初めまして、レゴリス帝国を代表して、帝国総統のリーゼロッテ・ヴェルトミュラーが出席致します。
この度、聖マズダー教国が建国20周年を迎えたことに対して、祝意を改めて表させて頂くと共に、我が国との首脳会談の希望に応じて頂き感謝致します。
このような祝の日に見合う、実りある会談となることを期待しております。
さて、本題に入らせて頂きますが、我が国と貴国は経済的な互恵関係にあり、宗教に関しても我が国はゾロアスター教徒と他の宗教の教徒による抗争等も特に無く、貴国を除けば最もゾロアスター教徒が存在する国家となりつつあります。また、外交的にも特に対立等は無く、我が国と国交を結ぶ国家の中でATO加盟諸国を除けば友好関係が最も深い国家が貴国と考えております。
そこで、我が国は貴国との友好関係を更に深化する為に、相互安全保障条約の締結を提案致します。具体的には下記のようなものになります。
1、相互安全保障条約の締結。
2、レゴリス帝国製の各種兵器の提供、並びに軍事顧問団の派遣。
3、聖マズダー教国へのレゴリス帝国軍の駐留。
1に関しましては、その名の通り相互安全保障条約を締結したく存じます。
2に関しましては、失礼を承知で申し上げますが、貴国の軍事力は先進国ほどのものでは御座いません。ですので、我が国から最新鋭の戦闘機や主力戦車・ミサイル駆逐艦等様々な兵器を輸入することにより、貴国の軍事力の物的向上を手伝わせて頂きたいと考えております。
また、我が国の経験豊富な軍人らによって構成される軍事顧問団を貴国に派遣することにより、貴国の軍事力の質的向上に寄与したいと考えております。
3についでですが、これは貴国に滞在しているレゴリス人を保護すべきという観点から、また貴国に於いて内戦などの武力衝突や災害などが発生した場合に、我が帝国軍が聖マズダー教国軍と協力して迅速に活動出来るようにするべきとの観点から提案させて頂きました。
以上の提案に対して、聖マズダー教国首脳部のご意見をお聞きしたく考えておりますが、如何でしょうか?