宇宙平和協力条約の運用に関する共同声明

「成蘭とティユリアが宇宙平和協力条約に背いた攻撃を行っている」との声があるが、我々宇宙平和協力条約を締結している成蘭連邦王国とティユリア連合王国は、条約の理念に則って戦争を遂行している旨、国際社会へ宣言する。

＞「その戦争において強力な宇宙兵器が都市に向けられ、多くの市民が無差別攻撃の犠牲となった事」
＞「我々は宇宙兵器が大量破壊兵器として二度と使われぬよう」

我々はその反省を受けて都市部への攻撃を避けて使用しており、「大量破壊」兵器ではなく特定の軍事施設ならびに軍事目的に供されている施設を攻撃目標に据えて攻撃している。

＞「宇宙平和協力条約の原点が宇宙の平和利用にあることを再確認」

我々は究極的には「平和のための戦争」を肯定する。

陸地破壊弾という大量破壊兵器を躊躇なく用い、卑怯にも奇襲によってヴォルネスクの人民を海の底へ葬り去った野蛮な日ノ本帝国に対してでさえ、国際慣習と宇宙平和協力条約を遵守しながら戦争を遂行している。

以上の通り声明する。

陸地破壊弾は大量破壊兵器であるという定義はないし、使用しないなどとする国際的約束はしていない。
我々は宇宙技術の平時、すなわち怪獣退治などにおける有用性があまねく世界に行き渡ることを望むが、同時にこれが戦時下において、決して兵器として利用されないことも望んでいる。
と声明にはあるが、どうやらセーランはやられたらやり返してよい論者のようだ。
既に停戦状態にあるべき状況の下で行われる平和のための戦争行為とは一体何だろうか、非常に疑問に思える話である。