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コンビョーゾ・ヘッドライン  コンビョーゾ王国が認可して自由な取材をしている報道機関。主に新聞など、文字の記事を書いている。
1月 29 (水曜日) 2014
14:【政治】第二回王国議会の最期 20:56   
前回の総選挙から10年以上たった。

512年8月13日の議会終了時刻5分前に解散が決定したのである。そこに至るまでの経緯を解説する。

これまでの王国国政は、国家で7年以上前に採択された中期目標1によるものであった。この内容は、

a 2000メガトン毎期の砲弾生産能力をつける

b インフラ、社会保障、教育の指数を全て30以上にする

c それにより嵩む維持費を自国の商工業を発展させることによって賄う

d 気象衛星を打ち上げる

というものであった。aについては唯一解決できていないが、対貴族帝政ポートランドの石油貿易によってこれまでに累計30000メガトンを頂いており、ファイアリヒ連邦共和国とも安全保障条約を結んだため問題無しとされている。(我が国で唯一発展していないのが軍事力だと非難している評論家が7人ほどいる。)bについては、当初の目標どころか全ての指数が50を超えている上、cについて維持費は毎期1.5兆ヴァローレを超えたが、大規模な首都と、現代都市Ashrm、数々の国営市場の建設を精力的に行ってきたので、賄えている。dについては、くらむぼん1号が打ち上げられた。

行政をこれ程までに十分してしまい、議会は燃え尽きた。することがないので、暇つぶしのようにコンビナートや観光都市、女王陛下の別荘まで建てたが、いよいよすることがなくなり、議会は以下のような状況になってしまった。

総議員数 720

出席議員 532

内訳 雑談者 341

機能停止 53

熟睡 138

議会にあるまじき状況である。この状況が約2年間続いていた。当ヘッドラインに、議会の存在意義を疑う内容の投書が、142件届いているので記事にしようかと記者の私が思うレベルである。

このことは、女王陛下を大変悩ませた。

「こんな議会でいいのか!?」

のちに判明したことだがじつは誰もがそう思っていた。しかし、誰も言い出せなかったのである。陛下もその一人だったのだ。

「ここで急に"解散っ!"って言ったら横暴だと思われるかもしれないし…でも、なんとかしなくちゃいけないのよねぇ…」

かなりもどかしそうであった。陛下は次第に鬱ぎこむようになった。

しかし、それにも気づかずに、議会では雑談が続いていた。

大変なことに、その間にキングいのらが現れ、大地震が発生し、巨大隕石が墜落したのである。その被害および政府の対応などについては「13:【社会】怪獣キングいのら/大地震/巨大隕石 災難続き」という記事の参照を願う。とにかく緊急事態だったのにも関わらず、うまく政治が機能しなかった場面があった。

それを受けて女王陛下はより強く「解散しないと…!!」と思うようになり、解散文句を探していたが、3日間くらい考えてようやく解散文句を編み出した。

512年8月13日、議会は今日も雑談の喧騒と鼾て混沌としていた。それを議会終了時刻5分前に打ち破ったのが女王陛下だった。彼女は突然立ち上がり、こう言ったのである。

「解散したいひと~!」

国会は融解した。議員たち全員が、目が覚めた。

全員手を上げた。かくして、実質NEETとなっていた720人の首が一瞬で決定議会は解散した。

総選挙が近い将来に行われる。乞うご期待。

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