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Re: アゼロティータにおける六カ国会議

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ヴェールヌイ社会主義共和国

なし Re: アゼロティータにおける六カ国会議

msg# 1.8
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/8/3 22:02 | 最終変更

ヴェールヌイ社会主義共和国閣僚評議会議長:ヴァシリー・サロート】

燃料価格の問題と協調的枠組みの構築、並びにカルカテルラ総督閣下のご見解に接しての、私の意見を申し上げます。

まず、シェロジア共和国による燃料の競争入札についてです。
「資金力を背景とした燃料の専有」というお話がございました。つまるところ、これは収益性を最優先とせず、需要度合いを考慮して分配するか否か、ということです。

前提として、競争入札という手法を用いることは、評価されることこそあれ、非難はけして受け得ない、正統な販促活動でありましょう。
ましてや、シェロジアは建国まもないものであり、その黎明期において、必要とする国家資本は足りることのない状況です。そのような状況下において、国家建設の元手をいかに高効率的に確保するかという問題に接した時、世界的な需給関係に考慮せよと、要求することは到底できないわけです。共和国政府は、シェロジア共和国の発展と幸福を望み、その権利を擁護する観点から、シェロジアは最善を尽くしているにすぎないものと判断しているところでもあります。

この認識を基にするならば「先進国に過当競争に対する自制を求める」ことも、必然的に公正性を帯びない、利己的な要求に映らざるを得ないものであり、各国の理解を得ることは難しいでしょう。

しかし幸いにして、これは現在までのことです。ここにお集まりの各国が、相互に連帯、扶助し、懸念を可能な限り取り除いていこうという意思がおありであれば、たとえ時間がかかっても、公正性を担保しながら発展することは十分に可能です。そう、最も重要なことは公正性なのです。自己の権利が、他者の権利を犯さない範疇において、利己的でないと主張するにたる公正性の裏付けがあれば「過当競争に対する自制」の主張は口に出さずとも、現実がそれを示すこととなり、ある程度の自然調整が期待できます。またこれを良しとせず、万が一にも、何かしらの力をもって利己的な欲求を達しようとする者があるなら、それに怯えることがあってはならないのであり、その為にも連帯が必要だということです。

カルカテルラ総督閣下のお話にもありました「軟性的レートの段階的構築」は必要となりましょう。しかし軟性的レートとはいえ、ある期間においては固定であり、各国が一定のレートを共有することは、現状すぐには難しいでしょう。前述のシェロジアの例をあげましたように、国家資本をより高効率的に確保しなければならない要求が、新興国の皆様には存在するわけであり、また既に決まった個別の取り決めレートを、反故にすることを求めることにもなりかねません。

そこで、ある程度余裕を持たせた上限値のみ合意し、完全適用までの猶予期間を設けることが最善であると考えます。

またこの上限値でありますが、皆様が当然、先に連想する軟性的レートの国際的代表はFENAレートであります。FENA標準レートは、FENA域外を対象として設定されており、かつ拘束力を持たないものとして表明されているものです。この標準レートは、該当資源の世界的な産出量を考慮のうえ算出されていることから、FENA各国の利益を確保している一方で、FENA域内の大国が、外部に対して必要以上に資源を買い叩くことがないよう抑制する効果も生んでおり、現時点において最も妥当で公正性のある指標であるといえるでしょう。事実、FENAの定めたレートに対する諸外国からの異議申立てはまず見られないという実績もあります。

以上のことから、皆様方が新たに公正性のあるレートを用いることにより、自己の権利を胸を張って主張、擁護できるようにするのであれば、出発点として、現時点でのFENA標準レートを上限値と定めることは、その船出を円滑にし、また国際的理解を大いに得るものにもなりましょう。

また、これはあくまで出発点としてであり、FENA標準レートに連動せよという主旨で申し上げているわけではないことを付け加えさせていただきます。今後の国際情勢、需給関係、構成各国の状況の変化に応じ、今後この枠組を形作ることになるであろう新設される会議組織によって、規定に則って改編すれば良いということです。その結果、妥当性を誇れるレートを提示、運用することにより、国際的に良い影響力を保持し、もって国際の平和と平等に資することになる組織の構築こそを、目標とすれば良いのではないでしょうか。

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