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アルビオンタイムズ  アルビオン最大の報道機関
9月 26 (月曜日) 2016
675年6月11日 朝刊 23:56   
【社会】女王陛下の成婚式挙行さる!

6月10日、女王陛下の御成婚の儀が厳かに行われた。

女王陛下は玉座にて王配となるフランシス殿下に王配の印章である金十字ブローチを授与、一連の儀式の末、新たな王配が誕生した。

儀式の後、宮殿のバルコニーから臣民に姿を見せたお二方はにこやかに手を振って歓声に応えられた。

(画像は後日アップロードします)



【投稿】女王陛下に諫言申し上げる

畏れ多くも此度の御成婚に関しては臣民一同女王陛下には格別の祝言を述べさせていただきたく思う。

しかし、陛下のお相手たるハイランド公家は栄光ある連盟王国の外交実績に傷をつけ、かつ先王アルトリウス陛下の墓参りも未だ行わないなど実に国家にたいする忠誠心が薄いのではないかという疑念を持たざるを得ない。

今回結婚相手を自らお定めになられたとのことだが、本来であれば我々門閥貴族の男子もしくは外交をより有利に進めるべく諸国の王侯貴族から迎えるのが筋というもの。

私情で国政にかかわる一大事を急に進めては、政治に要らぬ混乱をもたらすものではないのかと臣下一同心配の極みである。

我々臣下一同は女王陛下を心からお慕い申し上げ、かつ絶大なる信頼を寄せている。

であればこそ、我々は女王陛下に対して諫言申し上げるが、王冠の威光は王一人のものに非ず。

その威厳は玉座に輝いてこそ価値があるものとご自覚されたい。



タンカベリー大主教ベルナドット
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9月 20 (火曜日) 2016
674年6月1日 朝刊 23:33   
【政治】アン摂政殿下解任

外交問題の責任を負い、女王陛下はアン摂政殿下の任を解き、無期限の謹慎を命じた。

謹慎先のスコッチランドでアン殿下はハイランド公爵家当主の座を長男リチャード卿(20)に譲り隠居することを表明した。

定例記者会見で女王陛下は親政の可能性について否定し、新たな摂政としてリチャード卿を任命する旨を検討しているとご発言なされた。



【王室】女王陛下御婚約を発表

女王陛下は定例記者会見でご自身の御婚約を発表された。

お相手はハイランド公爵家の三男フランシス卿(16)。

フランシス卿は陛下と幼馴染とのこと。

一部ではハイランド公爵家との関係維持のための政略結婚とも言われている。



【国際】サン・ピエル問題に関する声明

FuCoSTO防衛委員長をつとめるジョン・パルダー氏は以下の声明をFuCoSTO会館にて発表した。



私ジョン・パルダーはサン・ピエル共和国に対し、加盟国である石亜両国が同国を強圧的に体制変換を迫ったことに関して深く陳謝するとともに、今後このような事態が起こらないことを切に願うものである。

また、同国に対して適正な価格によらずその力関係によって不適正な取引を強要したこと、国家元首引き渡し要求など、あってはならないことがあったことを認めここに陳謝するものである。

しかしながら同国が今回の件において大きく成長し、国際社会における儀礼などを身につけたことは大きな前進だということはあまねく国際社会に認知されることを希望する。

武力や国力差による恫喝、これは決してあってはならぬことであり、いかなる理由においても否定されるべきことである。一部の国からそのようなことが指摘されたことは至極全うなことであることは言うまでもない。これらの原則は全ての国が遵守することであって、われらがこれに関して総括したように、過去にさかのぼって総括することこそが平和にとって最も重要なことだと認識している。

いかなる理由があろうとも平和に勝るものはない、それは人類普遍の心理であり、今後も守られるべきことだと自覚し、すべての国家に平和についてもう一度強く認識し、実に将来にわたって戦争の種をまくことのないように努力していく所存である。



ジョン・パルダー





【国際】ノームラー・ギーン外務省渉外局長会見

ですから、……諸国のご指摘を真摯に受け止めて、人道的支援という大きな、ク、カテゴリーに比べたらア、貿易収支、ボォッエッキシューシの、報告ノォォー、ウェエ、折り合いをつけるっていうー、ことで、もう一生懸命ほんとに、少子化問題、失業者ッハアアアァアーー!!

失業者問題はー!

我が国のみウワッハッハーーン!!

我が国のッハアーーーー! 我が国ノミナラズ! サン・ピエールも含めた、世界中の問題じゃないですか!!

そういう問題ッヒョオッホーーー!! 解決ジダイガダメニ! 俺ハネェ! ブフッフンハアァア!! 誰がね゛え! 誰が誰に要請ジデモ゛オンナジヤ、オンナジヤ思っでえ!

ウーハッフッハーン!! ッウーン! ずっと要請してきたんですわ! せやけど! 変わらへんからーそれやったらワガグニが!強制して! 文字通り! アハハーンッ! 命がけでイェーヒッフア゛ーー!!! ……ッウ、ック。ラッツィンガー記者!アダダニワワガラナイデショウネェ! 平々凡々とした、民間企業を退職して、本当に、「誰に要請しても一緒や、外から言っても」。じゃあ我が国がああ!! 慄然として!!

