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今次大戦に於ける両陣営に対する停戦の呼びかけ

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今次大戦に於ける両陣営に対する停戦の呼びかけ

ルーシェベルギアス公国は、ノイエクルスとその同盟国、アクアマリンとその同盟国による今次大戦の長期化と深刻化を非常に憂慮し、両陣営に対し停戦講和の模索を訴える。

両陣営にはそれぞれの主張がある。それぞれが平和と自由を標榜している。生命と国家の命運を賭けるほどに。であれば、平和と自由の為には進んで交渉が可能であるはずである。

停戦交渉にあたって重要たることは、恐怖と悪意を捨てることである。
敵に対する信頼と敬意を持つべきである。
特に優勢たるアクアマリン陣営にとって、多大な犠牲を払いノイエクルスの防御を打ち崩したところに、防御態勢の再構築の時間を与えることは恐怖であろう。攻勢側にとってはノイエクルスの整地ですら軍事行動に映るだろう。

そのため、弊国は両陣営に対し即時の停戦を求めない。
しかしながら無用な挑発は避けるべきである。
相互に真実を語るべきであり、相互にその言葉を信頼するべきである。

さて、ノイエクルス陣営の戦争目的はそもそも宣戦布告を受けた側であるのだから、停戦と戦前への復旧であることと見なして間違いないだろうか。

また、アクアマリン陣営の戦争目的は、その宣戦布告スレッドにあるとおり、ノイエクルスの非軍国主義化と見なして間違いないだろうか。

そうであれば、アドリア宣言における指導者の除去や領土の限定、及び、無条件での降伏については、ルーシェベルギアスはこれを支持しない。これらは強制停戦が発生した際の範疇になるものと思案する。

ルーシェベルギアスが両陣営に提案する停戦条件は下記の通りである。
1:今次戦争は講和によって終結し、戦勝国・敗戦国なきものとする。
2:相互無補償、無賠償。領土や権益の移動、割譲もなし。
3:戦時捕虜の無条件解放及び復員
4:国家指導者の戦争犯罪を問わない
5:同盟の解散などは行われない
6:10年の不可侵条約。これは軍事力復旧を妨げない。
7:ノイエクルスの軍備制限。これは無防備化、侵略容易化を意味しない。外征能力の制限とする。また、期限は永遠ではない。具体的にはミサイル発射能力の制限、イレギュラーや軍事衛星の制限とし、防衛関連施設については禁止しない。
ただし仕様に疎いため、ミサイル発射能力を制限できるかについては別項目とする。

以上である。
両陣営の意見を頂きたく存ずる。

フリューゲルの平和と、美しきルティーナ殿下の名誉のために。

ルーシェベルギアス公国特使 黒石治宗

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