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【連名式声明】ヴォルネスク事変に関する声明

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2017/6/26 15:10 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0

シャムレー最高評議会によるヴォルネスク事変に関する声明

シャムレー最高評議会は、今般のヴォルネスク情勢に関連したガトーヴィチ帝国及びSSpactのヴェールヌイ社会主義共和国ヘルトジブリール社会主義共和国と、ノイエクルス連邦との間で生じた紛争について深い憂慮を表明し、また同時にガトーヴィチ帝国及びヴェールヌイ社会主義共和国の対応に深い懸念を表明する。

 そもそも本件問題は、ヴォルネスク特別行政区に対して「不法入国」し、その不法入国の末に調査を行ったという専門家らの言をガトーヴィチ帝国政府が信じたということも驚きであるが
それ以上に、ノイエクルス連邦の主権に属するヴォルネスク特別行政区に対する進出を要求したことを、ガトーヴィチ帝国政府が主権侵害として認識していないことに非常に驚いている。
 ヴォルネスク特別行政区の住まう人民の生活環境が劣悪であることは我が国としても認識しているし、度々騒乱が生じていることもまた明らかであるが、ヴォルネスク特別行政区の独立要求とガトーヴィチ帝国軍の進出要求が認められる理由になろう筈もない。ガトーヴィチ帝国の要求は、主権対等の原則を著しく脅かしている。

 その後のノイエクルス自由国空軍によるヴォルネスク特別行政区ミハイル州の反政府勢力に対する攻撃に際して、同地の民間人が巻き込まれたことについては非常に遺憾でありノイエクルス連邦に対する非難は当然であるが、ノイエクルス連邦はすでに行政の不作為があったこと、また民間人被害の補償についても言及しており、非あれどその対応は一定の評価が為されるべきである。
にも関わらず、現時点においてガトーヴィチ帝国政府は

「罪なきヴォルネスク市民を殺戮するノイエクルス連邦を懲罰するため、ヴォルネスク市民の生活の質を向上させるため、ヴォルネスクの政治に自由の気風をもたらすため、大スラーヴ主義に基づいてラテン民族の支配からスラヴ民族を解放するため、ノイエクルス連邦に対して宣戦を布告する。」

とした宣戦布告を撤回していない。この宣戦布告そのものについても、スラヴ主義という名の帝国主義的政策の一環であるのは明白であり、非難に値する。

 また同様に、ヴェールヌイ社会主義共和国政府の対応についても厳に非難する。ヴェールヌイ政府は

スラヴ連合による調査報告及び続く宣戦布告に係る説明は不透明で、客観性を確保する努力に欠いており、共和国としてこれを承認しない。」

ガトーヴィチ帝国の対応を非として

「共和国政府としては、瓦及びノ連が北ヴォルネスクの改善についての平和交渉の実現の為、先ず事態の鎮静化を最優先課題として、紛争の早期終結を図ることとした。」

と、平和の実現のための努力を行うかと思えば

「ノ連の対外攻撃能力を無力化すると共に、瓦政府に対する平和解決努力の強力な働き掛けの継続により紛争を終結させ、戦後の瓦・ノ連並びに北ヴォルネスクに対する支援を通じた総合的解決に主導的役割を果たしていく決意を表明する。」

として平和解決努力どころか、火に油を注ぐかの如き対応を行い、戦後の各国各地域におけるヴェールヌイの利権確立のために姑息な策動を展開している。
我々はストリーダ王国外相の本事変に関するコメントを引用しよう。
「我々が今やってはならないのは、武力を誇示し気勢を上げて、状況を激化させることだ」
 全く正しい言であり、我が国として最も支持すべき姿勢である。
 ヴェールヌイ社会主義共和国が為すべきだったことは、調停のための努力を行うことであり、紛争介入ではないことでは明らかであるが、本件対応は、ヴェールヌイ政府が国際社会で誇ってきた良識を放棄しようとしているとしか思えない対応である。
 ヘルトジブリール社会主義共和国によるノイエクルス連邦への宣戦布告は残念であるが、条約上の履行義務があることや、ガトーヴィチ帝国ノイエクルス連邦の紛争には関与しない立場を明確にした点については評価し得るものであり、理解を示すものである。

 以上をもって、我が国はガトーヴィチ帝国に対してはその開戦事由に関して明確な非があること、ヴェールヌイ社会主義共和国に関してはガトーヴィチ帝国ノイエクルス連邦間の紛争への介入方法に関する非があることを明確にした上で下記の提案を行う。

(1)ガトーヴィチ帝国ヴェールヌイ社会主義共和国ヘルトジブリール社会主義共和国は対ノイエクルス宣戦布告の速やかな取り下げを行う。
(2)ノイエクルス連邦代表、ヴォルネスク特別行政区代表、ガトーヴィチ帝国代表による三者間協議を実施する。必要であればオブザーバー国をノイエクルス連邦ヴォルネスク特別行政区代表、ガトーヴィチ帝国代表の三者の合意のもとに、招聘する。ただし、ヴォルネスクの主権に関する事柄はノイエクルス連邦ヴォルネスク特別行政区の代表の間でのみ決定される。
(3)ヴェールヌイ社会主義共和国ノイエクルス連邦ガトーヴィチ帝国間の問題、いわゆるヴォルネスク問題に関与しないことを宣誓する。

