秋津君主国

国情

概要

秋津君主国はフリューゲルの東方に位置する立憲君主国である。

世界大戦に敗れ、戦勝国の占領政策により抑圧されていた扶桑帝国内の右派勢力が移民団を結成し、フリューゲルへと脱出、秋津君主国を建国した。

そのため、建国者たちの故郷である扶桑帝国皇帝を国家元首たる皇帝（君主号：秋津君主国皇帝）としているが、この皇帝に与えられた国家元首の地位を扶桑帝国は承認していないため、国号に「帝国」を使用できず、「君主国」としている。

実質は民選の総督が皇帝の代行者となっており、選挙君主制と考えても差し支えない。

扶桑帝国の承認があれば、完全な立憲君主制に移行できる体制を整えている。

地理

457年6月現在

北辰（ほくしん）、美波（みなみ）、吾妻（あがつま）の3県で構成されている。

• 北辰県
  
  県庁所在地：麓（ふもと）村
  
  秋津君主国の経済の中心。北辰鉱山、秋津中央市場、官営麓工場が立地する。
  
  震災復興計画による東地区の開発で、さらなる発展が期待される。
• 美波県
  
  県庁所在地：美波（みなみ）村
  
  主産業は農業。暖流に面し、温暖な気候である。
• 吾妻県
  
  県庁所在地：吾妻野（あずまの）村
  
  吾妻山炭鉱、吾妻建材製造所、吾妻野共同農場が立地しており、国の土台となっている。

政治

皇帝が形式上の元首であるが、実質は国民投票により選出された総督がその職務を代行している。

総督は、首相の任命や法律の公布など、儀式的な職務を遂行するのみで、政治的権能はほとんど有しない。

国権の最高機関は国唯一の立法府たる国議会である。国議会は上院にあたる元老院と、下院にあたる衆議院で構成される。

行政の長は内閣総理大臣（首相）である。首相は国議会の指名により選出され、総督により任命される。

司法の長は大審院長である。大審院長は首相により指名され、総督が任命する。

• 国議会

• • 元老院（上院）
    
    解散はない。
    • 選任議員　定数66
      
      任命制であり任期は6年。3年毎に半数が改選される。
      
      総督選任議員、県知事選任議員は、改選時に任命者たる職にある者が選任する。学士院議員は各分野での互選である。

      選任方法	定数（改選数）
      総督選任議員	20(10)
      北辰県知事選任議員	10(5)
      美波県知事選任議員	10(5)
      吾妻県知事選任議員	10(5)
      学士院（自然科学）議員	4(2)
      学士院（社会科学）議員	4(2)
      学士院（芸術）議員	4(2)
      学士院（文学）議員	4(2)

    • 終身議員（457年6月現在有資格者なし）
      
      総督経験者
      
      元老院全議員の2/3以上の賛成をもって国家に勲功ある者と認定された者

• • 衆議院　定数200
    
    中選挙区制である。460年1月現在、政党別の議席数は以下の通り。

    政党名	議席数
    愛国政友会	107
    民政党	31
    改革倶楽部	28
    緑の党	19
    秋津共産党	3
    農民党	3
    無所属	9

• 内閣
  
  実質上の元首たる秋津洲総督は葦原昭一。
  
  以下、閣僚一覧

  職名	氏名
  内閣総理大臣	安藤晋作
  内閣書記官長	洲本善文
  外務大臣	楠田文則
  大蔵大臣	麻田三郎
  文教大臣	上沼政子
  内務大臣	藤原康高
  国防大臣	小田原樹
  司法大臣	柿原貞晴
  商工大臣	中島友久
  農林水産大臣	森本久憲
  国土大臣	大森明夫
  逓信大臣	前田光一
  環境大臣	磐田信明
  社会保障大臣	桜庭京子