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Re: クシミニャール-ガータ・ベルンダ間投資交渉

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なし Re: クシミニャール-ガータ・ベルンダ間投資交渉

msg# 1.3
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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/10/13 10:57 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0

 ベイオールアイスとは、クシミニャール侯国の首都ベイオールに隣接する畜産地帯の副産物である。疲れたホワイトカラーでありながら濃厚な味わいが特徴である。(クシミニャール観光ガイドより)フィオリーナは一度も食べたことがなく、噂伝手にその美味しさを聞いてはいただけであったが、初めて実物を目にしたことで、その瞳が歳相応の輝きに満ち溢れた。

Said:フィオリーナ
 わあ…。これは、とても美味しそうですね。御心遣いありがとうございます、ムノーリシュ閣下。

【近侍がアイスの毒味をしようと近づいてくるが、それを手で制するフィオリーナ。他国の使者への失礼に当たると考えたからだろうか。そのまま銀のスプーンで、フィオリーナがアイスを一口、口へ運ぶ。すると、噂に違い無く、ミルクの濃厚な味わいが口腔一杯に広がった。甘さはフィオリーナ好みで、その冷たさは緊張で高鳴る臓を落ち着けるだけでなく、熱く火照った頬を冷ましてくれるようだった】

 とても甘くて、冷たくて。美味しいです。
 クシミニャールの名産物と宮廷にいらっしゃる皆様から聞いてはいたのですが、中々食べる機会がなく。お願い事が一つ、叶いました。ありがとうございます。
 宮廷にベイオールアイスを作れる氷菓職人がいれば嬉しいのですが、もしよろしければムノーリシュ閣下からご紹介頂けませんか。姉さま…皇帝陛下にも食べて頂きたくて。

【そこでアイヒロート宰相にこっそりと、「殿下、殿下。投資交渉のお話の最中ですぞ。その話はまた後ほどに」と諌められたフィオリーナは、はっとしたのか、話の腰を折ってしまったことを謝罪した】

 すみません。投資交渉の御話でしたね。アイヒロート宰相、よろしくお願いします。

Said:テオバルト
 はっ。では、大公殿下に代わりまして。

 我が国は長年、北方と西方に敵を抱えておりましてな。四〇年ほど前にも、夷狄の襲来がありました。騎馬と戦車ではまるで戦いにもならないのですが、それでも鬱陶しいものです。兵士の動員数を今後も増やさねば、散発的に攻撃を多方面から仕掛けてくる夷狄への対処は難しいというのが軍部の共通見解です。兵士を養うにも武器を作るにも、経済力が必要となりますから、当然ウラン鉱は必須でしょうな。夷狄の存在がなかったとしても、高度な経済発展を遂げるならば必須と言えましょう。

 もう一つは、石材でしょうな。先進国でも優れた現代都市や工業都市を築くには建材が必要となりますが、石材は建材の生産には欠かせませぬ。何より、我が国の文化財も年々老朽化が進んでおりましてな。修復作業のためにも石材は必要なのです。幸い、我が国にはウラン鉱脈も石資源も豊富にあります。当面はそれを資本に、経済発展を推し進めようと考えております。鉄も近年、鉱脈が発見されておりますゆえ、調査隊を送って今後城塞都市……先進国では防災都市と呼ぶのでしたかな。それらの建築に使えるかどうか調べる必要があるとは考えております。銀などの貴金属は残念ながら発掘されておりませぬ故、難しいでしょう。

 初期投資の内容はそれで異存ありませんとも。ただ、資金はいくらあっても足りるものではありませぬ。特に我が国ではそうですな。国土の整備にも必要ですゆえ、ウランの採掘が始まり次第、定期取引の実施をお願いしたいと考えております。相場は資金1:ウラン1と聞いておりますが、ムノーリシュ閣下はいかがお考えでしょうかな。

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