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2015
| 02
コンビョーゾ・ヘッドライン コンビョーゾ王国が認可して自由な取材をしている報道機関。主に新聞など、文字の記事を書いている。 | ||
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2月 22 (日曜日) 2015 | ||
8:【国際】ガトーヴィチ帝国軍駐屯地建設 | 23:50 | |
577年6月21日、先に締結されたガトーヴィチ帝国との安全保障条約の規定通り建設されていた駐屯地が完成。位置は、最初から数ある油田跡地離島に作ると決めていたのだが、今回は王国の本土の北西にある、森に囲まれた村にほど近い離島である。この村では幼少の王女がしばらく生活する女王陛下のいわば別荘のようなものがあるが、それだけに狙われやすいと思われたからである。この近くには現代都市もあり、王国中央部にある首都から一応最も近いという、国防に適した離島である。 実は、一部の左寄りの議員から王国南西部の明らかに僻地な、本土から最も遠い離島にするという案もあったが、明らかに自分より強い国に喧嘩を売っていて明らかに負ける上に、この離島から首都に軍隊が到着するまでに4時間19分ほどかかり(一方今回の建設地点では1時間29分)、意味が殆どないとされ却下された。 今後は、女王陛下親子らがこの駐屯地を視察する予定である。 | ||
7:【国際】コンビョーゾ王国・ガトーヴィチ帝国、相互安保に | 23:22 | |
「貴国は経済発展の可能性に満ちています。しかし、せん越ながら、貴国の安全保障を担ってきたファイアリヒ連邦の滅亡によって貴国は発展を妨げる災害及び破壊活動への対応に苦慮していることでしょう。我が国は、貴国に対して片務的な安全保障条約の締結を提案します。貴国の意見をお聞きしたい。」 「ひゃー!ファイアリヒ滅亡していたんですか!?」 577年2月3日、プロストレイトに乗り込んだパラジチルニンスキー為政院総理大臣ならびにメドロフ防衛大臣。 「事務級協議の結果、ガトーヴィチ帝国とコンビョーゾ王国は、安全保障条約を締結することで合意しました。」 「ひゃー」で即合意に持ち込んだコンビョーゾはいつでも土下座外交である。 提示された条文案は以下の通り。 ガトーヴィチ帝国とコンビョーゾ王国との間の安全保障条約 ガトーヴィチ帝国及びコンビョーゾ王国は、 両国の間に伝統的に存在する平和及び友好の関係を強化し、 両国の間の一層緊密な経済的協力を促進し、 コンビョーゾ王国の安全を脅かし両国の平和と友好の関係を瓦解せしめうる昆虫のごとき勢力にも共同して対処し、 安全保障条約を締結することを決意し、 よつて、次のとおり協定する。 第一条 締約国は、適切な諸制度を強化することにより、圧倒的成長を実現し、国際社会において正義に基づいて主張することにより、平和的かつ友好的な国際関係の一層の発展に貢献する。 第二条 締約国は、この条約の実施に関して随時協議し、また、コンビョーゾ王国の安全に対する脅威が生じたときはいつでも、いずれか一方の締約国の要請により協議する。 第三条 ガトーヴィチ帝国は、コンビョーゾ王国の安全が脅かされたときに、その脅威を排除するために武力を行使することを宣言する。 二 武力の行使が認められるのは、以下の場合である。 (一) 他国による攻撃 (二) 怪獣の出現 (三) 武装した反乱軍による蜂起 (四) その他、コンビョーゾ王国が武力の行使を要請した場合 第四条 前項の事例に速やかに対処するため、ガトーヴィチ帝国はコンビョーゾ王国に駐屯地を設営し、在コンビョーゾ王国ガトーヴィチ帝国軍を駐留する。 二 駐屯地の敷地内においては、治外法権が適用される。 三 駐屯地の敷地外においては、ガトーヴィチ帝国軍はコンビョーゾ王国法を遵守する。 