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概要
クラーシェ誓約者同盟とは、ラトアーニャ君主共和国が再度レゴリス領ラトアーニャ州となった後に、独立した後期ラトアーニャ君主共和国が
エリーゼ・シェルストリア統領の号令一下、「再生政策(レナトゥス)」が推し進められ、九月鳴乱や南北戦争以来の八ヶ月戦役などの流血を伴いながら
成立した、旧ラトアーニャ君主共和国の領土である9つの領邦を束ねる連邦制・立憲君主制国家。国家元首はクラーシェ朝初代皇帝エリーゼ・シェルストリア。クラーシェは「輝く花弁」の意。
成立背景/政治体制
ティ・ラフィール連合国やレゴリス領ラトアーニャ州も参照されたし。
フリューゲル世界大戦(オセアニカ・アースガルド戦争)により、レゴリス領ラトアーニャ州がルキウス・キルヒアイゼン首相のもとで独立し、
再度ラトアーニャ君主共和国として成立した。しかしながら国内にはレゴリス領時代の「大繁栄時代」を懐かしむ声が多くあり、ルキウス政権への抗議集会が各地で開かれていた。
また同時期、ルキウス・キルヒアイゼン統領の任期満了に伴いキルヒアイゼン派とシェルストリア派に国内の政治勢力が二分。
ラトアーニャ社交界の有力者(一説ではレゴリス帝国政府の関与の可能性もあるとされる)の裏工作支援を受けたエリーゼ・シェルストリアがキルヒアイゼン派の切り崩しに成功し、二代目統領に就任した。
キルヒアイゼン派は自らの勢力後退で政治的影響力を失うことを恐れ、ルキウス・キルヒアイゼンを政府顧問官、その息子エーリッヒ・キルヒアイゼンをタールウィル代表とし
影響力を高める事を画策。またメフィスト・シュトラウスやグーテ・アルニム、ノルニル・ミュラーらもこれに乗じて自らの権力をより一層高めようとした。
これによりシェルストリア派は不利な立場となり、エリーゼ・シェルストリア統領はある一つの決定を下した。後に「再生政策(レナトゥス)」と呼ばれる大粛清である。
グラナ・ヴァルシュタイン軍務省長官やヴェンツェル・リコレルタ大将を味方につけ、アイナ・ベルヴァルトの資金援助を受けたシェルストリア派はメフィスト・シュトラウス、グーテ・アルニム、ノルニル・ミュラーらの屋敷を襲撃し選帝侯三名を殺害。
またエーリッヒ・キルヒアイゼンは実父ルキウス・キルヒアイゼンを見限りこれを殺害。アイリス・キルヒアイゼンはエリーゼ・シェルストリアに身柄を拘束され、ルセナールに幽閉された。
地域区分と管轄は再編され、アウセクリスと南部に位置するシオン、北方三州(タールウィル・ラーザンヌ・アルターナ)を女帝直属、
チューリッヒのみキリエ・ファウスト選帝侯(ベルン・ファウストの娘)、南方四州のうちルセナールをエーリッヒ・キルヒアイゼン選帝侯、
ヴォルニーエをヴォルフラム・ヴァルシュタイン(グラナ・ヴァルシュタインの孫)選帝侯、オルザスをアイナ・ベルヴァルト選帝侯に与える事を選帝侯会議で決定。
また議会を設立し、従来の選帝侯会議を上院、各地域から9名選出される議員で構成される代議院(定員81名)を下院と定めた。
皇帝の権限は軍隊の動員と議会の召集、宗教政策や文化政策の立案・施行と、絶対君主制ほどではないが他の立憲君主制国家より権限が非常に多い。
歴代元首
代 | 名前 | 在任期間 | 肩書き |
初代 | ルキウス・キルヒアイゼン | 471年~493年(暗殺) | ティ・ラフィール連合国最高評議会議長,ラトアーニャ君主共和国初代統領 |
第二代 | エリーゼ・シェルストリア | 493年~505年(退位) | ラトアーニャ君主共和国第二代統領、クラーシェ誓約者同盟皇帝 |
