに混みいっていて、おまけに学派や党派によって位置づけも異なる。さらに面倒くさくなってる要因として「社会主義」「社会民主主義」「共産主義」といった用語が、客観的に弁別されぬまま世間に広がっていることも、混乱に拍車をかけてるわけなんだ。

こうした形式的区別は非常に重要な論点なんだけど、今回は社会主義の基本の基本についての話だから、あえて無視するよ。
あらゆる多様な要素、立場や理論を全て無視した場合、社会主義とは何なのか。



もう誤解を恐れず断言するけど「生産手段の私的所有の否定」これだけなんだ。
生産活動が個人の金儲けの手段にならないように、理性的な(公共的といってもいいのかな)意思決定の元に統制されること。もっっと簡単に言うと、何をどれだけ生産するのか、その価格はいくらで、労働時間や賃金はいくらなのか等々を私的な意思や市場原理に委ねないで、人民の参政権が及ぶ機関が全て決定するってことなんだよ。



おーーーっとここで注意が必要だよ!
たしかに社会主義は「私的な金儲け」がすごく制限されちゃう。けどこれは「私有財産」を否定しているわけじゃないんだ。社会主義であっても、ある個人が正当に獲得したものは、当然その個人の私的財産だよ。この点を誤解すると・・・じゃーん!カンボジア(ポル・ポト)の出来上がり!悲惨なユートピア幻想が襲いかかる!

まぁけど事実、現実に社会主義を掲げた国々は、正しい知識を持たない大衆を、一部の独裁者が一方的に指導して、個人の私的自由まで不当に統制したわけなんだよね。
社会主義は国家権力が生産活動を統制する・・・だけどそれは国家権力による抑圧に転化する傾向があった。
革命で権力を奪取して、無理やり社会主義化を推進すると、どうしてもそうなっちゃうんだろうね。これは大国になればなるほど、統治に強大な権力が必要とされているから、その傾向が強くなるよ。



うん、だから本来の社会主義というのは国家の枠組みで遂行するものではなくて、国際的制度として構想されたものだったし、一国社会主義という時点で問題が沢山発生してしまうんだ。



同じことの繰り返し的なまとめになるけど・・・・
社会主義的な意味での国家統制の主眼は、生産活動が特定の者に主導されることをさけるために、それを参政権の及ぶ範囲に置くこと。具体的には、社会主義国は民間主導の自由な営利的な生産活動を排し、正当な国家権力が指導する公正な生産活動を旨とする。
Ураааааааа!!

国家権力による統制を、国家権力による抑圧と混同してしまうと、社会主義の意味が理解できなくなる。
これは社会主義に限ったことではなくて、最も正当な統治を実現するのは、定義上は国民が選んだ公権力にほかならない。




今回は?これまで!

労働運動と社会主義思想の違いとか皇帝社会主義の話とか、フリューゲルにはインターナショナルがあるから第二インターナショナルの話とか、してみたい話は色々あるけれど、あんまりみなさん興味がないかもしれないし、俺のほうがもっと上手く説明できわ糞が!と思われてるかもしれないから一旦この辺で止めておくよ。
反共反響があったら、また書くよ!Спасибо!Здравствуй!

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