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2015
| 02
コンビョーゾ・ヘッドライン コンビョーゾ王国が認可して自由な取材をしている報道機関。主に新聞など、文字の記事を書いている。 | ||
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10月 04 (土曜日) 2014 | ||
2:【国際】石材定期貿易未遂事件 | 23:20 | |
我が国はシベリア共和国と最近関係を持った。553年10月27日のことである。 19937:シベリア共和国連邦外務省 > 連邦政府は貴国との国交樹立を希望します。また、開発銀行による融資が可能ということも加えてお伝えします。 (シベリア共和国連邦) これに対し、政府は「借金はしたくないな…。」と思い、 19937:コンビョーゾ王国外防省 > これからよろしくお願いいたします。融資については今のところ考えておりませんが。 (コンビョーゾ王国第2時代) と比較的きっぱり断った。それで、この話が終わりになるかと思いきや、 19937:シベリア共和国連邦外務省国際協力部 > 連邦政府は貴国へ30兆Vaの無償支援を行うことを決定しました。資金は来期に輸送されます。 (シベリア共和国連邦) やはり放っておけなかったのだろうか。大変ありがたいことである。 そんなわけで現在のところよい関係を保っている2国であるが、このような記事を書くことになったのは、以下のような、他の国にはよくあることかもしれないけれどコンビョーゾは初めて体験するような事件があったからである。それは、553年11月21日のことであった。 19941:外務省経済局 > 石材の定期貿易を貴国と結びたいと思っております。石材5000万トンを1兆5000億Vaで如何でしょう。 (シベリア共和国連邦) 「出ました定期輸送提案」。経済班班長が御前会議で放った言葉である。そもそもこのような提案があったのは、我が国が開発の第1手として石切り場を整備したからなのだが。 レートの目安がよくわからなくて会議は混乱に陥った。「これから国土再生にも尽力していかなければならないのだが…。」と、石材需要の大きさを伝える発展大臣、便乗する材料大臣、基盤大臣、「公共投資のための建材の材料だろ!」という社会生活大臣、「何事にもお金が大切だろう」という財務大臣などの意見を聞いたクラボン女王陛下は、「反対意見が多いから、すぐには取り付けないわ。向こう10日間石材を目いっぱい使って様子を見ましょ」と、一旦事態を先送りにすることを提案した。興奮していた大臣たちは一気に収まり、こうして御前会議は終了した。 こうして、女王陛下の提案の通り、大幅な造成が10日間にして成し遂げられたのである。 すると、意外にもその直後、こんな電信があった。 19942:シベリア共和国連邦外務省経済局 > 19941ターンに提案した貿易取引案を取り下げます。 (シベリア共和国連邦) これは当初、政府で「この国の大規模造成を見て、コンビョーゾには石材が必要なのだから定期輸送はやめようと思ってくれた」としか解釈できなかったが、或る時外防大臣がシベリア共和国連邦の観光者通信欄を見てみたところ、同25日に以下のような記述があった。 19942:王国外政省 > 貴国がコンビョーゾ王国に示した石材対資金のレートが、FENA標準レートに抵触していないか確認を求める。 (ティユリア連合王国) なんと、553年6月13日に国交を結んでいたティユリア連合王国の介入があったのだ。そこで、この標準レートを確認したところ、石材1億トン=2兆Vaであったことが判明した。 19942:シベリア共和国連邦外務省経済局 > 失礼しました。FENA優遇レートと混在していたようです。同取引の提案は取り下げましたのでご確認いただけますでしょうか。 (シベリア共和国連邦) FENA圏ではこんな値段なのか…と思いつつ、結局何の決断もしないで済んだので、議会はホッとした。それで、 19943:コンビョーゾ王国財務省 > 価格のレートを忘れてしまった我々の良い助けになりました。ありがとうございます。 (コンビョーゾ王国) これを見たティユリア連合王国外政省は何と思うかわからないが、これが我々の気持ちである。 が、単純に考えて「元の値段を再提示されるのでは?」と。 また、「これを機にコンビョーゾはFENA に入るのか?」という人が43人ほどいる。 とにかく、経済的な国際関係についてはまだまだ我々にとって未知の領域が多い。この領域をいつか華麗に乗りこなせるようになればよいと思う。 | ||
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