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正式国名 | カルセドニー島入植地 |
英名 | Colony of Chalcedony Island |
国旗 | |
首都 | クリソプレーズ |
最大の都市 | クリソプレーズ |
建国 | 616年11月初旬 |
面積 | 6.7万平方km(616年11月初旬時点) |
言語 | 英語、日本語 |
元首 | ハギワ・サードオニクス暫定総督代行 |
政体 | 総督府による統治 |
通貨 | Va |
所属同盟 | なし |
前史
旧世界北極海域の諸島を束ねていた国家(フリューゲル世界では単に”連邦”と呼ばれる)の政府が、世界全体の急速な衰退を憂慮し、恒星間移民プロジェクト「カルセドニー計画」を実施、それに参加した連邦住民が入植したものが「カルセドニー島入植地」である。連邦は有人宇宙船の打ち上げ経験がなく、気象・観測衛星等と同様のロケットを若干改良しただけの物で実施したため、計画に参加した多くの人々のうち、無事にフリューゲルまでたどり着いたのはごく一部に過ぎなかった。
連邦と移民船団との通信はロケット打ち上げ後まもなくして途絶、計画参加者は連邦の指示なくしての独自行動を強いられることになったが、現在も連邦の一員としての意識は強く、国名に「入植地」をつけて連邦の構成区画であることを強調している。
年表
海域暦 | |
---|---|
2274年頃 | 旧世界の衰退により連邦が完全に孤立する |
2275年頃 | カルセドニー計画の実施 |
2276年1月 | 連邦の孤立を象徴する「裸の王様」事件の発生 |
2276年半ば頃 | カルセドニー計画参加船団と連邦の間の更新途絶 |
フリューゲル暦 | ||
---|---|---|
616年 | 11月初旬 | 船団がフリューゲル世界に到着、入植が開始される |
11月初旬 | 入植地として選ばれた無人島に、移民計画の名から「カルセドニー島」の名が冠せられる。 | |
617年 | 5月下旬 | カルセドニー島西方沖で津波が発生、20万人が犠牲となる。 |
619年 | 3月中旬 | 議事堂が建設され、議会制民主主義が確立する。 |
9月初旬 | クリソプレーズ入植地に首都設備が建設される。 | |
10月下旬 | 初めて大規模な暴動が発生、災難賞を受賞する。 | |
11月中旬 | 総督府陸軍が暴動を鎮圧、政府の支持率が一時的に回復する。 | |
620年 | 7月下旬 | 再び暴動が発生する。 |
9月初旬 | 暴動の被害を恐れた住民が首都から逃亡し、首都機能が停止する。このとき、リヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負う。 | |
9月中旬 | 総督府は再び陸軍を派遣して暴動を鎮圧するも、反乱軍が出現して内戦に発展する。 |
総督府
移民計画によりカルセドニー島にたどり着いた者のうち、文官として唯一、かつて連邦政府で大臣を務めた経験のあるリヨルが暫定総督に就任、民主的な政府を建設する条件が整うまで入植地を統治するとしていた。総督府には複数の委員会が置かれ、各種の問題に個別に対処している。
620年9月初旬にリヨルが暴徒に襲撃され重傷を負ったため、ハギワ防衛委員長が総督府内でイニシアチブを握り、暫定総督代行に就任した。同時に、暴動・反乱を徹底的に鎮圧する意向を示した。
住民会議
議会が発足するまでの間、住民の意見を政治に反映させるために置かれた機関。定数は20名、改選は年に1度である。総督の問責を決議することができるが、総督が問責決議された場合に辞任する義務などは定められていないので、実質的な存在意義はない。また、政党の結成も認められてはいるが、現在のところ結成された政党は存在しない。
なお、住民会議場の壁には旧連邦のルナハ大統領の肖像画が掲げられている。
国民
国民は全て「カルセドニー計画」により旧世界から移住してきた住民とその子孫から成り立っており、単一民族国家である。また、旧連邦では名字を名乗る風習はなかったが、移住後に入植した場所に付けられた地名を名字として名乗る習慣が生まれ、現在は全ての住民が名字を持っている。このため、名字が同じだからと言って、必ずしも親族であるとは限らない。