第三代 | シャルル・リュシー・オルレアール | 505年~現在 | クラーシェ誓約者同盟第二代皇帝 |
席次第一位「セバストス」:五領邦統轄:シャルル・リュシー・オルレアール皇帝陛下
クラーシェ誓約者同盟の皇帝。幼少期に六ヶ月戦役とオセアニカ・アースガルド戦役による余波で両親を失い、クラーシェの特権階級の立場に居座る
現在の政府高官や旧態依然とした世界の在り方を激しく憎悪するようになり、世界秩序の再構築を望む革命家。極めて冷静かつ高い知性を持ち合せ、
感情的になる事を厭い、常に合理的思考を行う事を好むがそれが故に臣下や無知な民衆を軽蔑し、同盟への敵対者や自らに逆らう者は情け容赦無く処刑する恐怖政治を推し進めている。
ただし、それによって自らの評価がどうなるかは理解しており、自分の事を人格者とは程遠い存在と認めている。
席次番外「カイサル」:摂政:エリーゼ・シェルストリア摂政閣下
クラーシェ誓約者同盟の初代皇帝。その正体は数百年の時を生きる魔女で、フリューゲルに数える程しか存在しないリリスの一人。
人を堕落させる術に長けており、ルキウス・キルヒアイゼンをして「アダムとイヴをも堕落させる蛇」と言わしめた。
現在は昔馴染みのレゴリス帝国総統ヴァルター・ディットリヒと結婚し、レゴリス帝国で生活している。
席次第二位「マギストロス」:情報省長官/チューリッヒ統轄:キリエ・ファウスト選帝侯(保守誓約党支援)
クラーシェ誓約者同盟の情報省長官。大法官ベルン・ファウストの娘で、幼い頃より父から政治学や法学を学んだ秀才。
情報の価値は何よりも上と言って憚らず、実務能力も優秀なために情報省長官に抜擢された。
皇帝シャルルの理想に賛同しているが、彼の冷酷な一面を知って以来皇帝への疑問を抱き続けている。
席次第三位「マギストロス」:内務省長官/ルセナール統轄:エーリッヒ・キルヒアイゼン選帝侯(保守誓約党支援)
クラーシェ誓約者同盟の内務省長官。建国の祖ルキウス・キルヒアイゼンの息子で、父を殺して現在の立場を手に入れた。
典型的な無能貴族で、言われた通りの事は出来ても自ら何かを行う主体性に乏しい。
周囲からは「ルキウス公が生きていて次を継ぐのがエーリッヒならばこの国は滅んだだろう」とまで酷評されている。
席次第四位「マギストロス」:軍務省長官/ヴォルニーエ統轄:ヴォルフラム・ヴァルシュタイン選帝侯(社会共和党支援)
クラーシェ誓約者同盟の軍務省長官。軍の近代化を推し進めた名将グラナ・ヴァルシュタインの息子で、自らも六ヶ月戦役や
南北戦争で功を立てた元軍人。
軍の近代化には積極的で、クラーシェの軍制改革に多大な貢献を行っている優秀な軍事改革者。私生活ではだらしくなく、女性からの評判はあまりよくない。
席次第五位「マギストロス」:国立銀行総裁/オルザス統轄:アイナ・ベルヴァルト選帝侯(保守誓約党支援)
クラーシェ誓約者同盟の国立銀行総裁。いわゆるユダヤ系でクラーシェの金融資本をその手中に収めている女傑。
皇帝シャルルとはことあるごとに対立しており、一触即発の状態ではあるが彼女の財力はあまりにも脅威であるがゆえに
何等お咎め無しとなっている。
「ゾーステー・パトリキア」同盟元帥:ルートヴィヒ・ステンボック殿下
シャルル帝の従姉。ヴェンツェル・リコレルタに軍学を学び、彼の死後の同盟軍を指揮をシャルル帝より一任されている。
政治に興味がなく、前線に赴き英雄的名声を得る事と従弟である皇帝への忠誠を誓う事に生き甲斐を見出した。
「ゾーステー・パトリキア」同盟軍総参謀長:アーニャ・シュトッテルンハイム殿下
オルレアール家・シャルル帝の叔母にあたる女性とシュトッテルンハイム家の当主の間に生まれた女性。
