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5月 28 (木曜日) 2015
【政治】元国王シュシュ「亡命」。 他 20:14   
594年2月11日 発行

労働者最高評議員会議は先日未明元国王シュシュがフランドル共和国へ「亡命」したと発表した。

「亡命」したのは元国王シュシュだけでなく、王族並びに数十万の貴族階級を伴ったものとなっており、かなりの大規模な逃避行となった模様。フランドル政府は既に了承済みであり、また、同盟政府も裁判によって一方的に処刑することは非人道的(?)な所業に相当と判断、これをあえて見逃すように現場に指示をだしていた。

労働者最高評議員会議議長ハーター・ラーク同志は今回の事案に関して以下のコメントを出している。

「元特権階級とはいえ、それを理由に残虐な刑罰を科したり、不当な待遇をしたりすれば、それは地球時代に存在したスターリン体制や現在存在するどこぞの某非人道的国家の真似事をしてしまうことになるであろうし、われわれ共産主義同盟はそのような勢力に対抗するために誕生した。また、亡命させないで同盟領域内にとどめておけば暴走した人民によって私刑に処せられる可能性がある。よってこの亡命承認は単なる温情からではなく、我が同盟の信念のもとに実施されたのである。」



【国際】ヴェールヌイにて燃料危機

我が同盟の比類なき友人であるヴェールヌイ社会主義共和国にて燃料危機が発生している。発端は前年9月に起こった同時多発落盤である。同国管理当局担当者のミスによるものが原因であるというが、これが同時多発的に起こったのだからなお始末が悪い。通常片方のみの閉鎖であれば、なんとか輸出停止程度でやりくりも可能であろうが2つ同時に失われると自国で使用する分すらも確保できなくなる。既に各国から支援が寄せられており、我が同盟も友邦たるヴェールヌイの友人たちのために緊急支援を実施。それらの支援によって何とか持ちこたえているようだ。

同様の案件がテークサット連合等でも起こっており、これらの原因を専門家は「鉱山コンピュータ制御システムの欠陥」として国際基準のコンピューターシステムの改善が急がれると指摘した。

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5月 25 (月曜日) 2015
【社説】アルドラド軍国主義を打倒せよ! 01:27   
【スコッチランド社会民主労働党機関紙 ニュースコッチ】

・スコッチランド社会民主労働党中央委員会政治局声明

・アルドラド軍国主義を打倒せよ!

党中央委員会はアルドラド帝国主義の「民主化」の欺瞞と労働者人民に対する大いなる暴虐についてここに大々的に非難する。

第一に、そもそもアル帝は、人民から吸い上げた膨大な富をもとに、その特権階級制度の維持のための警察権力の拡大と他国人民抑圧のための強大な軍事拡大を徹底して行い、他国より非難を受けるやわずかばかりのインフラ整備を行い、人民に恩恵をもたらした風な宣伝を行っている。それ以上のインフラ整備は金がない燃料がないなどのもったいぶった理由によって行わないのであるが、なぜか軍拡を行うだけの金と燃料はあるようだ。人民に回すべき資源を、一部の特権層の利益のために不当に横領しているのだ。

第二に、民主化運動は一部のことと、アル帝は触れ回っていることは、その欺瞞をさらに大きくしている。そもそもあれだけの圧政を敷いておきながら民主化運動が一部のことであるなどあり得ない。秘密警察が幅を利かせ、閉鎖的な社会体制であれば、報道に自由があるなどとは誰も信じはしないしその報道内容の真偽からまずは検証しなければならないだろう。地下には膨大な不満が鬱積し、人民の怒りは今か今かと革命的情熱に燃え上っていることであろう。もし仮に民主化運動がアル帝の言う通り、一部だけのものであれば、不満すら言わせないほどに人民は抑圧されているのであろう。いずれにしても許しがたい暴挙である。

