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ヴァノミス王国民営通信  ヴァノミス王国の報道機関
10月 17 (月曜日) 2016
先王陛下崩御、父の元で共に眠る 17:40   
ベアルフ先王陛下崩御



678年11月1日、保養先にて先王陛下、崩御

前触れの無い突然の訃報は衝撃と共にヴァノミス全土を駆け巡った



崩御の前日先王陛下はいつもと変わらない様子で過ごし就寝され当日朝、たまたま訪れておられたアブラハム第一王子殿下とクローディア王女夫妻が先王が一向に起きないのを心配して声をかけ、1度は目を覚まされ夫妻と短い会話を交わした後、再び眠られそのまま目を覚まされずそのまま永眠された。はからずも先王陛下の突然の死を看どる事になったアブラハム王子は大変取り乱されたという。亡くなられているのが信じられない程穏やかな死に顔でだったと王子殿下は涙ながらに語った。



ベアルフ先王陛下の崩御から一夜明け、弔意を表そうと市民が大勢集まり追悼の動きが続いている。

保養先で亡くなった先王陛下のご遺体は、2日午後から亡くなられた保養地より王城ヴァルムに移されることになっている。王城に向かう道路には、黒い服に身を包んだ市民が国王にお別れをしようと早朝から大勢詰めかけています。先王陛下の写真を掲げて沿道に座り込んでいた女性は、「先王陛下が亡くなったと聞き、心臓が止まるほどのショックでした。」と涙ながらに話していました。

ヴァノミス全土で、市庁舎や多くの民家なども半旗を掲げていて、通勤する人たちの多くが黒い服を身につけるなど、国民の精神的な支柱である国王であった先王陛下を追悼する動きが続いている。



ベアルフ先王陛下が国王として在位されていたは628年~677年はヴァノミスにとって激動の時代であった。

まず権限の縮小、消滅を危惧した秘密警察のクーデターで傘下軍事組織がヴォルフ王のいた地をミサイルの無差別攻撃し殺害。当時王子であったベアルフ陛下自身も暗殺されかけるなどして、国が大混乱に陥る中、ヴァノミス国軍と救援に駆けつけた今は既にほとんど崩壊してしまった友邦アルドラド、エルツ、長州の軍が指揮下に入りそれを陛下が指揮され対秘密警察戦を展開され、その勇姿を多くの国民が目の当たりにした。



その後その他の外国が介入し統一臨時政府が成立、混乱が続く中、かつて南東に存在したノルトス島中央に巨大隕石が直撃、島のほとんどがほぼ消滅し多数の犠牲者が出た。直後ヴォルデリア条約が成立し国は分裂した。そして659年に当時の怠惰な政府が関連法律を整備しなかった為に事業監督を一切行っていなかった事が原因で大規模な地盤沈下が発生1600万以上の犠牲者を出す建国以来史上最悪の被害となった。

在位50年の間に二度も世界大戦が勃発寸前になるなど多くの事件が起き国民はその度に大きな不安に駆られた。そんな中、国民にとって精神的な支柱であり続けた国王の存在は非常に大きかった。

先王陛下は無口ではあったが国民の事を真摯に思いやる慈悲深い王であられた、先王陛下万歳



ベアルフ先王陛下のご遺体は王城に運ばれ先王の家族である現国王陛下をはじめとする王族ら自らお体をお清めになりと別れを惜しんだ後、生前より仰られていたいという「父の隣に埋葬して欲しい」という先王陛下たっての願いで先王陛下の父であり初代国王であるヴォルフ王の眠るエルジル共和国のエルブラスト島にある国立墓地に埋葬された。

(ヴァノミスでは葬式の慣習は無いため、そのまま行われる埋葬式となる)

埋葬式の際、掲げられていた国旗の大旗がこの地では普段風はほぼ吹かないはずが強風で折れるアクシデントがあったものの、予定通り先王陛下は国立墓地に埋葬され先王は父と共に眠っている。



下記はアルビオン連盟王国より送られた弔電



先王ヴォルフ陛下の突然の御崩御に、心を通わせた友人として深い哀悼の意をささげます。

思えば先王陛下はその治世で二度の国難を乗り越え、国民を励まし常に苦楽を共にしてきた偉大な君主であられました。

また、いかなる大国の圧力にもできうる限り抵抗し、民の盾となってきたことも中小諸国にとっては希望の光となったことは言うまでもありませんし、不当なる搾取にあってもここまで国家をまとめ上げてこられたのはまさに陛下の徳のなせるものだと確信しております。

そんな中、国際社会における友人として我が国を選んでくださったことはまことに光栄であり、後世までこのことは誇りとしたいと思う次第であります。

私メアリー・マーガレットは天に召された偉大なる先王陛下の平安を深くお祈りいたしますとともに、新王陛下に主のご加護がありますことをお祈り申し上げます。



アルビオン連盟王国女王 メアリー・マーガレット・カーディフ
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10月 09 (日曜日) 2016
新国王戴冠式及び王子とアルビオン連盟王国王女の結婚式挙行される 20:50   
677年7月7日、祝日の国王誕生日に合わせて新国王戴冠式、そしてアブラハム王子殿下とクローディア王女殿下の結婚式が挙行された。



まず国王陛下の居城である王城ヴァルムにて戴冠式が行われた。

参列者達が見守る中、ベアルフ先王陛下より王位を示す王冠がマテウス王太子殿下に被せられ王位の継承が行われマテウス国王陛下となった。

新国王陛下は王城のバルコニーでて特別に解放された王城前に集まった国民らの前に姿を表し、王位継承を宣言、国民は大歓声を持って応え、一斉に国家を斉唱、新たな国王を歓迎した。



