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L'Osservatore Erana  エーラーン教皇庁の「半公式」新聞
2月 01 (土曜日) 2014
【国際】クラーシェ戦役 他 10:58  エーラーン教皇国 
【国際】クラーシェ戦役

 イタリン共和帝国への宣戦布告に端を発したクラーシェ戦役は、イタリンとの同盟国であるドクツ第三帝国、オストマルク帝国を巻き込み、大規模な戦争となった。我が国も佩伊安保条約を理由にイタリン側で参戦した。

 イタリン側の連合国は、戦争末期に一方的な宣戦を受けたレゴリス帝国とその同盟国のミッドガルド帝国を除くと、多くが新興国であり、十分な軍事技術を備えているのは我が国のみであった。そのため、空襲作戦等の大規模作戦は我が国の救世軍が主として行い、他の連合国軍の上陸作戦の支援した。

 救世空軍は10月10日にクラーシェ南部地域において大規模空襲を行い、発電所、防衛施設、ミサイル基地二箇所の破壊に成功した。空襲に使用されたのは救世軍と専門家による研究チームが開発した「N2爆弾」と呼ばれる新型爆弾であり、その威力は地図を描き直さなければならないほど地形を吹き飛ばすものである。その非人道性と環境への悪影響に関する批判が相次いでいるが、救世軍総督府は「『N2』とは『No Nuclear』の意であり、非核兵器であるから残留放射能等の心配はない」とコメントしている。

 一方で我が国への被害は、我が国の誇る防空システム「オセロット」の活躍により、ほぼ皆無であった。開発各社はその有用性が証明されたことを喜んでいる模様だ。

 クラーシェ誓約者同盟は継戦能力を失い、連合国に降伏した。今後は各国への賠償等の戦後処理が連合国により取り決められる見通し。



【宗教】イタリンで入信者激増 教会は超満員

 イタリン共和帝国においてゾロアスター教への入信者が急激に増加している。地元紙は先日のムッチリーニ・ベニス総帥の改宗が影響していると報じている。イタリン教会には一日に数千人が入信手続きの為に訪れており、教会の敷地は人であふれかえっている。このような事態は教皇庁にとっても前代未聞で、ファンシズムの影響力を実感することになった。

 布教聖省長官は「我々と教えを共にする同胞が増えるのは喜ばしいことだが、全員が教えに共感して入信しているとは残念ながら断言できない。しかし、彼らも教えに触れているうちにその意味を正しく理解するようになるだろうと期待している。」とのコメントを発表した。





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