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The Weekly Telegraph  
2月 09 (火曜日) 2016
【建国五十周年式典挙行される∥カルセドニーとの関係悪化∥連邦軍、セビーリャ全土に空爆】 21:06   
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       The Weekly Telegraph

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━フリューゲル暦636年 11月29日




【建国五十周年式典行われる】

 ウィリーツェンでフリューゲル暦636年3月16日、建国五十周年式典が挙行された。式典の初めに、ミハイル・スウィトナー大統領は演説を行った。演説全文は以下の通り。

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 50年前にリアライン、現在のウィリーツェンの地に宇宙船が降り立ってから、すでに半世紀が経ちました。我が国は経済面では驚異的成長を遂げており、ENECの議長国としての役割を如実に果たしている他、国際政治においても十分な影響力を有するに至りました。これは故アルベルティーニ初代総督や、カルカテルラ第二代総督の政策の芽が、ゆっくりと、されど確実に育った故であるといえるでしょう。さて、620年代から630年代前半において、我が国は様々な問題への対処に迫られました。フリューゲル同時社会不安は590年の危機以上に深刻なものとなり、連邦にとっての暗黒の日々でありました。フリューゲル世界にも暗雲が立ち込め、ヴァノミス問題においては無辜の市民が政府によって虐殺されるという悲劇が、クイーンズ問題においては我が国の在クイーンズ大使であるジョヴァンニ・ディ・マルキオ大使他数十名の大使館職員が悪逆非道のクイーンズの謀略によって殉職する事態に至り、同時に同国政府による無差別テロ予告は、各国を一時の混乱に陥れました。連邦はこれらの理不尽に対して清冽と立ち向かい、ヴァノミス問題をエルツ及びアルドラド帝国、永久同盟、新興諸国経済理事会と共に解決へと導き、クイーンズ問題においてはエーラーン教皇国との密接な連携によって問題を解決へと導きました。これはひとえに、我が国が数多くの友邦に恵まれたからといえるでしょう。我が国はこれからもこの方針を堅持し、国際社会の秩序に挑戦、また国際社会を挑発する輩を許容せず、友好国、関係機関と共に断固とした措置をもって連邦市民、ひいてはフリューゲルの全ての善良な市民に資するべく精力的に活動を行ってまいります。

連邦は今日、平時においては90万人もの兵員を有し、予備役も含めれば150万人以上もの将兵が連邦の安全保障環境とフリューゲル世界の安定に寄与しております。630年代には宇宙進出を果たし、またクイーンズ、ヴァノミス等に海外駐屯地を有し、全世界的にその活動範囲は広まっております。活動範囲が広まるということは、責任は確実に重いものとなります。連邦は責任を放棄せず、国際社会に信義と公正さをもって接する外交方針を堅持いたします。

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 演説後はパレードや晩餐会等が行われ、各国代表との懇親、懇談が行われたが、対応に温度差も見られ、式典前にカルセドニー島共和国外相のリヨネ・アメジスト氏と外務参事が会談したが、物別れに終わる等のハプニングもあり、ENEC関係国や友好国と和やかな雰囲気を築く一方、カルセドニー島共和国の首脳部とは一定の距離を置く複雑な式典ともなった。尚、関係悪化が取りざたされていたストリーダ王国からはエマ・ブレンケ副首相兼外相が首相信書をスウィトナー大統領に手渡したことで、こうした懸念を払拭し、両国の友好関係を示す形となった。こういった対応の差に大統領府の関係者は「あまりにジャスパー大統領に礼を欠くのでは」と懸念を示したが、直後にセビーリャ情勢の悪化等の報もあり結局関係改善模索は断念された。



●ヴェールヌイ社会主義共和国首相フェリックス・ティシチェンコ氏、上下両院合同会議で外国首脳として初めて演説

 尚、式典翌日には、フェリックス・ティシチェンコ首相が上下両院合同会議で、外国首脳としては初めて演説を行った。ティシチェンコ首相の演説は以下の通り。

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このたびはウェールリズセ連邦共和国建国50周年という貴国にとり重要な節目に際して、上下両院合同会議にヴェールヌイ社会主義共和国閣僚評議会議長としてお祝いを述べさせていただく機会を与えられましたことを、心より光栄に思います。そして共和国政府と全人民を代表し、ウェールリズセの政府と人民に温かい祝賀の意を表するものです。本当にあめでとうございます。

ウェールリズセ共和国が誕生してからの50年間、ウェールリズセ人民は団結して祖国の富強を図り、また世界各国が注目すべき成果を収めてまいりました。

ウェールリズセとヴェールヌイは民主、法治、人権などの共通の価値観を有しており、双方は密接かつ友好的関係にあります。平和友好条約締結、またはENEC創設以来、双方は援助、投資、外交協力等を通じて、相互の利益を促進し、積極的かつ柔軟に関係深化を図ってまいりました。これは双方に政治変化があったとしても、けして左右されることのない盤石の信頼関係であるといえるものです。

