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Re: ティルブルフにおける会談

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なし Re: ティルブルフにおける会談

msg# 1.2
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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/2/4 1:44 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0

ワイラー「まず、貴国が抱いている誤解を解きます。貴国は鋼鉄の値上げに対し、我が国がヴァノミスに対し、5兆vaの対価をもらい鋼鉄を輸出し、これが世界的な常識となっていると言います。しかし我が国の鋼鉄貿易レートは鋼鉄1億トンにつき2兆vaである。これはわが帝国の唯一にして絶対的な友邦エーラーン教皇国と結び決めた『決まり』であり、帝国はそれを順守することを、その両国の友好に誓っている。現状では他国の要望にも応える形で2~3兆vaの間で価格が揺らぐことはあるが、それであってもなお帝国の規定レートは2兆vaなのである。ヴァノミスに対してはヴァノミス相場では鋼鉄1億につき7兆vaというので、そのような大金は相場を逸脱する、ということで中間点の5兆vaを提案したまでなのです。ですので我が国が、鋼鉄のレートが1億トンに対して5兆vaが適性である、と判断したことはない、ということを伝えます。」

ワイラー「それと同時に貴国に質問いたします。貴国が鋼鉄価格の引き上げを延期された事は、周知のことですが、その理由として、1年間の鋼鉄の産出量と燃料の産出量、そしてそれぞれの価格から燃料の方が生産額が多いとおっしゃられておりますが、貴国の計算には自国の燃料消費が考えられておられません。貴国は634年10月から635年9月末までの間に100億ガロンの燃料を輸出しておりますが、24億ガロンの燃料を輸入しておられ、差し引き76億トンしか、輸出することができておりませんでした。これを現行レートに換算すると114兆vaとなるのではないでしょうか。」

ワイラー「しかしそれでも鋼鉄の現行レートの生産額は約55兆vaと両者には2倍の差があります。この差を是正することこそ、フリューゲルにおける鋼鉄生産国を増やす要因になるかもしれません。しかし一方でこれは燃料価格が高すぎると見ることもできるのではないでしょうか。現状燃料生産国で資金に困っている国家があるでしょうか。逆に資金が余っており、資金を対価にした取引には応じない国家もあります。ゆえに帝国としては、貴国の当然の権利として、鋼鉄価格を設定することを非難することはありませんが、資金が手に入らないから、鋼鉄価格を値上げする、といった貴国の態度には否定的であります。」

ワイラー「ただし、鋼鉄の価値を上げることによって、建材や商品その他の輸入量を増やしたい、というのが貴国の考えであるならば、前言を撤回いたします。しかし鋼鉄の価値が上がるならば、連動しそれを原料とする建材その他の値段が高騰することが考えられ、意味がなくなる、ということを我々は考えています。貴国は如何お考えですか」

外務次官「要約いたします。1.エルツ帝国は鋼鉄1億トンに対し3兆vaが適性レートと考えている。ヴァノミスは特例。2.自然の燃料消費を忘れていませんか。3.資源産出国は資金が余ってますし、資源は安ければ安い方がいいです。4.鋼鉄の価格が上がると、その他の資源の価格も上がります。結果的に資金の価値が下がるだけとなります。」

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