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Re: ウェールリズセ共和国・レゴリス帝国による経済協力等に関する会談

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レゴリス帝国

なし Re: ウェールリズセ共和国・レゴリス帝国による経済協力等に関する会談

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/7/28 0:18 | 最終変更
レゴリス帝国  一人前   投稿数: 84

 アプリル・ヴォルケンアンザムルング総統
「貴国の哀悼の意に感謝申し上げますわ。適切な支援が出来なかったことについては、私共は特に問題であるとは思っておりませんよ。そもそもまだ貴国は発展途上の国家なのですから、他国に支援を行う余力が無いのです。ですから無理をしてまで支援をする必要は御座いません。

  貴国とヴェールヌイ社会主義共和国が共有された理念………。確か『民主主義と相互対等の精神』というものでしたか………?もしオルランディ閣下が仰られる理念がそれなのであれば、ヴェールヌイ社会主義共和国同様我が国も貴国との間で共有できると思います。
 
  レゴリス帝国は建国当初は民主主義国家ではありませんでしたわ。嘗て存在した政党、国家社会主義レゴリス労働者党による独裁政権でした。しかし、大規模な内戦を経て、民主化という風が国民の間で吹き荒れ、国民の政治に対する興味関心は多大なものとなりましたわ。帝国はどうすれば民主化出来るのか。そしてどのような民主的な政治システムをどのようなプロセスで構築し民主化を達成するのか。そういった民主化に関する様々な事柄について議論し、遂には399年に当時の総統、グレーテル・バルシュミーデによって一党独裁の廃止と帝国議会上下院の設置等を含めた憲法改正の国民投票を実施し、無事に帝国は民主化を達成したという経緯が御座います。国民の政治に対する興味関心は今なお衰えておりません。現状、保守党政権が長らく続いておりますが、何か失敗を犯せば国民は議会選挙や総統選挙でその失敗に対する審判を下すと思いますわ。

  ………少々話が脱線してしまいました。話を本筋に戻しましょう。まずは『両国関係の強化にあたっての貴国の展望』についてです。我が国として最終的には貴国との軍事同盟等も含めた多角的な関係を結びたいと考えておりますわ。然しながら、そのような多角的な関係を結ぶにはまず両国の相互理解が不可欠です。現状の両国関係を見るに、特に民間に於ける相互理解がまだ出来ていないと思いますわ。ですから、まずは大学などを始めとした教育機関での交換留学制度の実施、並びに両国の企業同士による産業技術の交換等を始めとした企業交流を行いたく存じます。国家レベルについては、両国の外交について記述された素晴らしい条文案があると本会談開催前の調整の場で聞いております。ですから、その条文を元に、両国の経済協力や不可侵等といった項目を盛り込んた条約を作成・締結し両国関係深化の第一歩としたく存じますわ。

  次に『変動する国際政治に対する見方』については……そうですね。私が喋りっぱなしでは彼女も不満でしょうから、彼女に話してもらおうかしら。スリューフェン外務首席次官、オルランディ閣下がお聞きしたいと仰られた『変動する国際政治に対する見方』について話して頂戴。」

 マルグリット・スリューフェン外務省外務首席次官
「了解致しました。ヴォルケンアンザムルング総統閣下。初めまして、イルヴァ・オルランディ外務委員閣下。私は先ほど総統閣下のご紹介にあずかりました外務省外務首席次官を務めておりますマルグリット・スリューフェンという者です。以後お見知り置きを。(丁重に一礼)

  さて、『変動する国際政治に対する見方』につきましてですが、アルドラド帝国の民主化が無事に為され、580年代後半に於いて発生した所謂『軽工業ショック』の影響もほぼ消え去った今現在の情勢は云わば平穏そのものでは無いかと考えております。然しながら、アジノーチカ共和国クシミニャール侯国、フランドル第二共和国政府、大和寧帝國といった大国やナードヴァイ革進同盟等の小国らの政府機能が停止しているという問題が現在進行形で進んでおります。もしこれらの国家らの政府機能が回復せず、そのまま滅亡してしまった場合、それによる世界的な経済の後退が起きる可能性が御座いますわ。これについては最早帝国政府としてはどうしようも御座いませんから、政府機能が回復することを願う事と、滅亡してしまった場合の被害を最小限に留める事が重要でしょう。
 また、民主化を為し得た筈のアルドラド帝国で、暴動が発生する等といった政情不安が発生しております。これについては一重に民主主義というものがアルドラド国民にまだ浸透していない故の結果ではないかと考えております。ですから、帝国政府としては今後も推移を見守りつつ、場合によっては議会制民主主義の専門家らをアルドラド帝国に派遣し、民主主義を彼の地に根付かせる為の補助を行おうと現在帝国政府内で協議している所です。勿論物的支援等も惜しむつもりはありません。
 このように、今こそ比較的平穏ではありますが、将来的にはその平穏が維持される確率は低いというのが帝国政府の見方です。

  私共からは以上です。もし宜しければですが、オルランディ閣下が考えられていらっしゃる『両国関係の強化にあたっての貴国の展望』と『変動する国際政治に対する見方』についてお聞かせ願いたいのですか……如何でしょうか?」

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