同盟軍総参謀長の重役にあり、また秘密警察の指揮も一任されている。適切な予備軍投入でパルシア戦役を勝利に導いた。
「ゾーステー・パトリキア」同盟元帥:ユスティーナ・シュトッテルンハイム殿下
オルレアール家・シャルル帝の叔母にあたる女性とシュトッテルンハイム家の当主の間に生まれた女性。
ケーニヒスベルク軍管区を預かる予定であったが、日ノ本による占領が行われた後は
新首都近辺に設けられる新軍管区の長官への就任が決定している。
「バシレオパトール」同盟元帥:フェリクス・シェーンハイト卿
老将。九月鳴乱や南北戦争、六ヶ月戦役、カールスラント戦役、パルシア戦役を妻とともに勝ち抜いてきた勇将。
エリザベート帝の退位後は自らも一線から退き、皇帝の直属軍の指導や皇帝の助言を行う顧問官となった。
若い頃は感情を逆撫でするような言動で周囲に嫌われていたが、近年は口数も少なくなり若手将校からは寡黙な老将として慕われている。
「バシレオバトール」同盟元帥:リサリア・シェーンハイト卿
老将。九月鳴乱や南北戦争、六ヶ月戦役、カールスラント戦役、パルシア戦役を夫とともに勝ち抜いてきた勇将。
エリザベート帝の退位後は自らも一線から退き、皇帝の直属軍の指導や皇帝の助言を行う顧問官となった。
依然として若さを保ち続けており、20代前半ではないかという噂も立つほど軍内では人気が高い。
「テマ・ルセナール」同盟大将:ヨアヒム・モンドゴメリー卿
若手の将軍。カールスラント戦役やパルシア戦役で活躍し、一躍有名となった名将。同盟軍の三傑として名高い。
ハードキルよりはソフトキルを好み、後方撹乱による敵軍殲滅を得意とする。戦略的指揮能力には欠けるが、前線指揮官としては一流。
「テマ・タールウィル」同盟大将:アーサー・ネルソン卿
若手の将軍。カールスラント戦役やパルシア戦役で活躍し、一躍有名となった名将。同盟軍の三傑として名高い。
モンドゴメリーとは対照的にハードキルによる敵軍の撃滅を得意としている。戦略的指揮能力には欠けるが、前線指揮官としては一流。
「テマ・アウセクリス」同盟大将:クルト・シュリーフェン卿
若手の将軍。カールスラント戦役やパルシア戦役で活躍し、一躍有名となった名将。同盟軍の三傑として名高い。
前線指揮官としては一流ではないが守勢に定評があり、戦略的指揮能力は三傑の中では最も優れている事からアウセクリス軍管区を任されている。
保守誓約党(議員:41名/第1党)
※何等かの役職に就いている人物のみ。
- 国土開発庁長官:クロメル・メイスナー党総裁(イナンナ・メイスナーの息子)
- 法務省長官:ケルヴィノ・メディチ議員
- 監察省長官:アザール・ボルジア議員
- 「ベルフェゴールの鐘」長官:マノン・プッチーニ=レスコー議員
社会共和党(議員:24名/第2党)
- 親衛隊・全国指導者:アイリス・リヒトホーフェン議員(旧姓キルヒアイゼン)
- 親衛隊・国家保安本部長官:エアハルト・カナリス議員
- 親衛隊・内国秩序維持本部長官:フェードア・ライヒェナウ議員
親衛隊(本部:タールウィル)
- 概要
- 旧ナチス・ドイツの親衛隊組織を参考に編制された皇帝護衛組織。現在では治安維持、反体制分子摘発も任務とし、軍務省とは別の独立した部隊として戦場に投入される事もある。「忠誠こそ我が名誉、我が名誉は忠誠を宣する事」がモットー。ベルフェゴールの鐘とはまた別の皇帝直属の組織として知られ、ベルフェゴールの鐘とは非常に仲が悪い。
- 傘下組織
- 国家保安本部
- 全ての政治警察を指揮する組織。国家内の不穏な動きがあれば摘発・場合によっては非人道的な拷問なども辞さない姿勢で親衛隊恐怖の代名詞と化している。
- 親衛隊人事本部
- 親衛隊内部の昇格降格・人事配属などを専門に処理する親衛隊傘下組織。
