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普欧・アクアマリン首脳会談

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 .3 .4 .5 .6 .7 .8 | 投稿日時 2013/6/16 21:56
ゲスト    投稿数: 0

フリューゲル暦17098期474年12月2日、普欧帝国首都ケーニヒスベルク
本スレは普欧帝国アクアマリン王国の首脳会談の場です。

普欧帝国からは次期宰相就任予定のエメルマン氏が出席致します。

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/16 22:18
ゲスト    投稿数: 0

この度の御招きに感謝致します。
弊国からは私、リエラ・エアリーヌと
次期少女王、ユリティア・ブラードの2名が出席致します。

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2013/6/16 22:43
ゲスト    投稿数: 0

両陛下に御足労頂き感謝に堪えません。特にリエラ陛下は来年10月を以って退位されると伺いました。
御多忙であろう時期に我が国にお越し頂き、誠にありがとうございます。
本会談が有意義なものとなることを願います。

弊国におかれましては、聖マズダー教国からの融資により近年稀に見る発展を遂げられつつあります。
特に幸福度に関しましては我が国にも匹敵するほどであり、非常に喜ばしいことです。
リエラ陛下の治世は後世に語り継がれるものとなるでしょう。

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/17 21:39
ゲスト    投稿数: 0

リエラ・エアリーヌ
「ありがとうございます。
フリューゲル最大国家である、貴国から評価される事は
この上ない名誉でございます。
ただ、完全平和主義は実現できませんでしたし、
国内に至っては未だ高い失業率を維持したままです。
これら問題は次代のユリティアが解決してくれる事を願っております。」

ユリティア・ブラード
「エメルマン様、初めてお目にかかります。
ユリティア・ブラードと申します。
まだ私は国政の事は良く分からないのですが、
リエラ姉様を見習って精いっぱい努力していくつもりです。
どうか、引き続きの友好と弊国への御支援を賜ります様、お願い申し上げます。」

リエラ・エアリーヌ
「ユリティアは少し緊張している様ですね。
私が初めてルーシェベルギアス公国を訪問した時の事が思い出されますわ。
あの頃は本当に何も分からなくて困惑するばかりでした…。

ところで、この度の会談は何か弊国へ御用件があっての事なのでしょう?
早速ではございますが、お伺いしたく思います。」

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/17 22:16 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0

お初にお目にかかります、ユリティア陛下。カール・エメルマンと申します。お会いできて光栄です。
冬の普欧は寒いでしょう、暖炉に火を入れておりますのでどうぞ寛がれて下さい。

では早速。この度の会談でお話ししたかったのは、貴国が掲げる完全平和主義についてです。
御存知とは思われますが、我が国では外交政策の見直しに関する議論が最近活発となっております。
そこで議論の的となっておりますのは、貴国の掲げる「平和」が何を意味するのか、という点です。
一国の権利としての戦争を放棄する、自国又は周辺国家も含む領域内での戦争行為を拒否する、
或いは武力による諸問題の解決を選ばないという我が国と似た路線を意味するのか、
国民の間では様々な予測が立てられていました。加えて貴国が陸空軍兵力の完全廃止に踏み切られたことで、
多くの人々の間に驚きが広がっております。我々は個々人の自由を重んじる風が強いのですが、
それ故に、自由であるためには武装しなければならないという考えが一般的であります。
それだけに貴国の御決断には驚かされたのですが、陛下はこの点につきましていかにお考えでしょうか?

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/18 0:20 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0

ユリティア・ブラード
「まぁ、素敵な暖炉っ!
それにとっても暖かい…
私は難しいお話は分からないのでお話が終わるまで温かいこの御席に座らせて頂きますね。」

リエラ・エアリーヌ
「それでは、お答え致しますね。
私が即位式で提唱しました、完全平和主義とは軍事力を一切破棄し、
対話と交渉のみを持って自国に対して発生した諸問題を解決する事を指します。
しかし、それは国際情勢を鑑みるに実行するには危険が伴う…
そこで、私は苦渋の決断でございましたが、完全平和主義から平和主義へと下方修正いたしました。
この平和主義とは、軍事力は保持するが武力による諸問題解決は行わない方針の事を指します。
貴国が歩まれておられる路線と道を同じくするものだと考えて頂いて問題ありません。
以上が完全平和主義から平和主義へと変更に至った経緯でございます。

その上で、何故陸空軍の軍事力保有の破棄に至ったかという点を御説明致します。
お恥ずかしい話ではございますが、弊国は治安悪化に伴い
一時的な治安警察の導入を行っておりました。
議会制を維持したままの治安警察導入ではあったものの、
治安警察の権力は増すばかりで、
遂に治安警察は私の親衛隊を名乗り、隊員を不当に増強させる事態に陥りました。
貴国から派遣させている軍事顧問の皆さま方も薄々は気づいておられたのではないでしょうか。
陸空軍の数は160万人を超え、これは旧来から維持していた国軍を差し引いても
120万人を超える私の親衛隊が組織されていた事になります。

