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山王新聞  石動民間紙最大手。民意に根差した報道を心がけます。
4月 10 (日曜日) 2016
【政治】民評院選挙を控え民一、自由で総裁選 21:02   
【政治】民評院選挙を控え民一、自由で総裁選

 事実上の政権参画政党の決定となる第六回民評院選挙を控え、民評院の二大政党である全国民衆一揆・自由党は4月に相次いで総裁選・代表選を行った。これにより民衆一揆では山本太平氏(写真左)が代表に、自由党では有村弘行氏(写真右)が代表に選出された。法改正によって民事閣僚のトップとなる「副管領」にはおそらくこの二人のどちらかが就くものと思われる。民衆一揆新代表、山元議員は「今回民選議員が閣僚として政府に参画できるようになったのは大変喜ばしい事ですが、これは武家政権によるアメとムチの一環にすぎません。政治が人民のためにあるというのなら、政治は我々平民が行うべきです。我々はこれからも真の自由の為に公方府の矛盾を徹底的に糾していく事でしょう。偽りの自由を騙る自由党に敗れてはなりません」と述べ、依然武家政権への批判を行うと共に、自由党と徹底的に戦う姿勢を示した。一方で自由党の有村新総裁は「将軍様は実に現実的な法案を認められたと思います。今回の法改正で三つの身分が協力して政治に参画する制度が確立されましたからね。今回の総選挙、良識ある我が党が勝ち抜き、国民の皆さんの代表として公方府に参加できるよう頑張ろうではありませんか。批判と揚げ足取りしかできない、およそ現実性というものを考えてない民衆一揆の人たちに政権は任せられませんからね」と、法改正を指示する姿勢を見せながら、民衆一揆に対する徹底抗戦の構えを見せた。

 また両党は他の政党に連立などの働きかけも行ており、この連立如何が勝敗を大きく左右するものとみられている。
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【社会】山名氏新当主に満之親衛大将ほか 16:55   
【社会】山名氏新当主、満之親衛大将に決定。山名グループ新会長に就任。



 山名時善前当主亡きあと、山名グループ新会長たる新当主の座をめぐり紛糾していた山名氏の一族会議が646年12月、ついに決着した。新当主は直参親衛軍副司令官、山名満之親衛大将に決定した。この決定には後継者候補からは漏れたものの、山名氏においてかなりの発言力を持つ山名氏浄親衛軍総大将の意向がかなり反映されているとみられている。また今回の新当主争いに煕子親衛中将が敗れたことにより、山名氏女系化の勅許を請う件も沙汰やみとなった。山名氏行直参親衛大佐や山名建設社長の垣屋依忠氏などの煕子派と目される人々は内々にこの山名女系化の勅許を請い後継者争いを有利に進めようと画策していたが、二条基子宮内卿が「宮中は山名氏の内紛に介入する積りはないし、勅許は山名氏内で方針が定まってから検討する」という意向を示し、画策は失敗に終わっていた。

 翌647年1月山名グループ新会長に就任した山名時善親衛大将(写真)はスーツ姿で記者会見に応じ「当家の信任を受けられたことをうれしく思う。我が山名グループは今や石動経済を背負って立つが如き存在である。石動の益々の発展の為にも我が山名は滅私奉公の精神で石動経済の成長に寄与していきたい」と述べた。ただし、同グループは石動有数の企業グループであると同時に、国有地の不正な買い上げや天下りの温床などの黒い噂がしばしば囁かれており、こうした内情が今回の新当主就任を期に取り払われるのか否かが注目されている。



【国際】直衣宮皇女殿下、グロリアーナ学園へ御留学



 646年4月、直衣宮第一皇女殿下(写真)がエルツ帝国グロリアーナ学園へ入学された。宮内省によると留学は本人の希望とのことで、直衣宮殿下と親密である滿子将軍の強い後押しがあったものと見られている。殿下は3月上旬に播淡道立生駒高校の卒業式を終えられるとすぐに二八式戦略爆撃機改造の征夷大将軍専用超音速護送機「御翼」でエルツ入りし、4月にグロリアーナ学園アイリーン大聖堂で入学式を終え、同学園の貴族区画へ入られた。飛鳥井雅頼駐エルツ大使によると、殿下は歴史学の地球ヨーロッパ中世史の専攻を希望している模様であるという。
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4月 05 (火曜日) 2016
山名時善司法卿死去。後継者指名で揺れる山名グループ。 01:59   
 646年2月21日、山名グループ会長を務める山名氏現当主、山名時善司法卿が死去した事が明らかになった。死因は肺がんであったという。将軍殿下は司法卿後任に上杉憲隆文部卿の三男にあたる上杉憲貞警視庁副総監を指名された。

 一方で、山名氏の有する一大企業グループ、山名グループは次期会長をめぐり大きく揺れている。次期会長候補としては、時善氏長女の直参親衛軍軍師長、山名煕子親衛中将(写真左)と、前々当主であり時善氏の兄にあたる故・師良氏の長男、親衛軍副司令官の山名滿之親衛大将(写真右)の二人の名が挙がっている。しかし時善氏は一族の次期当主をどちらにするかの遺志・遺言を残さず死去しており、次期会長の座は山名氏と山名グループ各社社長などからなる一族会議によって決定するものと見られている。
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