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概要
旧世界における西暦622年を成立起源とする宗教。
唯一神アッラーを信仰し、その啓示を受けた預言者ムハンマドの言行をまとめたコーランを啓典と定める。
コーランはアラビア語で書かれており、神の言葉であるため他の言語に書き換えることは本来できない。但し、世俗的な体制となったトルコでは自国語に翻訳が行われている。
キリスト教のような聖職者は存在せず、カリフを除けば神と人間をつなぐ間に一般信者以上の地位は認めていない。但し、心情として聖者を求めたりすることはあり、各ウンマにより変則的なものとなっている。
聖地
『神の生誕地』メッカとメディナ、エルサレムが主にあり、巡礼の対象となっている。特にメッカは聖地として特別な場所であり、毎週金曜をモスクでの集団礼拝日と定めるほか、一日五回の礼拝においては必ずアッラーのいるメッカの方角に向かねばならない。
ボアーズィチィ帝国ではカリヨラを新聖地と定めていたが、聖地論争の末に取り消された。現在は他のイスラム教国同様にメッカへの礼拝と巡礼を行う。
カリフ
預言者ムハンマドの正統な後継者とされ、イスラム共同体における最高権威かつ指導者。
旧時代における西暦662年に正統カリフ時代が崩壊し、その後のカリフの正統性を巡りスンナとシーアの分裂も生じたことによりその権威は衰退している。
スルタンはカリフによって委託されたある地域の世俗的権威であったが、カリフの権威衰退に比例して力関係が逆転し、ついにはスルタンがカリフを自称するスルタン=カリフ制を唱えるまでになったオスマントルコの時代もある。
現在カリフを称しているのはボアーズィチィ帝国のオルハン・アタイズィのみで、その権威は同国内の共同体に留まる。
ボアーズィチィはカリフとスルタンの両方がおり、スルタン=カリフではなく正統カリフの政体に近い形を継承した関係を築いている。
スンナ派とシーア派
正統カリフの時代まではイスラム教徒は一つであった。しかし、その正統カリフのうち四代目であるアリーとその子孫を唯一正統なカリフと主張するシーア派が出現した。アリー党ともいう。
スンナとはムスリム共同体の規範となるムハンマドの言行などの慣行を意味し、教団が選出したカリフを正統と考える人々を言い、スンナ派とは正統カリフ時代の全てのカリフとその後のウマイヤ朝のカリフを正統なものと認めている。
イスラム共同体(ウンマ)
イスラム教の信徒の共同体のことであり、預言者ムハンマドを通じて神の啓示を信じた人々との集団を指す。
信仰集団であると同時に政治集団的な存在となり、無数のウンマはカリフのもとに統合されイスラム世界を統率する巨大国家を形成したこともある。
しかし、フリューゲルにおいては隔絶された歴史により、地域ごとにウンマが分立しており、再統合は果たされていない。
イスラム法
アッラーの神勅たるコーラン、預言者ムハンマドの言行録たるハディース、そしてウンマにおける合意(イジュマー)と類推(キヤース)の四つを法源とする基本的な法的規範。前者二つは絶対的なものとし、ウラマーの見解を介さない独断的解釈は許されない。コーランとハディースが網羅していない事柄についてはウンマ単位での合意を必要とし、合意に至っていないものについてはイスラム法学者により類推される。成立要件を満たさないものは罰せられないが、裁判官はウラマーが多く占めるため、恣意的な主観による判決が下されることもありうる。
法体系は義務、推奨、許可(ハラル)、忌避、禁止(ハラム)で構成される。
ジハード(聖戦)
その意味の中で外へのジハード(小ジハード)が持つ異教徒との戦いとしての性格のほうがメジャーであるが、本来の意味は奮闘努力を指しており、聖戦という訳語は正しくない。またイスラム世界においては小ジハードより心の中の悪や不正義、欲望、自我、利己主義と戦うことによって内面に正義を実現させることを目標とする内なるジハード(大ジハード)が主として重視される。
