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ヴェールヌイの報道  ヴェールヌイ社会主義共和国メディアの報道を集約して紹介
8月 09 (日曜日) 2015
【第24号606年5月】初のロケット打上成功。 18:05  ヴェールヌイ社会主義共和国 


606年5月、政府は、共和国初となる宇宙ロケットの打ち上げを実施し、これを成功裏に終えたと発表した。打ち上げられたのは、科学アカデミーが研究開発を行っていた衛星打ち上げ用の小型ロケット「ラードゥガ」(радуга-虹の意)で、交通省と共同開発の実証観測衛星「ゼムリャ」(земля-大地の意)を惑星低軌道に投入した。発表によれば、ラードゥガは全高30mほどの小型二段式ロケットで、ペイロードは2,000kgとされる。ゼムリャは合成開口レーダーを搭載し、地殻変動を観測することで、地震・津波の事前予測に役立てられるとのこと。

共和国の宇宙開発は、列国に比べ著しく立ち遅れており、災害対処等での情報採取、事前予測面で長年問題を指摘されていた。今回のラードゥガの打ち上げ、ゼムリャの軌道投入は、共和国の科学陣にとって悲願であり、この成功によって、一応の技術水準が示された形となった。

共和国の宇宙開発に係る予算は、国防予算と同様に低く抑えられているのが実情だ。本来、宇宙ロケットと、搭載する衛星の開発においては、気象衛星による実証を行うのが定石の手順であり、科学アカデミーを中心とした学術、技術層は、打ち上げ認可と予算処置を、政府や財務省に対して陳情し続けてきた。しかし「衛星の保有は、そのリスクと係る予算を勘案すれば、国益に特段プラスであるとは言い難い」という理由から、予算がおりることはなかった。しかし、599年に誕生した現サロート政権は、宇宙開発に対する姿勢を軟化させ、観測衛星と迎撃衛星(気象衛星よりも遥かに高度な技術水準を要するとされている)については、防災上の観点から開発を認める指針を出しており、ロケットの製造と打ち上げの予算が、一度分のみ計上された。けして恵まれた環境にない中、初の衛星打ち上げを一度しかないチャンスで成功させた、関係者の苦労は察するに余り有る。

交通省は「ゼムリャの運用によって得られる情報により、長年の懸案事項であった地震・津波対策で大きな成果を得ることができるだろう」とコメントを発表。今後数か月間にわたって各種運用試験が行われるという。

開発の中核を担った科学アカデミーは「今回の経験をもとに、今後ともラードゥガロケットの信頼性と、衛星打ち上げ能力の向上に努める。今後数年内の迎撃衛星の打ち上げを目指し、開発に取り組みたい」とした。
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