- 親衛隊作戦本部
- 親衛隊師団の部隊の作戦・行動計画を立案指揮する親衛隊傘下組織。
- 親衛隊内国秩序維持本部
- 政治警察を除く全ての警察組織を指揮する親衛隊傘下組織。大幅な権限が与えられ、政府高官と言えども不正や違反があれば容赦なく摘発する。また裁判所を有し、親衛隊規則に違反したものの処分を行う。
- 武装親衛隊(Waffen-SS)
複数の師団を有し、また軍務省とは別の独立した行動が可能とされる国防軍と並ぶ国内最大軍事組織。再生政策の時にはこの武装親衛隊が各地で活躍した。捕虜への虐殺行為などで国家保安本部と並んで国民の親衛隊恐怖の一因となっている。
- 国家保安本部
内務省
- 概要
国内産業・地方行政・警察その他、国内の政務全般を取り扱う省。権限は全ての省の中で最も多く、「皇帝の代理人」としての名を持つ。古くはティ・ラフィール連合国時代に内務部の名で存在し、歴代の長官には旧二公家のアラン・メイスナーや旧宰相のメフィスト・シュトラウスなど大物が務めた事で花形省庁として、また対外穏健派して知られている。 - 現在の長官は旧二公家の末裔、ルセナール選帝侯エーリッヒ・キルヒアイゼン殿下。
代 | 歴代長官名 | 在任期間 |
初代 | アラン・メイスナー | 471年~473年(失脚) |
第二代 | メフィスト・シュトラウス | 473年~493年(暗殺) |
第三代 | エーリッヒ・キルヒアイゼン | 493年~現在 |
軍務省
- 概要
軍務全般を取り扱う省。権限は軍務のみだが、南北戦争や八ヶ月戦役、クラーシェ・カールスラント戦役は全て軍務省が主導し、非常時においては最大の勢力を誇る。中立を掲げていたがグラナ・ヴァルシュタイン旧軍務省長官の退任後、ヴォルフラム・ヴァルシュタインが引き継いだが、中立から積極的介入に移行。対外強硬派・過激派として知られている。 - 現在の長官はヴォルニーエ選帝侯ヴォルフラム・ヴァルシュタイン殿下。
代 歴代長官名 任期 初代 グラナ・ヴァルシュタイン 471年~493年(退任) 第二代 ヴォルフラム・ヴァルシュタイン 493年~現在
「ベルフェゴールの鐘」
皇帝直属の隠密諜報/裏工作組織。概要は明らかでないが、組織員は全て女性。
紫煙の図書館の出身であることが絶対条件であり、紫煙の図書館の黒い噂からベルフェゴールの鐘は"女帝の後宮"と揶揄されている。
- アトリ・シュトラウス(メフィスト・シュトラウスの"元"娘)
表向きはアルターナ管弦楽団のコンマスを務めている。裏の顔はアルターナ"裏"社交界の調査員。
軍事
陸空共同軍・海軍の二軍を有している。ティ・ラフィール連合国・ラトアーニャ君主共和国はいずれも最小限度の自衛能力のみに留まっていたが、クラーシェ誓約者同盟となってからは軍事予算が大幅に増やされ、外征能力を手にした。
- 同盟軍
陸空共同軍と海軍から成る誓約者同盟の正規軍。総司令官はルートヴィヒ・ステンボック殿下。
総参謀長はアーニャ・シュトッテルンハイム殿下。- 同盟陸空共同軍
- クラーシェ誓約者同盟の陸空軍組織。空軍部隊の兵士とあわせ72万と国内最大クラスの軍事組織。
伝統的な陸空共同作戦論に基づき、陸軍の中に空軍部隊が存在し共同運用される点において、他国と一線を画す。 - 現在の共同軍司令官はユスティーナ・シュトッテルンハイム殿下。
- クラーシェ誓約者同盟の陸空軍組織。空軍部隊の兵士とあわせ72万と国内最大クラスの軍事組織。
- 同盟海軍
- クラーシェ誓約者同盟の海軍。かつての英雄、ヴィルヘルム・ニーチェ退役元帥の方針から少数精鋭を旨とする。
