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4月 08 (日曜日) 2012 | ||
【国際】プロシャ問題、暗礁に乗り上げる他 | 03:40 | |
【国際】プロシャ問題、暗礁に乗り上げる フリューゲル暦403年12月14日、プロシャ帝国に派遣された我が国の調査団は活動中断を宣言した。 10月より実施されているプロシャ帝国内の調査と政府に対する公開質疑は問題が続出、団員は疲弊した顔を見せている。 「現地で目にする光景は“異文化間の様式の差異”を越えたものがある。行政から教育に至るまで我が国とは全く異なる。」 現地からの通信によると団員の中にはノイローゼで帰国を余儀無くされる者もいるようだ。 また、プロシャ側も我々の活動に戸惑いを見せている者が多く、今後の活動がスムーズに進む兆しが全くないのが現状である。 これに関して団長のリットン伯爵は調査活動の一時中断とプロシャ側との協議により善後策を講ずると語った。 【政治】ベートマン内閣、支持率低下 同月15日、折からの財政悪化とプロシャ問題の停滞を受けてベートマン内閣の支持率は50%を割ってしまった。 ベートマン宰相は自身が外交に向かないと公言しており、外交交渉をツィンメルマン外相に一任する態度を取っていたが、 財政悪化に続くプロシャ問題の失敗で外相のみならず宰相の責任を追及する声が社会民主党を中心に一挙に広まった。 翌年に下院選挙を控える状況だけあって、現時点での支持率低下は与党にとって大きな痛手と言えるだろう。 【国際】外相、プロシャ問題に関して発言 同日、ツィンメルマン外相はプロシャ問題に関する記者会見で調査団の活動中断に対しリットン伯爵の決断を 支持する旨発表した。また、この問題を巡る諸外国の態度に対して批判的な発言を行った。 「今回のプロシャを巡る問題では、プロシャ帝国自体が抱える問題以外にも国際社会における大きな問題が明らかとなった。 それは今回の問題に際して、先進国の多くが国際問題の平和的解決に積極的な行動を起こさなかったことである。 我が国以外の行動を見てみたまえ、各国は完全に沈黙するか武力をちらつかせるだけで平和裏に問題解決を図る姿勢を ほとんど見せていないではないか。ノイエクルス、ミッドガルドは武力行使の可能性を示唆し、それに対して ダイエルンは軍事的威圧で応えている。我が国と一部の国家が動かなければプロシャ情勢は戦争という悲劇を迎えるか、 軍事大国同士の威圧の中で問題解決を延々と先延ばしにされ、民は塗炭の苦しみを味わう羽目になっただろう。 幸いにしてミッドガルドとは今回の調査団派遣で協調路線を取れたが、我が国が沈黙していたら果たしてどうなっていたか。 先進国の多くは“大国病”に罹っていると言わざるを得ない。」 | ||
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