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ヴェールヌイの報道  ヴェールヌイ社会主義共和国メディアの報道を集約して紹介
1月 23 (金曜日) 2015
【国際】続発する途上国の政情不安 その原因と展望 16:53  ヴェールヌイ社会主義共和国 
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【Рабочий победа 】労働者の勝利(第4号572年6月)

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◆紙面

【国際】続発する途上国の政情不安 その原因と展望

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◇続発する途上国の政情不安 その原因と展望



近年、発展途上国における民衆蜂起が続いている。

具体的な対抗策を持たないこれらの国々では治安悪化が深刻化しており、経済にも大きなダメージを受け、新規開発はおろか、政府が対抗策をうたないまま、滅亡すら危惧される状況だ。

現在、蜂起によって実質的な被害が発生しているのはオーラルティン連邦共和国とナードヴァイ革進同盟の二か国である。

オーラルティンは、諸外国からの経済支援及びクシミニャール侯国の軍事支援を受け、一度は反乱勢力の抑え付けに成功したが、その後も根本的な改善策をとらなかった事から、民衆の不満は改善されず、今般の再蜂起に至っている。

途上国にとって、反乱軍ないし怪獣の出現は、自力対応が難しい上、国全体に与える影響も大きい。

しかし、自然災害である怪獣は事故であるのに対し、反乱軍は国家の責任であり、人災である。

オーラルティンは、建国当初より「大国志向」であった。

これは、新興途上国である自国の実情を無視した、誇大妄想に塗り固められている当該国のwiki記事を見ても明らかである。

実際の開発にも、この志向は悪い方向で反映された。

無計画に都市の現代化を推し進めた結果、治安は悪化の一途を辿っており、同時に経済力がないまま、過度なインフラ整備(教育・社会保障含む)を強行し、それらの維持費は国庫を急激に圧迫、ほどなくして財政破綻を引き起こし、国民の政府に対する不満はピークに達したのである。

オーラルティン政府は、今一度自国の現実に目を背けることなく、自国民と向き合うべきだろう。



この問題に、共和国はどういう立場であるのか、当紙は外務省に取材を行った。

【Q】オーラルティンで民衆達による反政府活動が活発化しているが、政府としてどう見ているか?

【A】共和国の党と政府は、世界人民の自由自主自立をいかなる場合においても支持しており、オーラルティン国民の意思は理解できる。

【Q】それは反乱軍を支持するということか?

【A】それにはあたらない。暴力的手段を支持することはない。

【Q】その他にも反乱軍により被害が出ている国があり、さらなる飛び火の懸念もある。政府として何か取組はあるのか?

【A】共和国も、遺憾ながら過去三回、それも短期間に集中して反乱軍の出現を経験しており、諸外国から多大な支援を受けた。しかし同時に、党と政府は当時できうる全ての行動を、自主努力によって行った実績がある。特に被害の限定化では大きな成果を上げ、現在はさらなる事前対策の為、各種整備を実施している。これら経験の積み上げは我々の財産となった。

【Q】オーラルティンをはじめ、政情不安を起こしている国に支援を行う考えはあるか?

【A】基本的に対話チャンネルを持たない国に我が方から働きかけることはない。国交のある国に対する支援策は常に講じている。経済低迷にあえぐポーエンラド王国に対しての包括的な開発援助など、既に協議入りしているものもある。

【Q】一部から我が国の成長率の減速について指摘もある。海外援助をする余力があるのか。

【A】途上国に物資を融通する国は、先進国をはじめ少なくないし、共和国も過去その恩恵を受けている。しかし、それらの援助は物資を与えるだけのもので、被援助国の自立と相互発展の視点を欠いたものが多いと認識している。共和国は、援助対象国の自主経済構築による貧困の撲滅、対等な相互扶助関係の構築を第一とした開発援助を考えており、これらは支出だけの援助とは違い、共和国の国益に適うものとなるだろう。何れにしろ、ただ物資を送ればよいというものではない。

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製作-労働党広報部 監修-労働党中央政治委員会

取材協力-国際協力局(外務省) 国家政治総局(国家保衛省)

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