外征や領海防衛に不可欠。共同軍が活躍したクラーシェ・カールスラント戦役では空母・輸送部隊が活躍した。 - 現在の海軍司令官はアルフレート・リヒトホーフェン大将。アイリス・リヒトホーフェン親衛隊指導者は妻。
- クラーシェ誓約者同盟の海軍。かつての英雄、ヴィルヘルム・ニーチェ退役元帥の方針から少数精鋭を旨とする。
- 同盟陸空共同軍
外交
他国との国交を最小限にとどめている。
国名 | 関係 | 国家評 |
レゴリス帝国 | 親密 | かつての宗主国。女帝陛下の一番のお気に入り。良好な関係を築ける事を切に願う。 |
ルーシェベルギアス公国 | 親密 | 公爵の治める国。その文化はフリューゲルで最も洗練されている。何と魅力的なことか。 |
ミッドガルド帝国 | 親密 | フリューゲル随一の軍事大国。刃を交えたくはないものだ。 |
帝政カールスラント | 親密 | 新興の帝政国家。女帝が治める国。発達段階だが、完成されれば素晴らしいものになるだろう。 |
ガトーヴィチ帝国 | 友好 | 商品取引国。永きにわたって、経済面でのパートナーになれるだろう。 |
カーディナル・セプスティア
クラーシェ誓約者同盟の政治の中心地。中世の城のような景観と、クリーム・ホワイトで塗られた壁が特徴。
外観に反して内装は近代的で、機密性が高い。指紋認証式のエレベータやコンピュータシステムによる自動空調管理が行われている。
客室も多くあり、各国の客人を招いたり晩餐会や社交場として利用される事も多い。
聖樹"ティファレト"
ラーザンヌにある樹齢数千年、高さ130mの巨大な樹と、その周りの樹海を指す。
台風や干ばつ、日照りや地震などの自然災害から人々を護ってきたとされ、クラーシェ国民に非常に愛されている樹。
また多くの想像力豊かな芸術家を生み出してきた土地柄もあり、豊穣と音楽を司りし樹として崇められている。
九月鳴乱、南北戦争においてさえ、この樹に手を出す事はタブーとされた。避暑地としても人気で、貴族の別荘が樹海の中に多く点在する。
文化/学術
一時レゴリス領となった後、学術的方面の文化が著しく発展した。ルセナール復興の一環として、ルセナールでは三つの洋風の図書館が建築され
それぞれ
"不叡の図書館/Ains Riconte"
"紫煙の図書館/Irik Fergia "
"水冽の図書館/Mel Lesia"
と呼ばれる知識集団に分かれている。
留学生も深く受け入れ、主に高校卒業、または大学卒業後に入館する図書生が多い。
"不叡の図書館/Ains Riconte"
主に人類の歴史を探究する図書館。
地球史の研究や、地球脱出後のフリューゲルに至るまでの人類の歴史、また各国の建国から現在に至るまでの歴史を研究している。
勤勉な男性の図書生が多く、女性は非常に少ない。"紫煙の図書館/Irik Fergia"とは犬猿の仲。
メフィスト・シュトラウスが出資しているが、他の図書館からは「面白みも無い骨董の集まり」と嘲笑の対象となっている。
しかしながら、名著が多い事で有名であり「フリューゲル探査史」や「宇宙漂流史」などの歴史的価値が認められる
書籍が図書生によって執筆・出版されている。クラーシェの初等学校から高等学校ではこれらの教材を扱う。
卒業生は国家公務員となるか、地方公務員となるかに分かれる。一般企業への就職率は低い。
"紫煙の図書館/Irik Fergia"
人類の様々な宗教を研究する図書館。エリーゼ・シェルストリアが出資している図書館として評判。女性限定。
10歳から19歳までの女性が九割近くを占め、その研究対象も邪教とされるものが多い。
その事から、"不叡の図書館/Ains Riconte"からは"退廃的な魔女の巣窟"と忌み嫌われている。
裏社会と密接な関係にあると噂され、年に数名から数十名の若い女性図書生が失踪している。