第三に、アルドラドの軍拡が国防のために行われているとは到底思えない。同国はすでに世界有数の大国であり、これ以上の軍拡はいたずらに他国に対して脅威を与えるだけの政策である。それともミッドガルドのような大国と軍事的に対抗しようというのか。そのような行為は自殺行為であろうし、そもそもアル帝もそんなことは不可能であることは既に了解済みのことだろう。では何のための軍拡か。それは紛れもなく、下位に位置する弱小国の抑圧のための軍拡に他ならない。後発先進国であるアルドラドが消費者たるためには、すでに多くの先進国に取られてしまった資源国の輸出枠を「外交的努力」によって獲得することはほぼ絶望的と言えよう。であるならば、それを保証するには軍事力を背景とした他国への搾取を実施するほかない。自国人民から搾取できなくなったので今度は他国人民から搾取しようというのだ。なんともあきれるほどの貪欲さである。アルドラド皇帝及びその取り巻きの特権階級どもはよほど底なしの欲深さを有しているらしい。そのような人民を犠牲にして成り立つような帝国主義勢力はいずれ自らの重さによって押しつぶされ、自らの血の海におぼれて死ぬことは間違いないし、全世界の労働者階級はこれらとは決して相容れず、非和解を貫き通すであろう。そして闘争という最後のひと突きによって、一気に瓦解していくのだ。

このような愚かしい反動勢力の実態が明らかになるにつれ、世界の労働者人民はますます強固な団結を深めることができる。われわれ労働者階級はこのような恥知らずで矮小で人格的に劣る封建的帝国主義を粉砕し、必ず勝利する。



万国の労働者団結せよ!

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5月 08 (金曜日) 2015
各地で相次ぐデモとスト 22:32   
王国全土で多くの労働者たちが決起している。

現在国内の完全失業率は過去最高の9パーセントを記録。政府は中期財政再建計画から公共事業の縮小を発表しており今後も増え続ける見通しでこの数字は天井知らずだ。

さらに現在王国議会では労働法の改正が進められており、この法案が通れば、企業は事実上理由のいかんによって労働者を解雇できるようになる。

共産党と社会主義労働者党と共産主義労働者党は全面的に反対し、議事を遅らせる工作を進めている一方で、スコッチランド民主労働組合会議(SDWA)のジャック・クレーベ議長は「法案が採決に入るならばゼネストを断行し、断固改悪法案を廃案に追い込む」と政府をけん制。すでに各地の職場や公共の施設ではデモや集会が相次ぎ、一部の地域ではスト闘争も行われているという。

政府への風当たりが厳しくなりつつある中、支持率はついに10パーセントを切るという事態になった。パール首相の後を受けて就任したチャールズ・ランゲル首相はこの事態に「粘り強く説得を続け国民の理解を得たい」と具体的な対策を示さないまま記者の取材をシャットアウトしている。与党幹部は「首相はもう限界だ。党内ではすでに後任の話が出ている」とこの非常事態をいかに乗り切るかを真剣に検討している模様。



(写真:エンディバラ北部区画において行われたストライキ決起集会)
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5月 03 (日曜日) 2015
【週刊サーズデー】国内外で反アルドラド機運高まる 22:11   
王国内務省発表によると今年度に入って各地で2000件以上のデモが発生。うち1800件ほどが前近代的な政策を展開するアルドラドとそれと友好関係を維持しようとする政府を糾弾するものであるという。

主にそれを主導ししているのは共産党、社会労働党、王権同盟の三党派、国民感情をうまくつかんだと分析している。

それだけではなく、アルドラドに輸出するための燃料及び鉄鋼を生産するために産業合理化と称した長時間労働と低賃金労働がさらに拍車をかけた模様。事態を重く見た政府はアルドラドとの鉄鋼取引を取りやめたものの、国民の怒りは爆発寸前の模様。政府は燃料取引中止も視野に入れて調整する予定とのこと。



国際的にはレゴリスをはじめとする諸国がアルドラドに対する嫌悪感情をあらわにし始め、国際的にも同国の立場はますます苦しくなりつつある。外務省高官は「我が国が今後同国の巻き添えで何らかの制裁を受けないためには、少しずつ距離を取ることも必要だ」と述べ、政府の一部ではアルドラドとの関係を切るべきだとの声も相次いでいる。



いずれにせよ、同国の選択次第では重大な結果を招くことになるだろうと各界から意見が出ている。
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