カルセドニー島入植地政府に対する勧告

カルセドニー島入植地政府に対する勧告＝618年5月中旬

　新興諸国経済理事会（以下ENEC）は618年5月中旬、カルセドニー島入植地政府が行っている入札形式の定期取引公募が世界的な燃料価額上昇を招く不公正取引に発展する恐れがあるものとして、これに対する是正を勧告する。
　燃料：資金レートは原則として1億ガロン＝2兆Vaを上限とし、競合する場合には抽選形式の最終決定が望ましい。現行の最低入札額を2兆Vaとする入札形式は燃料価額の著しい高騰を招きかねないものである。
　本勧告はあくまで勧告であり、カルセドニー島入植地政府は主権を有する国家であるから、如何なる干渉もなされない。しかし、世界的な燃料高騰化に結びついた折には、カルセドニー島入植地政府に著しく非あるものとする他ない。

　ENECは新興国支援と新興国による連帯を目的とした組織であり、新興国の利益に最大限沿うよう配慮する用意も、その枠組みも完成されている。カルセドニー島入植地政府が安易に資源取引に依存せず、自立した経済を打ち立てる為にも、本勧告は有意であるし、経済基盤の整備に支援は惜しまない。
　カルセドニー島入植地政府の賢明な判断に期待し、ENECによる勧告とする。

ウェールリズセ共和国
ENEC常駐代表　ニコロ・フォスカリーニ

コーデクス共和国
ENEC担当特別代表　ドナルド・ワインバーガー

テークサット連合
臨時外務大臣兼全権ENEC担当官　アンヴァード・イズレン

ヴェールヌイ社会主義共和国
ENEC-OS政府代表部　ナジェジダ・オーンスタイン

ガトーヴィチ帝国
ENEC代表部特命全権大使　ヘリナ＝ノヴイキン