その様な事は私が望む道からは大きく離れるもので
許容できるものではありませんでした。
一部ではミッドガルド帝国さえも超える軍事力でなにをしようと言うのかと揶揄される始末。
私が望む平和主義とはそのようなものではないのです。
むしろ、完全平和がいつか実現できる日を信じての平和主義宣言でしたのに、
治安警察の権勢拡大に手を貸す結果になってしまいました…

この様な状況の中で、私は決断致しました。
それは治安警察の廃止と抑圧されていた議会の復活です。
私は数人の侍従と共に治安警察本部に乗り込み親衛隊の解散を宣言。
もちろん、抵抗する者もございましたが、治安警察幹部に私を支持するものが多く、
抵抗派はあっけなく鎮圧されました。
私の親衛隊を名乗っていたのが最大の弱点になったのでしょうね。

その後は、親衛隊の拠点となっていたハムンマリア島中部から北部にかけた森林を伐採。
後顧の憂いを立つと共に、2度とこの様な事を起こさない為に国軍の解散も総督府に通達したのです。
私が先手を打った短期間での変革であった為、
国民には真実を伏せ、対外向けにも森林を大規模伐採して財政を黒字化したと発表致しました。
以上が陸空軍の保有を破棄した経緯になります。

私としては、次代ユリティアに引き継ぐ前に完全平和を再宣言しても構わないと考えています。
結果的にではありますが、私の理想は実現されようとしているのですから。」

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/18 1:01
ゲスト    投稿数: 0

成程、軍事力の破棄と対話でありますか。陛下におかれましては大変に苦悩されたことでしょう。
ただ、無礼な発言を許して頂きたいのですが、陛下は国家が軍事力なくして対等な立場で対話することは
可能とお考えでしょうか?我が国はこれまで対話路線を維持してきましたが、
その成果は少なからず軍事力の作用に依るものであったと認識しております。
対話というものは相手が応じなければ成立しません。

畜産が発達した普欧では多種多様な乳製品が生産されております。
ホットミルクでもいかがですか?冷える夜にはちょうど良いかと。

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/19 21:10
ゲスト    投稿数: 0

リエラ・エアリーヌ
「対等な立場は軍事力によって保障されると言う事ですね。
即位直後の聖マズダー教国との会談で、ゾロアスター教皇聖下からも同様の御言葉を頂きました。
ですが、私の考え方は少し違います。
私は軍事力を背景にした対話は好みません。
なぜならば、軍事力によって開かれた対話など仮初めの対話に過ぎないからです。
相手の意思を踏みにじって対話し、解決に向かったとしてもそれは一時の平和に過ぎません。
意思を踏みにじられた相手は必ずや挽回の時を伺うでしょう。
そのような事では真の平和は訪れません。

私は、相手の心に訴えかけたいのです。
その為にはまずは相手の信頼を得なければなりません。
軍事力を背景に圧力をかけるのでは信頼を得ることは叶わないと思うのです。

もちろん、そういった心情に訴えかける対話が通じない国があるのも確かです。
弊国も実際に経験した事がございましたが、
その時は友邦各国を始め、普段中立を保つ某国からも有事の際には参戦するのと御言葉を頂き、
百万の味方を得たに等しい状態でした。

この様に国際社会は信義の元に成り立っております。
義が立たない事、信が得られない事に対しては
国際社会の自浄能力が働き、悪しきものを駆逐する体制が構築されていると考えます。
もちろん、その為に弊国は信義に基づいた行動を常に歩む事を義務付けられます。
私はそれを踏まえ、そして国際社会を信頼した上で、自国の完全平和実現を目指しているのです。」

ユリティア・ブラード
「リエラ姉様はむずかしい事ばっかりっ!
私は平和よりもこのミルクの方が魅力的ですわ。
早速頂きますね。」

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/19 22:26
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御回答ありがとうございます。難しい問答にお付き合い頂き恐縮です。
リエラ陛下の理念、我が国民にも賛同する者が多数居ることでしょう。
アクアマリンの人々が陛下の御心を忘れぬ限り、両国は今後も良好な関係を保ち続けることができると思います。

我々の議題は尽きてしまいましたが、陛下はいかがでしょうか?
また、先代のエアリーヌ様から陛下への手紙をお預かりしております。
開封されぬよう厳重に保管させております。どうぞお確かめ下さい。

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/6/20 23:38
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リエラ・エアリーヌ
「御理解に感謝いたします。

御手紙でございますが、確認させて頂きました。
私からも後ほど御返事を差し上げたく思いますので、
どうぞエアリーヌ様に宜しくお伝えくださいませ。

この度は会談にお呼び頂きありがとうございました。
今後とも弊国と貴国の友好が末長く続きます様に…」

ユリティア・ブラード
「エメルマン様、お話出来て楽しかったです。
私が即位してからも仲良くしてくださいね!」

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