第五条 この条約は、コンビョーゾ王国が自国を防衛するための十分な治安維持機構及び軍事力を保持したと両締約国が宣言するときまで効力を有する。 二 但し、この条約は、締結から十年間効力を存続した後はいつでも破棄することができ、外交掲示板を通した破棄の通達から一年後に失効する。 第六条 この条約は、ガトーヴィチ帝国及びコンビョーゾ王国により各自の憲法上の手続に従つて批准されなければならない。この条約は、両国がイヴァングラートで 批准書を交換した日に効力を生ずる。 不平等条約やら内政干渉やらの懸念はもはやどうでもよく安心が欲しかったコンビョーゾ王国政府。(知らぬ間に女王は代替わりしていた。ヘッドラインのスタッフはいったい何やってたんだ)しかし、やや文面に不満があったのか、 「土下座して感謝申し上げます。昆虫のような我々に圧倒的成長がもたらされんことを。」 今の女王は皮肉屋のようである。彼女はそのようなものにも長けていたのだ。 さて、批准書の交換は2月11日に、イヴァングラート、国会議事堂、第一応接室にて行われた。 「先日の調印に感謝の意を表します。 安全保障条約が国会の承認を得、君帝陛下の御裁可を賜りました。 つきましては、批准書をお納めください(↓は君帝御璽であります) ガトーヴィチ帝国とコンビョーゾ王国との間の安全保障条約を裁可し茲に之を公布せしむ Загар」 玉璽に「Риcoв」と。コンビョーゾ代表団、やや戸惑ったが、 「御璽を考えておりませんでしたが、署名はいたします。 これから頑張っていきましょう。 ガトーヴィチ帝国とコンビョーゾ王国との間の安全保障条約を裁可し茲に之を公布せしむ クラボン3世」 御璽を考えていなかったあたり、いかに我が国がこのところ外交をサボっていたかがよくわかる。しかもオウム返し。これはひどい。コンビョーゾの教育の未来はまだまだ明るくできるはずである。 その後、女王陛下にインタビューをとってみたところ「これから条約とかあるいは万が一の宣戦布告の時?はいつか来るかもしれない……。そのときに玉璽とかああいう図形とか書けないとダサいのよね…。近いうちに考えないと……。」 宣戦布告なんて考えたくもない。 写真:ガトーヴィチ帝国から送られてきた御璽 | ||
10月 24 (金曜日) 2014 | ||
6:【社会】王国再建後初の大災害 | 20:12 | |
557年3月8日、コンビョーゾ王国に大地震が発生した。再建後初の大災害である。 この災害では、農村8箇所、近郊住宅地1箇所が被害を受け、死亡者は534280人、負傷者は1542880人ということである。この被害者の多さにはやれやれであるが、さらに政府を落胆させたのはそれ以外の被害であった。 この地震のせいで北部の発電所が壊滅したのである。ウラン燃料を利用する80000kwの発電量を誇る我が国唯一の発電所であったが、この地震に伴い爆発事故を起こした。その結果はお察しであるが、政府を最もがっかりさせたのはこのせいで震災前は75程度に保たれていた幸福度が一気に64まで下落したことであった。また、支持率の大暴落が発生したのである。これを受けて政府は正気を失ってしまった。早急に発電所を再建しようと地ならしをするも不穏な卵が発見されて中止されて発狂する発展省、焦燥感に駆られながら腐ったように公共投資を続ける社会生活省、かつてない騒ぎになり取っ組み合いが震災後10日間で57件発生して、中には全治76日の大怪我を負った議員もいた議会… この、災害耐性のなさすぎる王国政府に対して冷静に嘆いているのは、ただ一人クラボンⅡ世女王陛下のみであった。 「防災都市でも作らないと、鎮まらないかしらね…でも、この大混乱はいつか起こると思ってたわ」 | ||
10月 18 (土曜日) 2014 | ||
5:【社会】コンビョーゾ王国の幸福度アップ作戦の動向 | 08:37 | |
