貴国の完全平和宣言には良い意味で驚かされました。
現状の複雑な国際情勢の中での、そのような決断は並大抵の指導者では行えないものです。リエラ陛下のような美しくも逞しい君主を戴くアクアマリン王国は末永く安泰でしょう。

ただ、私は貴国軍部の意見と近い感情を持っております。必ずしも軍事力の削減が平和に寄与するとは考えておりません。また、逆に平和のためには軍事力の解体が必要だとは言えないと考えております。
軍隊を持つがゆえに、起こらない戦争もありますし、軍隊を持たないからこそ、侵略される国もありましょう。
世界平和のために、最低限の軍事力は保持したほうがよろしいのではないでしょうか。

我が国は現在、積極的に軍拡を行っております。これは戦争を起こすためのものではなく、戦争を起こさない、もしくは戦争を終わらせるためのものであります。

貴国が脅威にさらされたならば、我が国は矛となって、すぐさまその脅威を駆逐いたしましょう。しかし、貴国も自らを守る盾ぐらいは持っておられたほうが良いと思います。

素敵なティーセットでございますね。
ゾロアスター教皇聖下の御好意に感謝申し上げます。
紅茶はルーシェベルギアス公国を訪問した時に初めて頂きましたが、
中々美味しいものですね。是非頂きたく存じます。

私は教皇聖下を常々尊敬申し上げております。
弊国のアクアマリン崇拝につきましてもゾロアスター教との教義的な類似を認識する国民が随分と増えて参りました。
近いうちに私から国民へ真実を公表できる日が来るのではないかと思っております。

さて、折角の会談ですし、少し政治的なお話を致しましょうか。
弊国は完全平和を宣言したもの軍部は武装解除に難色を示しております。
スオミ王国とは和平したとはいえ、未だかの国の国内情勢は不安定であり、いつ弊国へ波及が及ぶかもしれない情勢であると言うの彼らの主張です。
そこで弊国としては不本意ではございますが、当面は軍事力を保持したまま緩やかな武装解除への道を歩むこととなると思います。貴国とは軍事同盟を結んでおりますし、是非弊国への御支援を引き続き賜ればと思う次第でございます。

フェンディナ半島の諸国家はこのたび開国し世界へはばたく力をつけるために、分裂していた半島の心をひとつにまとめることを決定した。
フェンディナの諸国家一国一国の力は決して強くなくともすべての国家の力を結集すればこのあまりにも広い世界と対等に渡り合える力をつけることが可能なはずである。

フェンディナ条約の締結及び連合帝国の成立が半島の力を一つにし、未来の帝国の地位が世界における栄光的地位であらんことを願いこれをもって皇帝による建国宣言とさせていただく。

それは貴国の労働力配分の如何によるでしょう。食糧生産統計を注視しつつ工場建設に取り組むべきです。
また、商品と食糧のレートを考えれば食糧を輸入して商品を生産しても十分利益となります。
むしろ工業生産に特化し食糧に関しては輸入に頼る方が経済的効率の点では有利でしょう。
つけ加えますと、農工商への均等なリソース配分は慢性的赤字を招きやすいので推奨しません。

朴安哲様、朴純徳様の御訪問を歓迎致しますわ。
貴国からの技術支援によりアルカディア島もとい、
アクアティアラは見違える様に発展致しました。
この場をお借りして感謝申し上げます。

さて…何からお話致しましょうか？
ですがその前に、弊国の御菓子パンヌカックをお召し上がりください。
お口に合うと良いのですけれど。

参加が遅れてしまい、申し訳ない。

軍縮案についてはおおむね賛成である。制限の強度として、仕様全体を全面的に禁止するべきと考える。

スオミ王国政府への抗議宣言の内容も、申し分ないと云えよう。

龍鮮王国とアクアマリン王国の会談の場です。
会談は首都アクアティアラにて行われます。

弊国からは私、リエラ・エアリーヌが出席致します。

調印ありがとうございます。
フリューゲル暦470年10月3日、両国の調印により本条約は発効されました。

この条約がこれからの両国間の平和と友好の礎となることを願って、スオミ国王にして、フィンランド、カレリア、エストニア、リヴォニアの王、オーランド大公、信仰の擁護者としてここに署名する。

スオミ国王　レオ・カレル・マクシミリアン・フラウィウス

行政府を代表し、ここに署名する。

副宰相　イナリ伯アーサー・ボードゥアン

先の即位式典で発表されたミッドガルド帝国、アクアマリン王国両国の不可侵条約、相互権益不可侵協定調印式。
首都アクアティアラ、アクアマリン宮殿にて行われる。

アクアマリン王国はミッドガルド帝国との間で合意した条約を
公表するとともに、ミッドガルド帝国代表団との調印式を執り行います。

～アクアマリン王国・ミッドガルド帝国不可侵条約～

第一条　本条約はアクアマリン王国とミッドガルド帝国間の相互不可侵を規定する。
第二条　アクアマリン王国・ミッドガルド帝国は相互の武力行使発動を控える。
　第1項　禁止される軍事行動はミサイル発射、衛星破壊砲、レーザー発射、陸上部隊派遣である。
第三条　アクアマリン王国・ミッドガルド帝国は両国間に外交問題が生じた際、対話による交渉で平和裏に解決を図る。
　第1項　アクアマリン王国・ミッドガルド帝国は相互に対し外交交渉の場で軍事行動の示唆による恫喝を控えるよう努力する。
第四条　アクアマリン王国・ミッドガルド帝国は第三国との間に発生した国際問題に対し中立を保つ。
第五条　本条約の有効期限をフリューゲル暦で10年とし、締結国の異議がなければ自動的に更新される。
　第1項　本条約を破棄する場合は、破棄の半年前に通告する。

～アクアマリン王国・ミッドガルド帝国間のバルト海及びバルト海沿岸の相互権益不可侵協定～

第一条　本協定は、アクアマリン王国・ミッドガルド帝国不可侵条約に付随する協定である。
　第一項　本協定は、アクアマリン王国・ミッドガルド帝国不可侵条約の破棄と共に自動的に破棄される。
第二条　アクアマリン王国、ミッドガルド帝国両国はバルト海及びバルト海沿岸に於ける相互の権益を尊重し、両国は、これを直接的、間接的に侵害しないことを確約する。
第三条　バルト海及びバルト海沿岸にてアクアマリン王国、ミッドガルド帝国間に権益の衝突が生じた場合は、アクアマリン王国・ミッドガルド帝国不可侵条約に従い協議によってこれを解決する。

以上、内容についてミッドガルド帝国代表団は調印をお願い致します。