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Re: クリソプレーズにおける会談

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ヴェールヌイ社会主義共和国

なし Re: クリソプレーズにおける会談

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/2/10 0:11 | 最終変更

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ヴェールヌイ社会主義共和国 フェリックス・ティシチェンコ閣僚評議会議長】

はじめまして、ヴェールヌイ社会主義共和国政府首相、フェリックス・ティシチェンコであります。私どもとしましても、カルセドニー島との友好発展を期待しております。
本来、ウェールリズセ連邦共和国における建国50周年記念式典、同国上下両院合同会議での演説後、翌朝には帰国する日程でございました。私自身、外遊自体はじめての経験ではあったのですけれども、ことウェールリズセにおりますと、諸外国、とりわけ国際社会において頭角を現しつつある新興国との親善、相互理解の促進こそが今まさに必要であると特に思い起こされたものであります。この度の訪問、急な申出にも拘わらず快く応じてくださり、また首脳同士の会談の席を設けてくださった事について、大統領閣下はじめカルセドニー島政府の皆様に重ねてお礼申し上げたいと思います。

さて、両国は比較的早い時期に国交を開設し、大使級外交関係国となりました。しかしながら、経済構成上の現実というものがあってのことではありますが、両国は官民共に交友の機会を得る事が出来ぬまま現在に至っております。この期間、国際の情勢はかつてないほどに変動を続けており、現在に至るも複数の紛争やそれに続く火種が散見される状況にあります。
そのような中で、カルセドニー島は精力的外交活動を展開されております。新興各国を招致しての9ヵ国会談や、先のセビーリャ情勢についての各国協議の主催はその一端でありましょう。またトルキーへの資本投下についても、我々としては少なくない関心を有するところであります。

我が国の状況と、国家を代表する私の立場からして、個別に是非を述べる事は適いませんが、貴国が取り組んでこられた外交施策について、いくつかの点で両国は異なる見解を有していることは、これまでの推移と国際関係を見れば自明なのではないかとも、私としては思います。これには大統領閣下にしても同様にあられるのではないでしょうか。
しかし、ただひとつ言えることは、公正と秩序の為に努力を重ねている新興国は、広く私達の社会主義共和国と対等の友人だということです。

私といたしましては、今回この場で異なる意見を戦わせることを望むものではありません。しかしこの世界の歴史が継続していく過程において、間接的または直接的に、両国に齟齬が広がっていくことが、最も恐るべき事態であります。そこで現在進行形の各種の事項や将来の展望について、互いに紹介し共有しあう事ができたならば、たとえ国益がぶつかることがあっても妥協点を探りやすくもなるでしょうし、連帯も可能になってくるのではないでしょうか。これは我々が少なくない期待をカルセドニー島に持ち合わせているのだということでもあります。

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