【社会】正統ゾロアスター教会教祖逮捕

大ローマサリン事件などの関与容疑で大ローマ警察は521年2月11日付で正統ゾロアスター教会教祖、アーサー・ハーラー容疑者を逮捕したと発表した。

警察発表によると教団総本山において強制捜査を行い、施設内に潜伏していたハーラー容疑者を逮捕したと発表。強制捜査には軍も動員され、信徒たちが自動小銃で攻撃してきた際に重迫撃砲で応戦するなどの活躍を見せた。「人道的に問題があるのでは？」との記者の問いには警察長官が「相手は民間人を虐殺する卑劣なテロリストだ。今更彼らに人道を説かれたくはない」と答えた。

ハーラー容疑者が施設内の隠し部屋に隠れていたとされ、発見された際には激しく脱糞していたという。

[写真は逮捕時の様子]

なお、他のほとんどの教団幹部はすでに施設内には居らず、彼らも事件に関与していたものと考えすぐさま指名手配を行った。



・重要指名手配犯一覧

マンジュシュリー・ミトラ：教団No.2。捜査直前に出国記録あり。国際指名手配手続きへ。

マハー・アングリマーラ

ヴァジラ・パーニィ

スマン・ガラー

その他10名を指名手配。



同教団広報部長官で秋津系の舞都怜也氏も施設内でぼさっとしていたので占有離脱物横領の罪でついでに逮捕されたとのこと。

【政治】ユリウス大統領誕生。就任式盛大に行われる。

520年12月、ユリウス大統領の就任式が行われ、式典には全世界から観衆が集まった。

就任演説で大統領は政治の透明化、経済の脱農業化、社会の閉塞感一掃を三本柱に姿勢を行うことを力説し、新生イタリンの未来は世界に輝く一等国として国際社会に貢献できる国家たるべしという力強い言葉で締めくくられた。

就任演説全文

今日は、イタリン全土そして各国からお集まりいただいたご来賓の方々に心よりお礼を申し上げます。

本日この場所に私のような若輩者が立つことはつい前年までは全く予想だにしないことで非常に光栄かつ身が引き締まる思いであります。

本来ならば、この会場には偉大なるイタリン人の首領であるムッチリーニ総帥閣下がおられるはずでした。総帥閣下は皆さんがご存知の通り、すでにこのフリューゲルにはおられません。

ムッチリーニ総帥はそのたぐいまれなる指導力によって最貧国イタリンを商業国として開発され、結果国民の生活の向上に貢献されました。この功績はこれまでイタリンを治めてきた数多くの為政者の業績に優るものです。かくいう私も貧農の家に生まれ、貧しい暮らしを強いられてきました。両親を失った直後、総帥の「黒色革命」に身を投じたのが私がまだ11歳の頃です。あれから14年、今では私の知る限り、飢えに苦しむこどもたちを見ることはありません。この時代の子供たちの笑顔を遠く宇宙に居られる総帥に届くことを切に願います。

しかしそれ以上に、ムッチリーニ総帥はこのフリューゲルに非常に多くの遺産を残されました。それは国際政治が決して武力のみで解決することを証明されたということです。その過程では多くの人命が失われ、その代償は決して小さくはありませんでした。

現在、PTOは国際平和の建設に貢献するべく、各国が共助共援の下、あらゆる分野での成長促進を行っております。我がイタリンは加盟国の発展の手助けをしつつ、将来の国民にこの繁栄を伝えていかなければなりません。

新生イタリンの道はまだこれから多くの苦難に満ちあふれていることでしょう。しかし私は明るい未来を信じてこの職を全うしたいと思います。世界に輝く一等国として働けるように国際社会に貢献できる国家たるべく邁進したいと思います。

皆さん本日はありがとうございました。ご清聴感謝致します。

Viva Italin!

（万雷の拍手）



【社会】幹国産キムチで食中毒発生。製品回収へ。

【文化】ニポリ大学マッツィーニ教授「捕鯨は野蛮人の風習、ただちに国際的に禁止すべき」

【政治】大統領選結果

ムッチリーニ総帥の辞任を受けて行われることとなった大統領選挙が実施され開票が行われた。

結果はユリウス首相が当選。時点はマッカー・サーカー氏でわずか11票差という僅差であった。



ユリウス首相は大統領兼首相の地位に就任し、国家指導にあたる模様。

就任式は520年11月1日に行われる予定。



【社会】ムッチリーニ総帥、宇宙へ

前総帥ムッチリーニ・ベニス閣下が勇退後初めてメディアの前に現れ、新大統領誕生の祝福の言葉を述べた後衝撃発表を行った。なんと総帥は宇宙への旅を行うと宣言したのだ。

「宇宙は広く無限の可能性に満ちている。すでにフリューゲルから宇宙に旅立ったという国家もあるが、個人でも宇宙へ移民することは可能だと思う。私はこの広大な銀河を旅して宇宙にゾロアスター教を布教したい。」とのべ、宗教的な動機であることをつけくわえた。

未だ国内外に根強い人気があるだけに、この発表には多くの波紋を呼んでいる。



【国際】PTO諸国の状況

現在PTO諸国はストリーダ・イタリンを除いて皆農業国である。オストマルクは工業重視の政策を行っているとはいえ未だ国民の多数は農業に従事しており、国土の大半が農村地帯という状況である。

とどのつまりはPTOには食糧が飽和状態であり、食うには困らぬが、長期的な発展は未だ立ち後れている状況にあると言える。

また、軍事にかんしても、軍事工場を本格的に構えているのがイタリン一国であるということから、軍事的にもかなり不安要素があるということは、以前から専門家の間で指摘されている情勢である。