記事4の配信以降、政府は議事堂を建設し、臨時にクラボンファンクラブ会員が議員となり(これが所謂椅子取りゲーム選挙である)、かつて1306487人もいた失業者に関する問題を解決するために国営市場を建設し、556年3月9日現在664286人まで減少しているが(それでも多い)、そういったことをしても幸福度並びに支持率は上がらず、パレードを開いて国民の反乱を何とか抑えながら、公共投資で指数を19、社会保障指数を11にし、教育指数を20にするも幸福度は36程度だった。この値は、当時のこのレベルの国家では最低だったという。後に現代都市になるため、雇用創出に効果のありそうなニュータウンを建設するも意味はなかった。そこで、政府は福祉施設の建設に踏み切る。燃料は有り余っているからと発電所を建設すると幸福度は40になった。そして足掻きつづけて326日たった556年1月19日、、苦し紛れに首都近くに国営恩賜公園(という名のテーマパーク)を建設すると幸福度は48になり、その10日後にまた苦し紛れに社会保障指数を21にすると一気に幸福度は64となった。王室をはじめとする政府は長期間の苦労が漸く報われたと狂喜乱舞した。基本的に、コンビョーゾ王国は民度が低いのである。にしても、10日で幸福度が14も上昇すると、町の様子は全く異なってくる。活気に溢れた町の様子を後のパレードで見たクラボンⅡ世女王陛下は「我が国には、娯楽や、楽しみといったものが必要だったのね…盲点だったわ…」と述べている。今後、首都には娯楽施設やコンサートホールなどが建設される予定である。 現在、現代都市(ここでも娯楽施設は重視される)建設のために建材工場及び建材の製造を行っているが、建材は659426741.3㌧不足しており、先は長いと思われる。 | ||
10月 08 (水曜日) 2014 | ||
4:【社会】コンビョーゾ王国発展の歪に対する対処 | 07:54 | |
コンビョーゾ王国は554年7月7日より毎度お馴染み支持率低下の時期となった。これにいかにして対処するかというのが毎度の課題である。 再建前、当時まだできたばかりのコンビョーゾ王国では、即議事堂を建てて椅子取りゲーム式に選挙を行い無計画に公共投資やパレードばかりをしていたため、499年の大晦日に卵から反乱軍が出現して国内を蹂躙される事態となってしまった。そして、解散総選挙の直後に巨大隕石が落下するという不幸な事故があるなど混沌とした事態の中中々支持率や幸福度が上がらず、とうとう軍事行動に走ることになってしまった、という悲惨なパターンだった。 現状は、当時とだいぶ異なっている。 当時はファイアリヒ連邦共和国との燃料定期貿易で2ヶ月毎に5兆Vaを得ており、また常に活動を続ける工場も商業施設もあり、維持費をあまり気にせずに公共投資をすることができたが、今は採石場、ウラン鉱、建材工場があるのみでお金を得られる施設がない。定期貿易もない。 しかし、他国からの援助のおかげで建材は有り余っている。 つまり、当時は「お金はあるけど使えない」、現在は「お金の使い道はあるけどお金がない」ということである。 これらの事を踏まえれば、次にコンビョーゾ王国が何をすべきか自ずと見えてくるだろう。 | ||
10月 07 (火曜日) 2014 | ||
3.【社会】コンビョーゾ・ヘッドラインって何? | 22:59 | |