ウェールリズセは、経済においては質を向上させ、効率アップをめざすことを中心とした新たな段階にあります。高速な成長の維持とともに経済構造の調整、改革の促進が求められましょう。これはENEC加盟国の多くに当てはまる課題でもあります。歴史上、この課題を円満に遂行できなかったが為に、少なくない被害を被った国は枚挙に暇がありません。我が国は経済構造の構築調整の分野において、世界に類を見ない圧倒的な強靭性を有しております。社会主義統制経済という大きな差異はありますが、このノウハウをウェールリズセをはじめとしたENEC加盟国、または共通の価値観を有する有望な新興国に対して惜しみなく提供し、また必要に応じた物的支援を通じ、その発展と安定化を継続して支援してまいります。

そして今よりもなお発展して活力あるウェールリズセ、全ての友好国、そして我が国が力を合わせ、世界の平和発展に寄与していこうではありませんか。

最後にあらためまして、ウェールリズセ連邦共和国とヴェールヌイ社会主義共和国の友好関係の発展、国運隆昌、皆様のますますのご健勝とご多幸を祈念いたしまして、建国祝賀の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

ヴェールヌイ社会主義共和国閣僚評議会議長 フェリックス・ティシチェンコ

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 上下両院の議員は満場一致の起立、拍手を送り、スウィトナー大統領も別荘にティシチェンコ氏を招待して夕食を共にする等、建国以来続くヴェールヌイとの友好関係を改めてアピールした。

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●ストリーダ王国首相親書

首相親書

 この度は、ウェールリズセ連邦共和国の建国50周年を心よりお慶び申し上げます。

 ウェールリズセ連邦共和国が今日まで発展を遂げ建国50周年という大きな節目を迎えられるのも、ウェールリズセ国民の皆様による弛まぬ努力の賜物であると敬服しております。また、今後ともストリーダ王国とウェールリズセ連邦共和国の両国が共に困難を乗り越え、両国の友好関係が一層の発展を遂げることを祈願するものです。

 末筆ながら、ストリーダ王国政府および国民を代表して、ウェールリズセ連邦共和国の益々のご繁栄とウェールリズセ国民の皆様のご健勝を心より祈念いたします。

ストリーダ王国首相 レベッカ・エッカーマン

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【各国代表】

ヴェールヌイ社会主義共和国 フェリックス・ティシチェンコ首相

成蘭連邦王国 黒石治憲国王陛下,伊村重雄首相

レゴリス帝国 久本寺森羅副総統兼財務相

エーラーン教皇国 ゾロアスター3世聖下

ノホ・ヘレコ連邦 マカァオ・タレッダ首相

ロムレー湖畔共和国 アンドレ・フィールズ議長

コーデクス共和国 ゲオルゲ・ツェラーン行政局長官

テークサット連合 アンヴァード・イズレン首相以下主要閣僚

エルツ帝国 セリーナ・ワイラー外相

アルドラド帝国 ヘクター・リーツマン外相

ストリーダ王国 エマ・ブレンケ副首相兼外相

ガトーヴィチ帝国 パドロスタク=オリェヴィチ=リーソフ大公殿下(文部科学大臣)、ヒスト=アミノヴィチ=ベルキーロフ外政大臣

カルセドニー島共和国 リヨン・ジャスパー大統領,リヨネ・アメシスト外務大臣

(招待を受けた国家の中で記載漏れ等ありましたらご一報下さい)



【カルセドニー島共和国との外交関係を格下げ】

 外務省報道官はカルセドニー島共和国との外交関係を22198期に格下げした事を明らかにした。理由として「同国の外交方針に幾何の危惧を有するに至った」として、クイーンズと同様の理由を説明した。これらの背景にはセビーリャ問題でのカルセドニー側の性急強硬的な介入姿勢もあると見られ、情勢に詳しい関係者は「『急ぐなら落ち着け、急ぐと無駄を生む(More haste, less speed. Haste makes wast.)』という諺もある。まさにその例の最たるもの」とカルセドニー側の性急で、強硬的な姿勢が原因との見方を示した。尚、一時連邦政府が最後通牒をカルセドニー側に送る等、一触即発の状況に陥ったが、カルセドニー側が謝罪した事で衝突回避が図られた。



【連邦軍、セビーリャ全土にミサイル攻撃や空爆を展開も、サントテルザ管区防空司令部、首都管区防空司令部が相次いで迎撃体制の不備を謝罪】

 連邦政府は22925期、セビーリャ民主共和国との戦争状態に突入したと発表した。連邦軍はこれまでに数百発近いミサイルを投入し、数百発の爆弾をセビーリャの国土に投下したと見られている。この一連の軍事行動により、セビーリャの全土が焦土となりつつある一方で、セビーリャの私兵組織が使用した粗悪なミサイルがウェールリズセの上空で爆発した事で市街地に破片が落下、負傷者が出る事態となっており、迎撃の遅れを各管区の防空司令部が謝罪する事態となっている。エルツ帝国軍も本次戦争に参加しており、軍関係者は「エルツ帝国軍の無駄のない作戦行動には感服する他ない」と感嘆の声を漏らした。
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