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The Weekly Telegraph  
1月 19 (火曜日) 2016
【政府関係者、困惑を隠せず】 21:00   
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       The Weekly Telegraph

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━フリューゲル暦633年 5月29日


【大統領府報道官「コメントをする気も起きない」】

 ウェールリズセ大統領府報道官は、定例会見でストリーダ政府報道官発言に対して「ストリーダ王国政府が外交努力を怠った以上の理解をする事は出来ない」と辛辣にコメント。「同国政府がベルサリエーレ王国に対して、真相究明の為の調査申し入れを行った事実はないし、ベルサリエーレ回答はあくまで『説明∥謝罪∥引責』の三種のガトーヴィチ要求に対して『説明以外の要求は不当であり拒否する』としているのみである」とした上で「同国政府は説明の意思がある事を再三表明しているし、当時の段階で説明以外の要求、つまり謝罪及び引責の要求が不当であるとのベルサリエーレ回答は一定の適切性がある」とコメント。要求拒否はあくまでこのガトーヴィチ要求に留っており、「調査団派遣等の要請に対する拒否に言及はしていない」,「調査を拒否しているという予断に基づく制裁措置である事が明らかである以上、同国政府(ストリーダ王国政府)の外交努力/対話努力の欠如以外の表現を行う事は出来ない」と一蹴した。制裁解除を示唆した事については「一定の評価を行う」とのみの発言に留まり、外務省関係者は「読解力以前の問題なのでは」と困惑を滲ませた。



【時系列解説:政治部】

●ガトーヴィチ帝国帝国新報報道

632年7月 ガトーヴィチ帝国政府発表

"ベルサリエーレ(狙国)政府による自国民へのミサイル発射について、ガトーヴィチ(瓦国)政府は強い憤りを表明し、説明と謝罪、引責を行わなければ更に国際的に孤立させると断言した。」"



●ガトーヴィチ政府発表に対する対する回答:ベルサリエーレ王国カルタニア国営放送局

632年7月下旬 リベラトーレ・パッサリーニ宰相発言

"『再度説明するがミサイルの発射は無政府主義者に対する鎮圧活動の一つでありゴリツィアに近い東レベルギウスの治安回復は急務であり適切な取り締まりである。』

とコメント及び説明を行い説明以外の全ての要求(ガトーヴィチ要求)は不当なものであるとし拒否した。"



●ストリーダ王国、スコッチランド共産主義同盟等が制裁措置を表明



●ノホ・ヘレコ連邦が調査団派遣をベルサリエーレに打診、ベルサリエーレ側は許可



●連邦政府(ウェールリズセ),「拙速な制裁措置」表現
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【制裁措置に大統領府報道官「順序を履き違えている」】他 18:24   
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       The Weekly Telegraph

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━フリューゲル暦633年 5月18日


【ストリーダ王国報道官発言に対して大統領府報道官「順序を履き違えている」】

 ウェールリズセ大統領府報道官はストリーダ王国政府報道官の記者会見における発言について、定例会見で「順序を履き違えている」と指摘。「ベルサリエーレ王国の疑惑については同国政府に責があるが、疑惑は疑惑に過ぎないのであって、疑惑の段階で制裁に踏み切る事が適切な対応だったとは考えられない」とした上で「疑惑の段階では先ず調査を行うべきであるし、その意味でノホ・ヘレコ連邦の調査団派遣こそが本対応において最も適切。仮に本件が調査の結果、事実ではないと確認された場合にはストリーダ王国政府に限らず、制裁を実施した各国は制裁の責任を取らなければならない」とコメントし、事実確認を行ってからの制裁措置が最善であり、事実であった場合に然るべき措置をとる事に対しては反対していないとの立場を強調した。

 外務省報道官も定例会見で「事実確認を伴わない拙速な制裁は却って関係の硬化を招き、外交上の緊張を生みかねないもので、結果的に不必要な紛争事態に発展しかねない」と発言。「関係各国の理性的な対応に期待する」と締めくくった。ある政府高官は「平和主義的傾向にあったストリーダを始めとする制裁実施国の今回の対応は驚いている。世界的に社会不安が加速している証左ともいえる」と国際情勢の不安定化に緊張感を滲ませた。

その他ヘッドライン



【ノイエクルス連邦と大スラブ主義の対立が鮮明に――武力衝突に発展か?】

【クイーンズ連邦とベルサリエーレ王国の舌戦が活発化――政府関係者「極めて下品な罵倒の応酬」】 

【ENEC第三回総会、年内に開会「テークサット情勢の改善∥ヴァノミス問題の最終的かつ不可逆的な解決∥資源規制の動きに対する対処の三議題が軸か】

【数カ国と安全保障条約締結を検討――外務省高官「調整段階」】
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【ベルサリエーレ情勢に言及∥資源輸出国で広まる規制の動き】 00:30   
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       The Weekly Telegraph

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━フリューゲル暦633年 4月2日


【大統領府が公式にベルサリエーレ情勢に言及、「拙速に過ぎる」】

 大統領府報道官は、ベルサリエーレ情勢について「ノホ・ヘレコ連邦等による国際的な調査結果を待つ」とした上でベルサリエーレ側に疑惑が持たれている事は認めつつも、現段階での経済制裁措置に踏み切った各国に「拙速に過ぎる」とコメントした。ノホ・ヘレコ連邦等の調査団を受け入れる方針をベルサリエーレ王国が見せているにも関わらず、調査結果を待たずに制裁に踏み切った事は擁護のし様が無いと辛辣に指摘。「現段階では疑惑は疑惑に過ぎない。拙速な制裁は深刻な対立危機を誘発しかねず、仮に本制裁が原因で紛争が生じた場合にその責任は制裁国側にある。戦いの引き金を先に引いた側に対して、連邦は適切な措置を執る」と述べた。また、ベルサリエーレに対する今後の対応については、ノホ・ヘレコ連邦の調査報告書を吟味した上で検討するとした。

ENEC等への議案上程については、「現時点では検討していない」としながらも「情勢次第では十分に有り得るし、またテークサット情勢も絡めて第三回総会がENECの正念場となるだろう」と述べた。



【「輸出規制と題した自由貿易の阻害が我国の安全保障を脅かす恐れ」連邦上院軍事委員会】

 連邦上院の軍事委員会において、エドガールド・アルベルティーニ軍事委員長は、カルセドニー島共和国を始めとする資源輸出国が一部資源の輸出の規制を検討していることについて「連邦の安全保障に影響を及ぼす可能性がある」とした上で、輸出規制を「好ましくない」と不快感を示した。連邦が輸出要件を満たさない可能性は低いが、輸出規制を行う風潮が広まれば世界的な資源不足に拍車がかかりかねないと危惧されており、とりわけ鉄鋼や石油は国家の安全保障に密接な関わりを持つため、連邦の安全保障に対する脅威との声も挙がっている。

 連邦国防省の報道官は定例会見で「仮に輸出要件を満たさなかった場合は、我が国の安全保障に致命的な影響を与える恐れがあり、輸出規制は連邦に対する間接的な攻撃に等しいものと見做さねばならない」とした上で、「資源輸出国が良識ある判断を下す事に期待したい」と述べた。



その他ヘッドライン

【ヴァノミス問題が収束の方向へ=外務省「調整中」】

【国産長距離爆撃機の開発に着手。レゴリス・ミリタリー・インダストリーズ(RMI)が技術提供】
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