あのサン・ピエルを! ウグッブーン!! ゴノ、ゴノサンブッヒィフエエエーーーーンン!! ヒィェーーッフウンン!! ウゥ……ウゥ……。ア゛ーーーーーア゛ッア゛ーー!!!! ゴノ! サン! ピガッハッハアン!! ア゛ーーサン・ピエルを! ゥ変エダイ! その一心でええ!! ィヒーフーッハゥ。一生懸命訴えて、サン・ピエルに、縁もゆかりもないサン・ピエルッヘエ国民の皆さまに、説明して! やっと! 軌道に!! のったんですううー!!!

ですから皆さまのご指摘を、サン・ピエル国民の皆さまのご指摘と受け止めデーーヒィッフウ!! ア゛ーハーア゛ァッハアァーー! ッグ、ッグ、ア゛ーア゛ァアァアァ。ご指摘と受け止めて! ア゛ーア゛ーッハア゛ーーン! ご指摘と、受け止めて! 1つの文明国として国際社会の一員として! 折り合いを付けましょうと! そういう意味合いで、自分としては、「何で、条約に基づいてキッチリ指導してんのに、何で自分を曲げないといかんのや」と思いながらも! 

もっと大きな、目標ォ! すなわち! 本当に、世界経済発展を、自分たちの力で、一国のわずかな力ではありますけれども、解決したいと思っているからこそォォ!! ご指摘の通り、673年度には5兆Va。5兆Va支出させていただきました。鉄鋼取引でございました! そのご指摘を真摯に真剣に受け止めようとするから! 

文明国として、何とか折り合いのつくところで折り合いを付けさせて頂いて、もっと大きな目標! 国際社会の一員として、サン・ピエル国の諸問題を、少しでも解決すべく、文明国として活動させて頂きたいからこそ! 堪えに堪えて! 何とか折り合いのつくように! ……謝罪・主権返還という形を石動政府と相談させていただいて。ただ、アルビオン一国じゃなくて、これは世界全体の問題に関わることかもしれないという、恐れがあるから、アルビオン一国としてではない記者会見であり、連盟王国としてお約束できる範囲で、しっかりとお約束させていただくと。

(ギーン氏そのまま退場)
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9月 16 (金曜日) 2016
【アルビオン国営放送】女王陛下崩御 673年10月1日午前7時11分記者会見 23:03   
(宮廷省庁舎で宮廷大臣が会見場に入ってくる)

ジェームズ・ランス宮廷大臣「え~、女王陛下におかせられましては、本日、午前4時15分、ペンドラゴン王宮にて、崩御あらせられました。」



(画面がスタジオにかわる)

キャスター「ただいまランス廷相が発表しましたように、偉大なる神の恩寵篤き全アルビオンの守護者にして臣民の太陽であられる女王陛下におかせられましては、本日午前4時15分に崩御あらせられましたという、記者会見がありました。繰り返します、女王陛下がお亡くなりになりました。宮廷省は本日、午前4時15分、ペンドラゴン王宮にて、崩御あらせられましたことを宮廷省で発表いたしました。宝算、つまり御年は77でございました。全臣民の皆様におかれましては陛下の御冥福をお祈り申し上げるようつつましく黙とういたしましょう。繰り返します…」



(画面がペンドラゴン王宮会見場に移る)

摂政アン王女「陛下は復古以来、献身的に国家に奉仕してこられました。ご自身を国家第一のしもべと自負なされ、身を削るような精勤ぶりは、全臣民の模範となるがごとき政務をこなしてこられました。近年は外交問題や内政再建でのご心労がたたり、大病を患われましたが、その功績は着実に臣民の生活向上につながっております。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。」

ジャック・バール侍従医官長「陛下の死因は、脳梗塞再発及びそれに伴うくも膜下出血でございます。倒れられてから本日までのご存命は、実に奇跡というほかありません。女王陛下万歳」





(画面がアルビオン国旗にかわりアルビオン国歌流れる)

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9月 12 (月曜日) 2016
【政治】女王陛下、脳梗塞 他 20:08   
673年1月16日朝刊

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1月14日夕方宮廷省発表によればアルトリウス陛下(78)に脳梗塞の症状ありと複数の侍医から報告があったことが明らかになった。発表によれば陛下は14日の朝食中に倒れられたとのことで、これに伴い陛下は市内のペンドラゴン大学病院に搬送され、緊急手術が行われた。執刀医はペンドラゴン大学名誉教授ジョージ・マッカートニー氏。幸い命に別状はなかったものの確実に重篤な障害が残り、以後の執務は困難とみられる。

夜には臨時の王族会議が開催され、女王陛下の政務を担当する摂政の設置が協議された。王太孫マーガレット殿下は未だ16歳と未成年の為、陛下の次女にしてハイランド公アン・カーディフ殿下(39)が摂政となることが決定された。アン殿下は王太孫殿下の叔母にあたる。



【国際】サン・ピエル政府、石亜共同声明を黙殺か

昨年10月に出されたサン・ピエル国に対する石亜共同声明は未だ同国の反応がないままとなっている。

同国は以前から外交使節に対して無礼な対応を取ることが多々あり、それが我が国に対しても行われたことは重大な侮辱であるとし、石亜両国の協議において同国に対して共同声明を発し、9か条の要求を突き付けた。その中で王国政府は第9条の領事裁判権の要求には強くこだわったことが明らかになっている。これに関してペンドラゴン大学マイケル・ジョーク名誉教授(スポーツ医学部)は「サン・ピエル国の内情が明らかになっていないし、同国の政治情勢や法体系もわからない中、国民が渡航するとなると同国の司法に任せるのは極めて危険と判断したからではないか。残念でもないし当然。あと私はスポーツ医学が専門なんだからそういう話題は詳しい人に聞いてくれ。」とコメントしている。
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