455年(朴安哲王11年)11月に予定されている常民院選挙へ向けて各政党党首を取材した。

祖国貢献党総裁・尹明策(議政府副総理大臣)

「我が国は国王陛下の領導の下、近代国家らしい社会制度を整え、封建体制から脱却しつつある。我が党は龍鮮の古き良き伝統を守りながらも改革の手を進める所存である。また、外交面では親普欧帝国を基軸としながら協調外交を展開する。」

忠誠党総裁・金忠献(内務大臣)

「龍鮮は礼教の国『礼儀の国』である。礼教とは先祖を大切にすることである。我々は他国の影響で先祖が築かれた制度を破壊し、民主主義を導入しようとする改革派の試みに対決する。龍鮮は今まで両班が治めてきた。我々に委ねれば何の問題はない。」

進歩会代表・呉勇邦

「我が党は龍鮮を腐敗させた亡国の徒である両班を打倒し、大衆平等を目指します。先進国を見習った民主的な政治を確立します。また、民主主義を脅かすであろう共産主義には反対の立場であります。」

龍鮮民衆党書記長・金秀徳

「我が党は全国民の平等と福祉政策のより一層の拡充を進めます。外交的には共産圏との関係改善と平和主義外交を目指します。」

龍鮮ファシスト党総統・李秀煕

「我々龍鮮ファシスト党は共産主義の撲滅を目指す。国内の治安組織を強化し共匪を叩き出します。国際共産主義の侵略に対抗するため軍備の拡大も目指します。」

香麗護国党代表・趙星一

「我が党の党是は外国人の攘夷である。禍の種をばら撒く共産主義者や、訳の分からない教義を唱えるゾロアスター教徒を龍鮮から追い出す。また、攘夷は主張するが貿易拡大賛成の立場である。」



各政党は龍鮮の国体や外交を中心に主張を展開しました。誰を為政者として選ぶのか国民の意思が問われています。

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452年(朴安哲王8年)10月10日　ゾロアスター教徒の金文徳氏が「万国祆教統一神霊協会」(統一協会)を設立しました。447年(朴安哲王3年)にゾロアスター教認可の勅命より5年が経ち、現在ゾロアスター教徒は15万人を数えています。今まで龍鮮人教徒は聖マズダ―教国布教団の直轄下にありましたが、金文徳氏は龍鮮人主体の組織をつくろうと統一協会を立ち上げたとのことです。統一協会にはゾロアスター教徒4万人が参加し、また金文徳氏は「天師」を称しました。本紙の取材に対し、金文徳氏は「龍鮮からアフラ・マズダ―の御神徳を世界に広めていきます。聖マズダ―教国の同志の協力を賜りたい。」と述べました。

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龍鮮日報　第三号　452年(朴安哲王8年)11月10日発行

蔡洲共和国臨時政府の呼びかけにより、龍鮮王国、龍鮮人民共和国及びその被保護国オストマルク民主連邦による首脳会談が開催されることとなった。この会談により龍鮮の平和統一と紛争解決がなされることを全龍鮮国民と世界各国は望んでいる。

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香麗汽船操業開始！

447年(朴安哲王3年)8月　観光汽船会社である香麗汽船(こうらいきせん)が操業を開始した。香麗汽船は現在3隻の遊覧船(写真・船名がハングルで書かれている。)を保有し、国内外の観光客に龍鮮の海の旅を提供している。金成三(キム・ソンサム)社長は本紙の取材に対し、「龍鮮の安全で充実した旅行を弊社は全世界に広げていきます。」と自信を込めて答えた。

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龍鮮日報　第二号　447年(朴安哲王3年)9月20日発行

447年(朴安哲王3年)1月20日龍鮮の歴史上初の新聞社「龍鮮日報」が創刊しました。弊社は我が国の新鮮な情報を世界に発信します。



国王陛下議会開設・憲法制定の詔書

国王陛下は先進諸国のような立憲君主国を目指すべく詔書を発布されました。詔書の内容を紹介する。

「我が国は世界に誇る文化大国でありながら、政治は高い文化よりかけ離れ、醜い政争を繰り広げている。今は両班も常民も一丸となって我が国を発展されるときであり、臣民同士の争いは断固としてさけねばならない。蔡洲島の同胞は政争により追い詰められた末、独立を宣言したのであり、責任は我が国の政治にあることは言うもでもないことである。そこで、今一度政治に広く臣民の声を反映すべく議会を開設することをここに宣言する。」

陛下は詔書で蔡洲島に触れ、両班の政争に憂慮の意を示されました。また、李大尊領議政は本紙の取材に「我が国の政治は議会の開設により劇的に改善されるだろう。」と述べている。

両班は陛下の意思に従い、政争を止め民主化の努力に邁進すべきである。