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エルツ通信 エルツ帝国政府公認の新聞社。帝都内の帝国本局と辺境部の連邦支局がある | ||
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6月 24 (水曜日) 2015 | ||
【政治】続く大政治改革 他 | 03:23 | |
598年7月 帝国内を12の州に分け、その各州に人口に合わせた議席を割り当てる大選挙区制が新たに庶民院選挙に適応される。 政府はこれについて議会における地方の考えを反映させるため、また死票を減らすため、としている。 また貴族院はその国家に与えた功績に応えるため非公選制となり、選挙で議員を選ぶことはなくなった。 議会の権限についても新たに改革が行われ、庶民院は首相を決定する権利、そして予算案等において貴族院に優越権をもつ。貴族院は宰相を決定する権利、そして条約の批准等の外交において首相、宰相に対する助言と同意を与える権利を持つ。一方で教督院は議会においてはその正統性を確かめる権利を持つと権限を減らされた。 また首相と宰相の両者をともに行政の長として、その権限を同等にし首相による独裁政治を防ぐ寡頭制が導入される。 また首相、宰相を補佐する組織として新たに執政官の職が新設される。この執政官は各州で選出された12名がなる。 などといったことが決定された。 これによって今まで、庶民階級と貴族階級と別々に分かれていた行政権がすべて首相と宰相のいる内閣府に集中することとなり、内閣府が強大な権限を持つこととなる。 国民の間では「皇帝陛下の存在が軽んじられている」「貴族と庶民では生活が違う」などの批判もあるが、これによって帝国内の身分の平等が進んでいくだろう。 【軍事】レゴリス軍と合同軍事演習 96年11月に帝国近海のパッショナ・ビーチで帝国軍とレゴリス軍の合同軍事演習「イリアス」が行われた。 当軍事演習では陸と海に分かれて演習を実施し、エルツからは空母「エドガー」をはじめとした2個艦隊、5個師団総勢12万人が参加した。 レゴリスからは推定13万人が参加したとみられる。(軍務府発表) 演習に派遣された部隊の総司令官はフランドル戦役で指揮をとられたブリュンヒルデ上級大将。 【文化】若者の間で天鶴語がブーム 昔からゾロアスター教など他国からの文化に影響されやすいエルツの若者たちだが、現在彼らの中で天鶴語がブームなようだ。 天鶴語で描かれたTシャツや天鶴語の書かれたアイテムを持つ若者を街中でよく見かける。 このブームの火付け役はグロリアーナ都市学園のアラハバキ教授である。教授は同学園都市のレゴリス史の教授であり、天鶴語の講師でもある。 天鶴語を独特に解した彼女の講義が学生に人気となり、その後グロリアーナの学生を通して全国に広がったようだ。 既に本年度の内務府の発表によれば名前に天鶴語を含んだ新生児も数多くいるようであり、これから帝国内で天鶴語が一大ブームになることは間違いなしだ。 | ||
6月 11 (木曜日) 2015 | ||
【政治】首相選挙 ネグローム氏が勝利 他 | 00:36 | |
596年5月 首相選挙の結果が発表された。選挙の結果44%の最多得票を得た自由党のイグニーケ・ネグローム氏が首相に選ばれた。 ネグローム新首相は首相就任演説において「この結果は庶民の皆様の力の表れです。帝国政府はこれからも庶民の味方であります。私も帝国の発展のため身を粉にして働きます。皆さまもぜひわたくしをお助けください」と決意を表明された。 惜しくも2番手となったラフォレーゼ氏は新首相に対し「結果がすべて、国民は彼女を選んだ。私も彼女に期待したい。」と述べられた。 43.8%イグニーケ・ネグローム氏 31.4%アムヤ・ラフォレーゼ氏 8.3%コンラート・アドルフ氏 1.6%ドーラ・ロッソ氏 今回の投票率は89% 【政治】議会再編 与党自由党は連立政権下の社会党の要望に応える形で議会を再編した。 