国務長官ユルゲン・シュトイデ閣下のご懸念についてお応え致します。

我が国と貴国が安全保障条約を結んでいる状況で、ATOによる軍事行動が第三国に対して行われた場合については、貴国に参戦義務は発生しないと帝国政府は認識しています。
また、貴国が第三国と交戦状態に入る際に、我が国が安全保障条約を理由にすぐさま参戦可能か否かに関しては可能と帝国政府は認識しています。
交戦状態に入った経緯にもよりますが、基本的にはATO全体としてではなく我が国単独の参戦となるでしょう。

さて、相互安全保障条約の草案が完成致しましたので、提出させて頂きます。是非ご検討下さい。

レゴリス帝国と聖マズダー教国との間に於ける相互協力並びに相互安全保障条約

前文
レゴリス帝国政府及び聖マズダー教国政府は、両国の友好関係を確認し、また両国並びに世界全体の平和安定に寄与する為、以下の内容の条文を規定する。

第1条 両締約国は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の上に、両締結国間の恒久的な平和友好関係を発展させるものとする。

第2条 両締約国は、前記の諸原則に基づき、相互の関係に於いて、全ての紛争を平和的手段により解決し及び武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。

第3条 両締約国は、善隣友好の精神に基づき、また、平等及び互恵並びに内政に対する相互不干渉の原則に従い、両締結国間の経済関係及び文化関係の一層の発展並びに両締結国民の交流の促進のために努力する。

第4条 両締結国は、個別的及び相互に協力し、継続的且つ効果的な自助及び相互援助により、武力攻撃に抵抗するそれぞれの能力を憲法上の規定に従うことを条件として、維持し発展させる。

第5条 両締約国は、この条約の実施に関して随時協議し、また、両締結国の安全又は両締結国の周辺地域に於いて国際の平和及び安全に対する脅威が生じたときはいつでも、いずれか一方の締約国の要請により協議する。

第6条 両締約国は、両締結国の施政の下にある領域に於ける、いずれか一方に対する武力攻撃が自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。

第7条 この条約は批准されるものとし、ペルセポリスで行われる批准書の交換の日に効力を生ずる。この条約は10年間効力を有するものとし、その後は第8条の規定に定めるところによって終了するまで効力を存続する。

第8条 いずれの一方の締約国も、1年前に他方の締約国に対して文書による予告を与えることにより、最初の10年の期間が満了した際またはその後いつでもこの条約を終了させることができる。

調印に感謝します。
フリューゲル暦16835期467年8月19日、本協定はアクアマリン王国の調印により発効しました。
支援物資は来期に輸送致します。

了解しました。では以下の協定案を貴国に提示します。

～普欧・アクアマリン海軍協同整備協定～

第一条　本協定は普欧帝国によるアクアマリン王国海軍の整備支援を規定する。
第二条　アクアマリン王国海軍は普欧帝国からの支援により早急な即応戦力の整備を図る
　第1項　アクアマリン王国は防衛艦隊を4艦隊整備する
　第2項　第1項のため普欧帝国は旧式駆逐艦4隻と各種支援艦艇を売却し、
　　　　 　 併せて海軍士官を教官として派遣する
　　　　　　（普欧側は防衛艦隊4艦隊分の必要資金、鋼鉄を譲渡する）
第三条　アクアマリン王国は自国造船能力の向上を図る
　第1項　アクアマリン王国は造船能力向上のため港湾、造船所を整備する
　第2項　普欧帝国は鋼材及び技術提供によってアクアマリン王国の造船能力向上を図る
第四条　アクアマリン王国は海軍士官候補生を普欧帝国に留学させる
　第1項　アクアマリン王国は海軍士官候補生を我が国に留学させることにより人材育成を図る
第五条　両国はバルト海にて2国海軍合同演習及び海賊討伐活動を実施する
　第1項　提供された艦艇によりアクアマリン王国海軍の即応戦力が整備され次第、
　　　　 　 両国は2国海軍合同演習を実施しアクアマリン王国海軍の練度向上を図る
　第2項　アクアマリン王国海軍の十分な戦力増強が達せられた後、
　　　　 　 両国海軍はバルト海にて海賊討伐活動を行う
第六条　アクアマリン王国の普欧帝国からの支援に対する返済は第五条に定める
　　　　 　 海賊討伐活動により履行されるものとする
第七条　本協定は第五条に定める海賊討伐活動の完了により失効されるものとする。

本協定に異論が無ければ調印をお願いします。
本協定はアクアマリン王国の調印後に発効します。

フリューゲル暦16835期467年8月18日、普欧帝国首都ケーニヒスベルク

我が国はアクアマリン王国海軍の整備について以下を提案します。

１．旧式艦売却、教官派遣による即応戦力の整備
　我が国は旧式駆逐艦4隻と各種支援艦艇を売却し、併せて海軍士官を教官として
　派遣することで当面のアクアマリン王国海軍戦力の整備を図る
２．鋼材及び技術提供によるアクアマリン王国の造船能力の向上
　我が国は鋼材及び技術提供によってアクアマリン王国の造船能力向上を図る
３．アクアマリン王国海軍士官候補生の我が国への留学
　アクアマリン王国は海軍士官候補生を我が国に留学させることにより人材育成を図る
４．バルト海における2国海軍合同演習及び海賊討伐活動
　提供された艦艇によりアクアマリン王国海軍の戦力が整備され次第、我が国との
　2国海軍合同演習を実施、更なる戦力増強が達せられた時に海賊討伐活動を行う

我が国からの支援の対価は4に定める海賊討伐とします。
海賊は貿易を阻害する人類共通の敵であり、この排除は我が国にも貴国にも利益となります。
本案に対するアクアマリン側の同意が得られれば条文を作成し正式に調印に運びたいと思います。

加盟予定各国により、フリューゲル経済国家連合設立条約が採択されました。

よって、ここにフリューゲル経済国家連合の結成を宣言致します。

シュレジエン共和国を代表し、ジョン・ヘニガンが調印致します

シュレジエン共和国大統領ジョン・ヘニガン

それは理解している。なので同行するのは司法省の職員となる。

取り調べにおける貴国職員の立会には同意する。
しかし、取り調べにおいて一切の介入は認められないことを御理解願いたい。

枢密院は取り調べの際に我が國の職員が立ち会うという条件で引き渡しを許可した。それで構わないか。

スタッフがスオミ国籍を保有し、成蘭市の大使館内に滞在していることは捜査当局の捜査で確認している。ゆえにローマニア王国の介入は慎んで頂きたい。

また、仮にローマニア国籍を保有していたとしても、我が国から見ればスオミ外務省職員であることには変わりは無いのである。
外務省のスタッフという地位を考慮すれば、なおさら貴国政府に引き渡しを要求するのは自然である。

そもそも我が国が本惑星において国家として承認していない国家を挙げ、その代表者と交渉させようとしていること自体、我が国にとって非常に不愉快であり、我が国は国家承認している上に対等な交渉が可能であるスオミ王国政府関係者との交渉を要求する。

治安職員の交流に関しては、交渉の進捗次第で白紙に戻すことも考えざるを得ない。