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Re: アゼロティータにおける六カ国会議

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ヴェールヌイ社会主義共和国

なし Re: アゼロティータにおける六カ国会議

msg# 1.38
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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/8/17 23:46 | 最終変更

六ヵ国協議の閉会後、政府は国内の大使館を通じ、ウェールリズセ・テークサット・コーデクスの三ヵ国に対し、共和国の立場について説明を行い、理解を求めた。また同時に、アゼロティータにて行われるENEC憲章への調印式に際し、祝電と共に、発足するENECと共和国との関係について提案する書簡を送った。これらに共通する概要は以下のとおりである。(また調印式にも在ウェールリズセ大使を派遣、待機させている)


・新興諸国の対話と連帯を実現する国際機関の設立は、共和国にとっても悲願であった。近年、活力ある新興国として存在感を示し始めていたウェールリズセ共和国と、平和友好条約の締結に代表される対話協力関係を進展させるなか「新興国による新秩序の構築」についても意見の一致を見た。また共和国は、同国がこれを主導することを期待する旨を非公式なルートで度々表明していた。後に実現した六ヵ国会談に「中立の立場である国家を招聘」という形で共和国が参席したのはこの為である。

・一方で(ENECの意義は別として)会談実施の要因となった燃料問題について、共和国自身はその経済体制上、そもそも実効的影響力のある燃料輸出規模を有していないうえ、国際関係においてはFENA準加盟国であり、FENA諸国との協調は、現状では変更され得ない既定路線であり続けるため、仮に新興国組織が発足しても、加盟することは適わないことである。

・それでもなお、会談のホスト国であるウェールリズセを除いても、他四か国の代表出席者の陣容が確定した後にも、共和国が自国の最高指導者であるところの首相が直接出席し、各国に語り掛けることにしたのは、新興国の連帯を最大限支援、支持する確固たる意思を示すためである。その根底にあるのは、平和と友好、いかなる大国の強圧にも屈しない相互対等、相互発展の、不変の国家指針によるものである。

・以上のことから、ENECの組織と加盟各国の発展と安定に寄与し、責任ある立場でありたいというのが、共和国が強く志望ところである。具体的には、発足したENECに一定の参加資格(オブザーバー国としての参加)を認めていただきたい。またその責任を明確とする為、ENECと共和国の間でENEC憲章の趣意に即した条約を締結することを提案するものであり、この二点について加盟各国に審議していただきたい。

・「特定の国や地域に対して経済的依存が限りなく低い完全独立経済を有していること」「建国以来、国際協調と公正性を重視し、自己権益に固執しない形で交易や支援を行ってきた実績があること」からも、共和国はその資格を十分に有しており、必要な役割を果たすことができる。

・新興国主導、予想される後発国の加盟、組織の柔軟性、多様性を実現する上でも、この要請は有益である。

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