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ノイエクルス通信  ノイエクルスの民間報道機関
6月 29 (火曜日) 2010
【国際】モルダバイト永世中立化へ他 23:42  ノイエクルス自由国 
==【国際】モルダバイト永世中立化へ==

(20日モルスァ)天鶴帝国とカアルハセヤ帝国によるモルダバイト共和国への宣戦布告を受けて行われた国際会議の場で、当事国両国欠席の中モルダバイト共和国の中立化が決定された。同国の中立化は本邦によって保障されることとなっており中立化保障条約の締結が完了すればモルダバイト共和国は永世中立国として承認されることとなる。
この中立化はカアルハセヤ帝国が事前に文書で提出した宣戦布告撤回条件に基づく措置でおおむね当事国の意向に沿ったものとなった。しかし天鶴帝国側は本条件に賛同していないため不在の中第三国が中心となって方針を決定したことに対して不快感を表明しており、同じ同盟に加盟しているはずの両国の間に方針の違いが存在したことも浮き彫りとなった。



==【国内】自由国軍司令部への反発強まる==

(21日ノヴィルキウス)先日国際会議によって終結を見たモルダバイト問題について、軍部が全軍大集会を開催せず司令部の独断で動員しない方針を固めたことについて国内から反発が強まっている。
特にクラウディオ政権打倒に貢献した元軍人らで作る退役市民兵協会は司令部が全軍大集会開催を拒否したことについて「民主主義に対するあからさまな挑戦」であり「国法も神も彼らにそのような権限を許してはいない」として強く反発している。全軍大集会開催の拒否権は法律上確かに司令部に与えられているものの、この権利の発動は士官のみならず兵卒の意向も組んだ上で慎重に行うことが求められている。
市民の間には司令部の行動についてエリート主義的、貴族的であるとして批判する声が強く、これらの権限は軍が民衆により構成され、軍の指導者は民衆を代表していたが故のものであるから、エリート化した司令部に与えるべきではないという論調が主流となりつつある。
自由国議会は近く司令部による全軍大集会開催拒否権の取り扱いについて法改正を行う見込みであり、今後は全軍大集会によるより民主的な議決が軍を支配するようになるだろう。
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