光龍7年(491年)7月12日、朴安哲先王陛下(83)が崩御なされた。廟号は「太宗」と追尊された。

戦時下であるため大喪の礼は皇族と両班のみで行われ、(写真は壌平の仮皇居で行われた大喪の礼に出席された皇族及び両班)臣民が参加する形ではなかったが、臣民達は各地で自発的に追悼の礼を開いている。



太宗陛下は聖マズダー軍による空襲で京城が壊滅状態に陥った後、北部の壌平に避難なされていましたが、戦争激化に心をお痛めになられていました。

太宗陛下は最後に「幹国と臣民が永久の平和を得られることを天の丹君様に懇願しにいく。」と仰られました。

精鋭なる大幹帝国陸軍は開戦後まもなく陸軍参謀総長に就任した白善仁元帥の卓越した指揮の下、侵略各国への上陸作戦を次々と成功させた。

特にレゴリス戦線においてはレゴリス島を取り囲む大山脈を、地球時代のカルタゴの名将軍、ハンニバルのように乗り越え侵略連合諸国に恐怖を与えた。

レゴリス軍は慌てて衛星レーザーにより反撃したが、威力偵察に成功した我が軍はレーザー発射前に颯爽と撤退し、光線を無駄撃ちさせることに成功した。

レゴリス以外にもアクアマリン・ミッドガルド・ティユリア・クルジスタンへの上陸に成功している。

陸の白善仁元帥と海の伊坂三依元帥という2人の名将の連携により大幹帝国は国力の差を補い善戦を続けている。

5月1日より開始された萬州匪賊掃討作戦は5月27日無事に完遂された。精鋭帝国陸軍の前に軍閥は全て一掃された。

中夏大陸は旧中夏人民共和国崩壊後無政府状態に陥っており、萬州市民は苦難の中にあった。姜英哲総理は萬州の政治・経済の安定のため自治政府を樹立する考えを示し、親幹主義者で萬州征伐軍にいち早く協力の意を表明した天奉軍閥の張乍霖(写真)を萬州連合自治政府主席に擁立した。



大幹帝国政府は萬州の経済発展と市民生活の安定のため連合自治政府への協力を惜しまない方針である。

龍鮮戦争の英雄、白善仁(ペク・ソンイン)大将指揮下の大幹帝国陸軍精鋭6個師団は安平道・鏡咸道の旧中夏人民共和国国境線を侵犯し盗賊行為を働く不逞匪賊を征伐するため萬州へ進駐した。

皇帝陛下は国境の民に危害を加える萬州匪賊の存在をかねてより憂いておられ、去る光龍5年(489年)9月のアクアマリン訪問からの帰国後、姜英哲総理と朴光僖軍務大臣に対処をお命じになられた。

勅命を受けて軍務院は萬州征伐作戦の準備に取り掛かり、遂に5月1日出師の運びとなった。

統率力もなく兵器の質も練度も低い烏合の匪賊は我が帝国陸軍の前に全て掃討されるだろう。