こうして最近配信を再開したコンビョーゾ・ヘッドラインであるが、その時はもうすでにコンビョーゾ・ヘッドラインを知らない国も多いので、この新聞がいかなるものかをこの機会に書こうと思う。 このコンビョーゾ・ヘッドラインは498年の12月1日に運営を開始し、最初に配信された記事は「【広告】コンビョーゾ・ヘッドライン、配信開始のお知らせ」であった。広告で始まる新聞というのも変だが、その内容(というか、当時の理想)を見ると、「どうしてああなった」と思わせるものがあるかもしれない。その次の記事から記事に通し番号がついており、これは21まで続いた。これを読むとコンビョーゾ王国のかつての姿がありありと見えてくる。これは資料価値をもつものになってきている。 この新聞の語り口は、他国の新聞と比べるとかなり異質なものがある。と筆者が書くのもおかしな話だが、実際に読み比べてみてほしい。この、ゆるい書き方は今やコンビョーゾ・ヘッドラインの伝統となってしまっている。この書き方がコンビョーゾ人にとても受けており、現在も国内随一の新聞となっている。が、外の世界の人から見たら「これは新聞ではなく週刊誌だ」と思う人がいるかもしれない。この、1事件につき1記事の長文を書くというスタイルは、なかなかほかの新聞にはないスタイルである。毎回号外のようなスタイルになっているが、号外もおそらくこのようなスタイルなので一目では見分けがつかないかもしれない。他の新聞と違うところを具体的にあげてみよう。まず、当時は新聞が何だったのかもよくわからなかった執筆部は、中立の立場を守らなければいけない(とされている)新聞に、明確に自分の意見を載せていたり(毎号社説!?)、推測で物事を書いていたり、初期にはステップ解説などもあり、敬語などの言葉の使い方もひどく(主語が「女王陛下が」の文の述語が「取り乱している」だったこともある)、なぜか必要もないユーモアを取り入れていたり、そもそも政治論とか国際情勢とかよく知らなかったりと新聞にはありえないようなものだった。それでも、そのあまりに砕けた調子で書かれた新聞はほかの堅苦しいことの書かれた一般的なそれとは一線を画すもので、通し番号の独自性も相まってか、外国の一部の高位高官で、少なくともニッチ的な人気は得られたものだと思っている(ある国から「毎回楽しく読ませていただいております」というメールを受け取った時は、社員は狂喜乱舞した)。が、記事番号10番という記念すべき記事で、「ファイアリヒ連邦共和国及びコンビョーゾ王国間の安全保障条約」の全文を掲載してあと実質5~6行しか書いていないというありえないような記事を書いてしまった結果、当時のコンビョーゾ・ヘッドラインの本社に苦情のメールが94865件も届いてしまった。この時は大変だったようである。今気になった方もいるだろうが、この「94865」という数字は、当ヘッドラインが集計した正確な数字である。このようなやけに細かい数字もコンビョーゾ・ヘッドラインの特徴の一つである。特に、511年に書かれた記事では、「この時、キングいのらは首都まで783mに迫っていたため、クラボン女王陛下は怪獣の倒れる様子をご覧になった」とあるが、どうやって計測したのか、当時の測定技術には驚かされるばかりである。そしてクラボンII世女王陛下が拉致されている間は配信をやめていたが(組織の維持にはクラボンファンクラブが深くかかわっている)、553年、再び記事「1」が登場することになったのである。そして、現在最新の記事は「2」。これはいつも通りのコンビョーゾ・ヘッドライン色が出ており、久しぶりの登場に、外国からも反応が来ている。というか、これうちの政府の頭の弱さを晒してるんだよなぁ…。そして現在に至るまで、執筆陣は代替わりを続けているものの皆文章力がなく、コンビョーゾ王国における国語教育レベルの低さが露呈している。かくいう私もその一人。早く誰か外国から文章力のある人を呼び込まないんですか?…それだと、持ち味が失われてしまうんだった。 参考:コンビョーゾ・ヘッドラインの紹介文 コンビョーゾ王国が認可して自由な取材をしている報道機関。主に新聞など、文字の記事を書いている。 しかしここまで低能な文章でよく王国政府の検閲が通るものだ…。クラボンII世女王陛下は即位時に受けたテストではかなりの好成績を収め、あの悪名高きコンビョーゾ教育会をねじ伏せた数少ない頭脳の持ち主である。