これによって貴族院は任期8年,教督院は任期が10年となった。これに対し貴族院では貴族に対して選挙権のない庶民院選挙での結果によって貴族院に影響が及ぼされることを議会の自立に反するとして非難する声もあったが、改革自体は歓迎された。 また帰国された女王殿下のご意向により議会においての共産党の活動が解禁された。 これ以外にも議会において政党に所属しないでよい、とされるなど今国会において帝国議会は建国以来最大の改革を行った。 大規模な改革に国民は湧いている。これは革命だ!帝国における議会革命だ!帝国政府万歳! 我らが政府はその重い腰を上げられた。帝国はこれからも断固として改革を行っていくだろう。 【軍事】空母間もなく進水 帝国海軍がその粋を込めて建造している最新空母が間もなく完成する。 空母はこれまでのWW2型と呼ばれる旧式空母から一線を引く最新鋭空母であるようだ。 | ||
6月 09 (火曜日) 2015 | ||
【帝室】女王殿下帰国 他 | 02:31 | |
596年1月 女王殿下帝国に帰還 エルツ王国の女王にして、エルツ帝国の王女たるヴィクトリア女王殿下がこのたび留学先のティユリア連合王国より帰国された。 女王殿下は記者たちの取材に対し「ティユリアは優れた王政国家であります。わたしはそこでエルツにないさまざまなものを見てきました。これを生かしていきたいですわね」と答えられた。 二年半の留学によって一回り成長した女王殿下に栄光あれ!エルツ帝国万歳! 【政治】首相の直接選挙制へ移行が確定 首相を直接選挙で決定することを盛り込んだ、首相選挙法が今国会において過半数の賛成をもって成立した。 これによって首相は我々国民の直接投票によって決まることとなった。政府の公表した情報によると有権者は約5300万人にも上る。 現在首相選挙に立候補しているのは以下の四人である。 自由党イグニーケ・ネグローム氏(ネグローム首相の従妹で、元弁護士)(ナイーブな楽天家) 保守党アムヤ・ラフォレーゼ氏(保守党の若き新鋭。元警察官)(寡黙な勤勉家) 社会党コンラート・アドルフ氏(社会党党首。元商社マン)(派手好きなタフガイ) 国民党ドーラ・ロッソ氏(ロッソ財閥総帥の甥。次期総帥候補)(幸運な素人) 【政治】双子観光都市で火災 帝国再開発の二つ目の矢である観光業の目玉であった海峡観光都市でまさかの大火事だ。 火災が起きたのは帝国西部のヴェルニカ海峡だ。この海峡では観光産業の要として二つの巨大な観光都市を建てたばかりだった。 担当官は記者会見で火災発生を発表するや立ったまま失神してしまった。 それほどまでに今回のミスは致命的かつ初歩的なものだった。防災設備を整える前に大都市を作るという途上国にありがちなミスをしたことに対し、都市開発部の上部組織に当たる鉄道府では「あり得ない事件であり、再度同じことが無いよう十分に注意していく」と述べた。 現在は防災都市が隣接しており、火災が起きるようなことはないようだ。 【国際】ヴェールヌイ書記長選挙サロート氏が勝利 ヴェールヌイで行われた書記長選挙の結果現職の支持するサロート氏が当選した。 だが、ヴェールヌイは未曽有の危機の最中であり、しばらくは現職のスヴィントラーナ氏が評議会の議長を務められるようだ。 【経済】アルドラドの民主化と迫る商品危機 帝国内では昔から商品不足が言われてきた、だが政府も国民も資源に溢れるだけが富んだ国家ではないと、これまでそれに対してさしたる危機感も不満も抱かなかった。 しかしアルドラドの民主化が現実化するとアルドラドから輸入されている大量の商品が帝国市場に入らないこととなり、それに対して大きな不安が市場をよぎっている。 政府はこれに対し、「帝国の経済基盤は盤石であり、何も問題はない」と説明している。 | ||
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