 以上の提案が受け入れられず、宣戦布告の取り下げがない場合、我が国独自の対応として、ガトーヴィチ帝国ヴェールヌイ社会主義共和国――スラヴ連合が平和を希求するものではなく、国際社会に戦火を招く存在、拡張主義者の集団と認定して、両国より大使を召還する。また、ノイエクルス連邦の市民が爆撃に脅かされることのないよう、砲弾生産に供されない防空壕建設資金と鉄鋼を提供する。

 当事国以外の諸外国に対しても声明を発する。本声明に関する是非はともあれ、本件声明における提案に賛同されるのであれば、我が国の声明に賛同した上で、若しくは各国それぞれの立場から声明を発した上で、提案に賛同の旨を本会議場に提出されたい。

シャムレー民主共和国最高評議会議長 エアハルト・カウピッシュ
投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/6/26 21:57
レゴリス帝国  一人前   投稿数: 84

 レゴリス帝国政府はシャムレー最高評議会が発出したヴォルネスク事変に関する声明に賛同すると共に、本声明に連名するものである。
 我が帝国も一連のヴォルネスク情勢に関連した諸問題に於ける友邦ガトーヴィチ帝国及びヴェールヌイ社会主義共和国の対応に深い懸念を持っており、また今後の動向を非常に注視している。
 本声明は当事国らが一度歩を止め、本問題に於ける自国の行動を見つめ直す良い機会を提供しているものだ。当事国は本声明を真摯に受け止めた上で、声明内にある提案を履行することを期待するものである。

 尚、シャムレー最高評議会が声明内にて記載している独自の対応について、我が国は賛同するものではない旨併記する。また我が帝国独自の対応として、資源輸送保障原則のガトーヴィチ帝国に対する適用を当面中止とする。本対応は本声明に我が帝国が賛同し連名した時点で即時に実施される旨通告する。

Fuhrer Das Regolith Reich Rumiya Gdlyan
レゴリス帝国総統 ルーミヤ・グドリャン)

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2017/6/28 16:15 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0

 世界に冠たるレゴリス帝国の賛同が得られたことを喜ばしく思うとともに、ヴェールヌイ社会主義共和国ガトーヴィチ帝国から未だに本提案に対していかなる回答もないことは、ヴェールヌイ社会主義共和国ガトーヴィチ帝国が、国交を有するはずの我らに対する外交上の儀礼を必要と考えていない証左であると認識している。
 従い、我が国は先の声明通り、両国から大使を召還した。続いて、声明を続けて発する。

 フリューゲルにおける主要国会議の位置づけにあるソサエティ参加国は、第三回ソサエティにおいてアズリール条約を採択した。アズリール条約は原則として、非締約国には適用されない条約であるが、その理念は前文にある通り「フリューゲルにおける戦争時の民間人被害者の減少や国際社会の安寧と秩序の維持を確立するため」と解釈し得るものである。
 しかしアズリール条約を締結しているヴェールヌイ社会主義共和国は、この理念を尊重することなく、ノイエクルス自由国の市民を虐殺している。自らが主導したサンサルバシオン条約の前文にある「国家の独立及び主権の尊重並びに内政不干渉の原則」を踏み躙り、同条約第一条の「国際関係において武力による威嚇又は武力の行使を慎しみ、国際紛争を平和的手段によって国際の平和及び安全を危くしないように解決すること約束する。」という条文さえも履行義務があるにも関わらず、平然と条約違反を行った。自らが準加盟の立場で参加するフリューゲル経済諸国同盟(FENA)の「カレストノープル平和議定書」に関して、履行義務はないにせよ、「正統性なき宣戦布告、戦闘行為を否定する」とした同議定書を尊重さえしなかった
 また、新興諸国経済理事会(ENEC)においては良識あるオブザーバーとしての立場を求められているはずの同国は「主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則」と制定した同理事会の憲章を、これもまた尊重する素振りさえ見せていない。
 同様にソサエティ参加国であり、ENEC加盟国のガトーヴィチ帝国のガルボーイ首相は「陸破弾を以て戦争を早期に終結させ、結果として被害を最小限にする」と発言した。

 陸地破壊弾が戦争終結の最速の手段であるとガトーヴィチ帝国の首相は云うが、それまでの過程でいったいどれだけの市民が虐殺されるのだろうか。
 開戦前に6891万4千人いたノイエクルス自由国の一般市民のうち、すでに226万3千人が死亡、ないし戦火を逃れるべく難民として流出しており、その惨さたるや史上前例なきものである。ガトーヴィチ帝国ヴェールヌイ社会主義共和国最早理性を持たぬ獣であり、血に飢えた狂犬である。陸地破壊弾が正当化されるのであれば、人類が作り出したいかなる残虐な兵器も、彼らの論理の前では正当化されてしまうことになる。

 我が国はふたたび提案する。アズリール条約締結国、特にソサエティに参加する各国は、速やかにこれらの狂犬をソサエティから追放すべきである彼らの言葉には一片の理もなければ、信を置くこともできない。彼らは条約の理念を尊重することもなければ、その履行義務さえ果たそうとしない。万が一、彼らとの戦争が起きたとき、条約の締結有無に関わらず、彼らは平然と陸地破壊弾を使用するだろう。SSPact、FENA、そしてENECもまた、彼らを放逐し、彼らを国際社会から追放し、理性ある人間の手によって鉄の檻の中に閉じ込めておくべきである。国際社会に属する理性ある諸国は本提案に賛同し、速やかにヴェールヌイ社会主義共和国ガトーヴィチ帝国追放決議を提起されたい。

シャムレー最高評議会議長 エアハルト・カウピッシュ
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