その重要性はコーランが「神の道において奮闘せよ」と命じていることと初期のウンマの在り方に基づいおり、信徒の務めである五行に次いで第六の行といわれる。
イスラム法学者(ウラマー)
神学に通じるイスラム法の専門家。師と呼ばれる。
主にイスラム法を解釈したり、類推する存在であるが、必ずしもすべてのウラマーが一致した見識を持つわけではなく、その中にも様々な解釈の違いによる法学派が生じている。
ボアーズィチィ法学派
ボアーズィチィ帝国及び共同体で主流となっているイスラム法学者の派閥勢力。
極めて厳格なイスラム法適用で知られるが、国際社会に適応するために部分的改革には応じる態度も取る。
信者の務め(信仰と生活規範)
コーランに定められるイスラム信徒が行うべき義務。六信五行といわれるもので、六信とは信仰すべきアッラー、天使、コーラン、預言者、来世、宿命であり、五行とは信仰告白(シャハーダ)、礼拝(サラー)、喜捨(ザカート)、断食(サウム)、巡礼(ハッジ)。喜捨はいわば貧困者や旅人への寄付であり、経済的余裕のある信徒に限られるが全て義務とされる。
アッラーはお尋ねしないものを彼は怒り給う、そして祈願されることを好み給うとされており、礼拝で最も重視されるのはアッラーへの祈願(ドゥアー)である。
「アッラーのほかに神はない。神の預言者はムハンマドである」と前置きし、声に出して祈願することが作法。祈願は叶えられるが、限度がある。
また主な以下は禁止されている。
1.豚やアルコール成分の摂取(それに触れたものであっても食べてならない。)
2.偶像崇拝(人物画や像などを作ってはならない、但しシーア派は偶像崇拝を可としている)
3.棄教(アッラーへの信仰を捨てること)
特に1.に関しては特に食品、医薬品、美容品など人体への摂取が前提となる商品はハラル、つまりイスラム法的に適合したものであることを証明しなければならない。そのためのハラル認証機関が存在する。
死生観
イスラム教徒はコーランに書かれている通り、来世の存在を信じている。
死に際しては一度魂は肉体を離れるが終末の日に再び受肉して復活し、アッラーが下す審判を受けるとされている。
この関係で遺体は肉体の消滅を伴う火葬は厳禁であり、メッカに顔を向けられた状態で棺に入って埋葬される。
審判に際しては生前の善行が十分であるかが問われるものであり、善行とは信徒の務めである六信五行が相当する。
モスク(マスジド)
イスラム教徒にとっての礼拝施設。
設置された各地区の信徒たちが管理している。金曜礼拝において信徒が集団で訪れるため一定の収容規模が必要であり、フリューゲルにおいてはボアーズィチィ帝国首都にあるマスジド・シャミイアのような巨大なモスクが建設されている。
礼拝の場に人物を描くことを偶像崇拝として固く禁じられているため、教会や仏閣など異教徒の礼拝施設にあるような彫刻、ステンドグラス、像といった類は排除され、アラベスクと呼ばれるイスラム教スンニ派的世界観に基づく幾何学的文様が壁面装飾として施されている。
テークサット連合のモスクではメッカへの礼拝のために観測結果による地球の方角が常時表示される工夫が施されているようだ。ボアーズィチィ帝国においてもこの方式が採用される見通し。
フリューゲルにおけるイスラム教
元来イスラム教国家はイスラム法を厳守し政教一致的な体制を殆どが採ることで知られたが、現在では先述したウラマの分立と長い歴史の積み重ねにより、統治のあり方は著しく地域差がある。特に明確にイスラム法による統治をおこなう国家は稀となり、確認できるのはボアーズィチィ帝国のみ。
またシーア派国家は現在はない。
主要なイスラム教国
テークサット連合(スンナ派)
ボアーズィチィ帝国(スンナ派)
トルキー社会主義共和国(スンナ派)