貴族のサロンが図書館内には多く、小さな社交会場にもなっている。図書生は全員、姉妹のように仲が良い。
卒業生は社交界で活躍する事が多く、他の図書館のように就職をする図書生はいない。
これは図書生の殆どが裕福な家庭の子女であったり、または見目麗しい特待生ばかりである事に起因する。
"水冽の図書館/Mel Lesia"
人類の芸術史を研究、もしくは芸術を専攻する図書館。図書生の多くは著名なピアニストであったり、デザイナーであったりする。
アイリス・キルヒアイゼンが出資している図書館として有名。
年に一度、"明冽の灯火"と呼ばれる祭典が開かれ、それにあわせてファッション・ショーやコンクールが開催される。
ゴスロリファッションが主流で、年若い図書生の中には自分でデザインしたゴスロリファッションを着用する者もいる。
"紫煙の図書館/Irik Fergia"の図書生達にも非常に人気が高く、"紫煙の図書館/Irik Fergia"ではファッション・ショー等で
優秀な作品があればその作品を次の年に入学する図書生の制服として採用している。
"紫煙の図書館/Irik Fergia"とは仲がよく、"不叡の図書館/Ains Riconte"とも比較的良好な関係を保っている。
卒業生は主にクラーシェの管弦楽団や交響楽団に入団したり、クラーシェのファッションブランドで活躍している。
中には絵画の才能を更に磨き、一流の画家として自分の画廊を持つ図書生も少なくない。
国立・アルターナ歌劇場
全5階、座席1877席、高さ61m、敷地面積8300平方メートルと以前から建造計画が進んでいた大歌劇場。
その壮麗さたるや、フリューゲルに古くから存在する他の歌劇場にも劣らず。所蔵衣装数は9万着ほど。
専属オーケストラはアルターナ管弦楽団。専属合唱団はラーザンヌ室内合唱団。
ともに"水冽の図書館/Mel Lesia" の卒業生が中心となって編成されている。
エリーゼ・シェルストリアとグーテ・アルニムが共同出資したとされる。
上流階級がオペラ座舞踏会を開催する事も多く、クラーシェ社交界では一際人気の歌劇場。
アルターナ管弦楽団
クラーシェ誓約者同盟における最大の管弦楽団。定員百五十名、六管編成。
"水冽の図書館/Mel Lesia"の卒業生が中心となり編成されている楽団で、年に100回以上のオペラ・バレエ公演を行っている。
現指揮者はワレリー・ヴァルトハイム。非常に進行が早い指揮者として酷評されていたが、近年は再評価されている指揮者の一人。
ラーザンヌ室内合唱団
前身はラーザンヌ聖歌隊。定員七十名の狭き門。
"水冽の図書館/Mel Lesia"の卒業生が中心となり編成されている合唱団。アルターナ管弦楽団とともに数多くの公演経験がある合唱団。
現指揮者はアルターナ管弦楽団と同じく、ワレリー・ヴァルトハイム。
オーベル・テューレ
古い歴史を持つ時計工房。機械に頼らず、熟練の時計職人達が手作業で作り上げる時計が特徴。
デザインはシンプルな物が多いが、どことなく高級感を漂わせる。
近年はオルゴール製作も手がけており、中流~富裕層を中心に人気を集めている。
シオン国立画廊
クラーシェ誓約者同盟の画家の作や、地球時代の著名な画家の作を集めている絵画数8千点の大画廊。
骨董品や芸術品も多く取り扱っており、古今東西問わず人気の高い作品は年末に開かれるオークションに出品される。
オルザス闘技場
古代ローマの闘技場に倣って建設された、古い建物。かつては剣闘士の戦いが見れた。今日ではスポーツ施設として利用されている。
馬上槍試合やフェンシングの公式大会、各種スポーツ祭典などのメイン会場として有名。
ティファレト教