今後も伸びしろがあるとはいえ、様々な課題を抱えているPTO。どのようにこれらの問題を解決するのかが問われる。

【政治】ムッチリーニ総帥辞任

我らが総帥ムッチリーニ・ベニス閣下が、520年6月11日夜、記者会見を開き、急遽辞任を表明した。

総帥閣下は509年に総帥に就任して以来、日々絶やさず帝国国民の生活に気を配られ、昼夜問わず国家指導に当たってこられた。その功績により、帝国は幾度とない戦乱と天災に見舞われながらも、農業中心の後発発展途上国から小工業中心の経済国家へと生まれ変わったのである。国民の所得は20倍以上増加したともいわれ、天才的な政治手腕は永代後世にまで語り継がれることであろう。

議会はこれを受けて、ムッチリーニ総帥を「永遠の総帥」に推戴し、国家元首職とは別格の地位としてムッチリーニ閣下に与えられることとなった。今後の国家元首職は大統領となる。総帥の職務は選挙までユリウス首相が代行することとなる。

なお、大統領選挙にはユリウス首相のほか、数人が立候補を表明しており、11年ぶりに元首格の選挙戦が行われる。

〔選挙出馬予定の候補者一覧〕

ユーリ・ユリウス：帝国宰相。首相在職のまま出馬予定

マタヨシー・S・ユイツーシン：フリューゲル経済共同体党党首。唯一神を名乗っている。

アーサー・ハーラー：光明党代表。「正統ゾロアスター教会」教祖。テロ事件の関与を疑われているが…。

マッカー・サーカー：イタリン・スマイル党総裁。素敵な笑顔。

トイェマコー・イーチー：我々団総統。自称テロリスト。

アカウォー・ビン：右翼団体「大イタリン愛国党」総帥。98歳。死にそう。

スギム・ラータイゾウ：自称イタリン軍自宅方面軍集団総司令官。

【国際】ポツダム宣言発表される

ドクツ第三帝国の保養地ポツダムにおいて、イタリン共和帝国、ドクツ第三帝国、ストリーダ王国、ポーレタリア首長国連合、オストマルク帝国（順不同）の五カ国による首脳会談が開催され、各国間において政治軍事経済の提携が合意され、関連条約が締結されるに至った。

まず、政治軍事面においては五国同盟・ポツダム条約機構の設立（本部：オストマルク帝都クヴェルン）が決定された。クラーシェ戦役によって大連合による戦勝は中小国の国民に大きな希望を与えたのは記憶に新しく、条約の締結は円滑にすすめられた。

経済面においてはポツダム経済協定に基づいて、独自レートを設定し、域内交易の活発化が取り決められた。

ノイエクルス連邦を成功モデルとして五カ国が独自に分業を達成することが目的とされ、将来的には巨大経済圏の建設を目標とされている。



【社会】弁護士一家失踪

警察庁本部発表によるとナポリ市在住のオットー・サクアーモ弁護士が一家そろって失踪しているという事件が発生した。

サクアーモ弁護士は正統ゾロアスター教会の問題点についてテレビで大々的に公表し、また、奪回カウンセラーとしても活躍している新進気鋭の法曹家である。

正統ゾロアスター教会側は教団に容疑が掛けられていることについて「事実無根であり、極めて遺憾。」とのコメントを発表している。

【政治】国会総選挙

ファンシズム体制初の国会総選挙が実施され、議席が以下のように変遷した。



|国家ファンシスト党|369(-42)|

|イタリンゾロアスター会議|56(+56)|

|王党派|19(-21)|

|社会民主党|36(-3)|

|イタリン共産党|20(+10)|



ファンシスト党は例の「ゴスロリ記者会見」で支持率を失墜させた影響か、今回も第一党を維持したものの議席を大きく減らしている。

一方今回から出馬したイタリンゾロアスター会議はゾロアスター教信徒、「正統ゾロアスター教会」からの脱会者、また社会福祉政策を訴える政策が功を奏し、左派の票が大きく入ったこともあり一気に56議席という大躍進を遂げるに至った。

王党派は既に王政の時代が忘れられていることもあり、王政復古を支持する声が小さくなっていることもあり、大きく議席を減らしている。

社民党は特に有効な政策を打ち出せなかったと評価され3議席減少。

一方共産党はファンシスト党の社会福祉政策を糾弾してきたことが今回の議席倍増に繋がったと見られている、



そして今回「正統ゾロアスター教会」の推薦で出馬した「光明党」だが、全員落選という残念な結果に終わった。

取材班は正統ゾロアスター教会教祖であるアーサー・ハーラー氏にインタビューを試みた。

「これは国家権力による陰謀だ。投票箱に光明党の票を他の候補にすり替える工作がしてあるに違いない」

などと意味不明なことを言っていた。

(写真：アーサー・ハーラー氏の選挙ポスター)















【コラム】笑止！侵略主義国家、他国の入植政策を批判

昨今食糧生産が世界的に急ピッチで進められている中、我が国も自国内である程度食糧生産を実施しなければならない必要性に迫られており、そのために政府は南方対岸のリビヤ州に農民の入植を推進している。

しかし、これをどこかの野蛮国が勝手に警戒を強めるという馬鹿げた声明を出している。その国は（名前は忘れてしまったが）当時クラーシェ誓約者同盟領であったケーニヒスベルク大公国を「我が国固有の領土」などといって侵略しクラーシェが崩壊した後今ものうのうと生き延びているという厚顔無恥な国である。その国が我が国の植民政策を勝手に脅威としているのである。

はっきり言おう。変な不愉快な国を侵略したがる国家などこの世界には皆無である。むしろ糞食い幹国人以上に一生関わりたくはないほどであろう。政府にはこの国家との交流は今後未来永劫しないように働きかけていきたい。