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フリュー通信  帝国連邦のあらゆる国の報道を提供いたします。
2月 14 (土曜日) 2015
パラベラム通信第25号『ロムニキスキ公、復帰?』 12:04   
576年 1月20日



帝政樹立に続き、またまた興味深い出来事が起こったようである。

フリュー・ソビエト時代における恐怖の大粛清から母国を守り『自由の守護者』とまで呼ばれたカントリーサイド大公国時代の初代大公でありクルキアマイト家の初代当主である『クルキアマイト・ロムニキスキ』氏がポートランド=カントリーサイド連合王国大公として復帰するようである。

ただ、ロムニキスキ氏当人ではなく、ロムニキスキ氏の名を継ぐクルキアマイト家からの次代の大公であるという説が濃厚であり、求心力の増加を求める連合王国の内情が露呈してきたのであろうと、一部の帝国議会員は語った。



ポートランド=カントリーサイド連合王国からのレゴリス、ミッドガルド遠征軍 将兵への勲章授与が行われる?



近年終結を迎えた第二次フリュー内戦であるが、今回はまた別の要因で荒れているようだ。

大公として就任したロムニキスキ氏は、連合王国首脳部との合意をへて今内戦で活躍した両軍将官への勲章授与を予定しているとの事である。

勿論、帝国側としては面白く無いのは勿論である。特に赤軍総司令官であり、今内戦において保守派の軍事行動の主導的立場にあった『セルヴィナ・アンドロポフ・ユリスキー』赤軍陸軍元帥、及び赤軍の主要な将軍達はこの件が面白くないようである。

一方で帝国政治家らはこの件においてノーコメントを貫いた。



一方で革新派の初期、後期を主導した『サー・ロザリンド・グレッグ・フォーミーリアー・チャーチル』氏はにこやかに報道陣に対して『愉快な事が理解できない人間に、世の中の深刻な事情が理解出来る筈もない。実の所、復讐ほど高価で無価値な物もない。』



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