高さ130メートルの聖樹「ティファレト」とその周辺の「ティファレト樹海」を信仰する宗教。
豊穣と音楽を司るティファレトは古くからヴォルニーエ地方やラーザンヌ地方、アルターナ地方やシオン地方で信仰されている。
日照りや干ばつから人々を護り、美麗な自然風景で想像力豊かな人材を育む聖樹は今日でも大切に保護されている。
推定信者数は国内最多の1700万人。
キリスト教(カトリック・プロテスタント・正教)
各地で一定の信者数が存在する地球時代の宗教。シオン総主教の影響か、正教の割合が多くなっている。
推定信者数は国内三番目の600万人程。
アウセクリス共和国
クラーシェ誓約者同盟首都が置かれている都市国家。ティ・ラフィール建国時より首都とされて来た古都。
多くの行政機関が存在し、かつては各国の大使館が並んでいた。
ファッションブランドの拠点が多く、アウセクリスに住まう人々は皆総じて華やかな衣装を身にまとっている。
タールウィル共和国
別名「北の都」。クラーシェ誓約者同盟繁栄の象徴。タールウィルなくしてクラーシェはなし。
表向きは、クラーシェ経済の中心地。莫大な富を生み出す錬金術師達の魔都。
その実は、エリーゼ・シェルストリアを中心とするクラーシェ裏社会に住まう魑魅魍魎達の暗躍の拠点。
この都市に住まう者は他人を蹴落とし、実力で這い上がり、巨万の富を手にする事しか頭にない人間らしさを捨てた金の亡者。
違法ドラッグの入手も容易で、マフィアが数多く存在する。組織間抗争による殺人事件が絶えない。
ルセナール公国
別名「南の都」。
大図書館「"不叡の図書館/Ains Riconte"」「"紫煙の図書館/Irik Fergia "」 「"水冽の図書館/Mel Lesia"」が存在する都市国家。
ティ・ラフィールの負の遺産。貧困層が住まう地。メイスナー統治期は一定の繁栄を見せたが、今では見る影もない。
エリーゼ・シェルストリアによる魔の手が伸びており、各地で学術施設の建築が進んでいるが貧困層にとってはまさに他人事。
精々が、建築の為に仕事に駆り出されるくらいで、彼等がその施設を利用する事は死ぬまでない。
ラーザンヌ共和国
別名「歌の都」。ラーザンヌ聖歌隊を生み出した都市国家で、その歴史を紐解けばラーザンヌは常に歌と在った。
目だった特産品はないが、北に位置していることから比較的裕福。
クラーシェ建国神話にある樹齢数千年といわれる巨大な樹、"聖樹ティファレト"の下で、人々は暮らしている。
アルターナ公国
別名「音楽の都」。アルターナ歌劇場が存在する都市国家。著名な演奏家が数多く住み、旧貴族層も多い。
音楽が絶える事なく、人々は常に音楽に触れ親しんでいる。どういうわけか美人を産する街として知られている。
クラーシェで美しい女性やかわいらしい少女を見かけたら大半はアルターナ出身である事が多い。また、不審な事件や謎の目撃情報が多い。
ヴォルニーエ公国
別名「紅茶の都」。クラーシェの食料事情を支えるクラーシェの台所。
キーヒライゼ等の高級茶葉を産出する地方でもあり、また戦乱に唯一巻き込まれなかった地方であることから
自然景観、とりわけ田園風景が非常に美しい。
ケーニヒスベルク大公国
別名「機関の都」。同盟を構成する10番目の領邦。旧カールスラント帝国を継承せし国家。詳細は同国紹介を参照。
無数の蒸気機関群の排煙によって、空が雲に覆われている都市。 海外領であり、過去友邦であったことから自治権の範囲が広い。同盟内でもっとも軍需産業に力を注いでいる領邦であり、豊富な資源を産出するため領邦の中でも要衝中の要衝。
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