彼女もおそらく読んでいて、我々の低能さにあきれるばかりなのだろう。お許しください! <検閲者註>これに対し、クラボンII世女王陛下は彼らに内緒でコメントをくださいました。おそらく彼らはこの新聞が世に出されたときにそれを読むでしょう。 コンビョーゾ・ヘッドラインへ いつもお世話になっているわよね。あなた方の新聞は確かに文化的には低レベルだけど、毎回楽しく読んでいるわ。自分の経験したまさにそのことが、貴方達独自の切り口で語られるので、よく当事者になる私にとってはとっても新鮮で面白いのよね。拉致から解放されて帰った時、このヘッドラインが読みたくて読みたくて堪らなかったの。私をこんなにとりこにしたんだから、責任取ってこれからも面白い記事を書きつづけ、私の生活に彩を添えなさい。 私にもこんな風なユーモアが欲しい……。 ↑大分ふざけて書いているみたいです。 | ||
10月 04 (土曜日) 2014 | ||
2:【国際】石材定期貿易未遂事件 | 23:20 | |
我が国はシベリア共和国と最近関係を持った。553年10月27日のことである。 19937:シベリア共和国連邦外務省 > 連邦政府は貴国との国交樹立を希望します。また、開発銀行による融資が可能ということも加えてお伝えします。 (シベリア共和国連邦) これに対し、政府は「借金はしたくないな…。」と思い、 19937:コンビョーゾ王国外防省 > これからよろしくお願いいたします。融資については今のところ考えておりませんが。 (コンビョーゾ王国第2時代) と比較的きっぱり断った。それで、この話が終わりになるかと思いきや、 19937:シベリア共和国連邦外務省国際協力部 > 連邦政府は貴国へ30兆Vaの無償支援を行うことを決定しました。資金は来期に輸送されます。 (シベリア共和国連邦) やはり放っておけなかったのだろうか。大変ありがたいことである。 そんなわけで現在のところよい関係を保っている2国であるが、このような記事を書くことになったのは、以下のような、他の国にはよくあることかもしれないけれどコンビョーゾは初めて体験するような事件があったからである。それは、553年11月21日のことであった。 19941:外務省経済局 > 石材の定期貿易を貴国と結びたいと思っております。石材5000万トンを1兆5000億Vaで如何でしょう。 (シベリア共和国連邦) 「出ました定期輸送提案」。経済班班長が御前会議で放った言葉である。そもそもこのような提案があったのは、我が国が開発の第1手として石切り場を整備したからなのだが。 レートの目安がよくわからなくて会議は混乱に陥った。「これから国土再生にも尽力していかなければならないのだが…。」と、石材需要の大きさを伝える発展大臣、便乗する材料大臣、基盤大臣、「公共投資のための建材の材料だろ!」という社会生活大臣、「何事にもお金が大切だろう」という財務大臣などの意見を聞いたクラボン女王陛下は、「反対意見が多いから、すぐには取り付けないわ。向こう10日間石材を目いっぱい使って様子を見ましょ」と、一旦事態を先送りにすることを提案した。興奮していた大臣たちは一気に収まり、こうして御前会議は終了した。 こうして、女王陛下の提案の通り、大幅な造成が10日間にして成し遂げられたのである。 すると、意外にもその直後、こんな電信があった。 19942:シベリア共和国連邦外務省経済局 > 19941ターンに提案した貿易取引案を取り下げます。 (シベリア共和国連邦) これは当初、政府で「この国の大規模造成を見て、コンビョーゾには石材が必要なのだから定期輸送はやめようと思ってくれた」としか解釈できなかったが、或る時外防大臣がシベリア共和国連邦の観光者通信欄を見てみたところ、同25日に以下のような記述があった。 19942:王国外政省 > 貴国がコンビョーゾ王国に示した石材対資金のレートが、FENA標準レートに抵触していないか確認を求める。 (ティユリア連合王国) なんと、553年6月13日に国交を結んでいたティユリア連合王国の介入があったのだ。そこで、この標準レートを確認したところ、石材1億トン=2兆Vaであったことが判明した。 19942:シベリア共和国連邦外務省経済局 > 失礼しました。FENA優遇レートと混在していたようです。同取引の提案は取り下げましたのでご確認いただけますでしょうか。 (シベリア共和国連邦) FENA圏ではこんな値段なのか…と思いつつ、結局何の決断もしないで済んだので、議会はホッとした。それで、 19943:コンビョーゾ王国財務省 > 価格のレートを忘れてしまった我々の良い助けになりました。ありがとうございます。 (コンビョーゾ王国) これを見たティユリア連合王国外政省は何と思うかわからないが、これが我々の気持ちである。 が、単純に考えて「元の値段を再提示されるのでは?」と。 また、「これを機にコンビョーゾはFENA に入るのか?」という人が43人ほどいる。 とにかく、経済的な国際関係についてはまだまだ我々にとって未知の領域が多い。この領域をいつか華麗に乗りこなせるようになればよいと思う。 | ||
10月 01 (水曜日) 2014 | ||
1:コンビョーゾ王国再建国の謎 | 23:24 | |
553年6月、我が国は再び登場することになった。 さて、突然のことでよくわからないと思っている読者の皆様のために、詳しい情報をお伝えしよう。 まず、国が突然に消滅してしまった原因である。記事第19番のAshrmovの自殺が実は関係していたのである。彼は自殺の際に、日誌を残した。その内容は、コンビョーゾ王国発展省音楽部により公開されたのだが、ガトーヴィチ帝国風なシリアスさを持った、緩い国民性(?)のコンビョーゾ王国にとってかなり受け入れがたいものがあった。それはそれでよいのだが、そこでコンビョーゾ王国が図らずもAshmovにひどいことをしでかしていた(左遷など)ことが激白されており、これに激怒したAshrmovのファンが、行政がまともに行われなくなってしまったコンビョーゾ王国を襲撃。とうとうコンビョーゾ王国は滅びてしまったのである。 そして、国が再建設された理由である。クラボン2世陛下があまりにかわいいため、情の残っていたガトーヴィチ帝国のテロリストは彼女を殺さず、拉致することにした。と書くとやばそうだが、「クラボン女王はみんなのもの」という理解はあるらしく、彼女はしばらく快適な拉致生活を送っていたが、しばらくしてクラボンファンクラブから「コンビョーゾ王国でまたあのころを思い出しましょう」という旨の手紙が届いた。当時の荒廃したコンビョーゾ王国においてクラボンファンクラブは最も先進的な組織だった。これに希望を見出したクラボン2世女王陛下は、「私、お国へ帰ろうと思います」と言って、さっさと船に乗り込んでしまった。そのころにはガトーヴィチ帝国も「残念だけど、また会える」として、彼女を見送ったという。そして、コンビョーゾ王国の惨状を目撃するのである。「このままじゃいけない!ファンクラブの力を借りて、またいい国にしましょう!」と、ファンクラブ長に土下座して、いよいよ再建設という運びになった。 開国式典では、「かつては、無駄に発展させようとしすぎていました。そのせいで、国内はいっぱいいっぱいで。だから、余裕のある政治をして、今度はソフト面を大切にしていって、国際的に人気な国を目指します。」と、再び玉座についた女王陛下が話された。 さて、この新聞「コンビョーゾ・ヘッドライン」も配信を再開する。かつては、その詳しすぎる説明、柔らかい文体とやけに細かい数字でその名をはせていたコンビョーゾヘッドラインは、またこれからも事象をとらえ続けるのだからわくわくする読者の方々も非常に多いと思われる。どうぞ楽しみにしていてほしい。 | ||