次にマテウス国王陛下の長子であるアブラハム王子殿下とアルビオン連盟王国女王陛下の実妹であるクローディア王女殿下の結婚式が行われた。

参列者達が見守るなか結婚の儀が行われ両殿下の結婚が成った。新国王同様、お二人は王城のバルコニーに姿を表し手を振り、国民に歓声を受けられた。



式後は新国王も合わせてのパレードに参加された。





 式典に参列した国は計18カ国に及んだ。国内からは、ヴァノミス国首相、エルジル共和国大統領、閣僚をはじめ、連邦議会議長及び議員、ヴァノミス国議会議長及び議員、エルジル共和国議会議長及び議員、最高裁判所長官、各都市の市長など著名者のほぼ全員が参列した。

式典に参列した国は

各国の参列者一覧

(席次筆頭)アルビオン連盟王国 女王陛下名代 王配フランシス殿下


石動第三帝国 鳥帽子宮皇帝陛下、足利持子征夷大将軍殿下

カルセドニー島共和国 リヨネ・アメシスト大統領

ヨリクシ共和国 ユグラント・ユズルハ首相

ストリーダ王国 パトリック王子殿下

アリア連邦大統領

タヂカラオ国 ロバート・C・センチュリオン大統領

ローレル共和国 エレーヌ・リリール大統領

トルキー社会主義共和国 ハムゼ・イノニュ首相

西岸州独立連合共和国レヴォン・セルベカリャン統一国民代表

蒼鋼国 霧田光政首相

サンピエル共和国 フレッド・カーリー首相

ラシニア社会共和国 ポワワン外相

トリヴェント連邦 三脳会議外交長

コーデクス共和国 在ヴァノミス大使館ニッコロ・マッサーリアー等書記官

ノホ・ヘレコ連邦 マレイクア・ティティ外務府長官

レゴリス帝国 エーファ・ブランケンハイム副外交相

ロムレー湖畔共和国 コンスタンタン・ヤン・アルフォンス・ルベ外交局次官



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10月 05 (水曜日) 2016
宮内省より王室の婚姻及び次期国王の戴冠式に関する発表 09:31   
宮内省が国王陛下王孫の王子とアルビオン連盟王国女王陛下実妹の婚約および次期国王の戴冠式を執り行う予定と発表



まず宮内省はベアルフ国王陛下がご高齢の為、退位の意向であらせらり、次期国王に指名されているマテウス王太子殿下の戴冠式を執り行い、戴冠式には国交ありなしに関わらず世界各国から招待すると発表。



さらに次期国王に即位されるマテウス王太子殿下の王子であらせられるアブラハム王子殿下がアルビオン連盟王国女王の実妹であらせられるクローディア王女殿下と婚約され戴冠式と同時に両殿下の結婚式が挙行されると発表



またベアルフ国王陛下は退位した後は王家所有の保養地に移り静養されるとのこと

国王陛下は「いつまでも見守っている」と仰られました
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10月 03 (月曜日) 2016
モンゴメリー首相の改革 03:44   
最近、モンゴメリー首相は様々な法案を提出、可決させている。中には尊厳死などの社会問題に関する法律もあり国内で評価は割れているが今の所高く評価する者が多い

首相が提案する法案は与党の愛国党、労働党そして最大野党の国家社会党が軒並み賛成する為、全て可決している。



解雇税、賭博税法案の成立

酒税、タバコ税の大幅増税法案の可決

これによる関係産業へ深刻な打撃。

犯罪者の賠償金未払い防止の為、政府監視下での労働による賠償金支払いを確実に行わせる。犯罪賠償労働法の可決。

野党などは「犯罪者とはいえ彼らの人権を無視するべきではない」と一部で批判

年金の支給額と負担額の減額、年金縮小法可決。若者らが歓喜する一方、高齢者猛反発「国は老人を見捨てる気か」

そして尊厳死幇助法の可決。

これは重病や社会復帰の困難な障害を持つ人が同意した場合に限り医師による自殺幇助の合法化である。



一方で野党の提出する法案はほとんどが否決されている。

例えば人道主義を掲げる友民党は「国家による報復殺人への反対」「人を許さない事の正当化の否定」をスローガンに死刑制度廃止法を提出したものの反対多数で否決。

代表は「犯罪に対し他国と比べて非常に厳しいこの国では非常に多くの人々が更正の機会を与えられるも事なく死刑判決が下され1週間も立たずに処刑される。このような殺戮は許してはならない事を理解するべきです」と述べている。



そして共産党は深刻化する格差の拡大に対し所得税法を提出したものの否決。

「格差の拡大は上層と貧困層の対立を生む。見えない内戦だ」



そして今、モンゴメリー首相は犯罪残滅法という新たな法案を議会に提出した。

この法案は

・ほぼ全ての犯罪に対する刑罰の全体的な厳罰化

・組織犯罪を取り締まる捜査機関、国家犯罪対策庁(NCA)の設置

・重罪(殺人、違法薬物など)の現行犯は状況が許す限り現場射殺とする内容である。

人権団体や友民党、共和党などが特に現場射殺を超法規的殺人として激しく反発しているが与党と最大野党が賛成を表明し可決の見通しである。



民間軍事会社による大規模テロ掃討作戦以降ヘルマンセキュリティー、勢力を大きく拡大。各主要都市に支社、駐屯地建設

「豊富な実戦経験を持ち装備の質は国軍より高い。」軍高官談
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