4月 05 (土曜日) 2014 | ||
21:クラボンⅡ世の即位式!その2:クラボンⅡ世って何者? | 11:47 | |
3月 20 (木曜日) 2014 | ||
20:【社会】クラボンII世の即位式!その1:開催規模 | 21:52 | |
520年10月3日、待ちに待ったクラボンII世の即位式が首都Apologirl全土で開催された。この感慨は記事1つに収まりきらないので何回かに分けて書こうと思っている。クラボンII世の姿格好についてはお楽しみなので、次回に回すことにして、今回は開催規模について書いていこうと思う。 今回の即位式では初めて自国の行事で外国からの貴賓を招くことになるので誰も来ないかと非常に心配であったが、以下のような通信が来た。 18653:第三帝国外務省 > クラボンII世新女王陛下即位式にはレーティア・アドルフ総統閣下がご出席致します。(ドクツ第三帝国) 18657:ファイアリヒ連邦共和国外務省 > クラボン二世新女王陛下の即位式典に、我が国からはクリストハルト・フィーグラー連邦評議会議長が出席します。 (ファイアリヒ連邦共和国) 18689:レゴリス帝国外務省 > クラボンII世新女王陛下即位式にヴァルター・ディットリヒ総統が出席する旨お伝え致します。 (レゴリス帝国) 18725:帝国外務府 > クラボンII世新女王陛下の即位式にレーフェン陛下が出席を希望される旨をお伝えします。 (エルツ帝国連邦) 18725:ガトーヴィチ帝国宮内省 > クラボンII世新女王陛下の即位式にドミトリスラフ皇太子殿下が御行啓有らせらる旨御伝え致します。 (ガトーヴィチ帝国) 18730:ストリーダ王国外務省 > クラボンII世新女王陛下の即位式にシャルガーナI世陛下がご臨席される旨をお伝えします。 (ストリーダ王国) 計6名。コンビョーゾ王国は世界にある程度誇れることが判明した。 そんなわけで、この誇れる王国(?)の即位式に詰めかけた国民の総数は延べ452158人。首都の人口密度は恐ろしいことになり、道路上に帰宅困難者があふれたので、次回はこのことに配慮しなければならない。 クラボンII世が首都Apologirlを練り歩く。さて、ヘッドラインの記事17番にて、軍人の女王陛下のお供争いについて触れたが、この結果が気になるという人がいるのではないかと思い、国営放送がドキュメンタリーを作った。来月放送予定なので観覧してほしい。なかなかよくできている。 軍人2人が選ばれるのだが、これに対し志願者は512人。実に256倍である。この選抜を無事に行うために、以下の段階が踏まれた。 第1次選抜 戦闘的軍事訓練:512人が2チームに分かれる。それぞれ北東部のミサイル基地、南西部の軍事工場を拠点にして、拠点攻めをする。相手の拠点を早く攻略できたチームの256人が第2次選抜に進む。 第2次選抜 強行軍:256人によるマラソン的タイムレース。コースは非常にハードで、南西部のロケットから北東部の宮殿まで約500粁強行するものである。南西部の工業地帯から進むにつれて幾多の難所を通らなければならない。そして、最後の北東部の難関が戦闘的山越えである。いつ襲われるやもしれない中、山の中を走り抜ける。タイムの最も早かった5人が最終選抜に進む。 最終選抜 心理戦:5人がそれぞれ100人ずつの軍隊を指揮する。現代都市Ashrmの一角を舞台に、最後の1隊が残るまで水砲で戦闘する。最後に残った1隊の指揮官がより近くでクラボンII世をお守りできる。次点も、警護に当たることができる。 ……ハードすぎるだろ! そんなドラマがあって、クラボンII世の即位式はみんなの思い出になるであろう。 次回は、クラボンII世のプロフィールである。 | ||
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