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2014 | 05 | 06 | 07 | 09 | 10 | 11 | 12
シベリアの声  シベリア共同通信社がお送りする国外向け報道。
7月 05 (土曜日) 2014
エルツ軍の遺体分析報告書の要約他 22:41   
国立ノヴォシビルスク大学医学部はエルツ帝国連邦が駐屯地に残した遺体の調査が完了したと発表した。



以下はその報告書の要約である。



駐屯地に襲い掛かった難民はいずれも人間離れした力を発揮したと報告を受けていたことからエルツ軍が射殺した遺体の調査を急ぎ、冷凍保存していた遺体は後回しにしていた。

しかしながら、射殺された遺体はいずれも一般人と同じであり他人との違いは見つけられなかった。そのことから調査を完了後に遺体は焼却し、散骨によって処分した。



さて、冷凍保存された遺体は我々の知識では理解できないものであったことを前置きするべきだろう。この報告を受けて人々は我々を狂人と言うかもしれないがこれはれっきとした事実なのである。

まず、我々が遺体の確認に行くとその遺体はまるでカエルのような体をしていた。ファンタジー小説ではユニコーンやマンディコアのような動物と人が合体したような生き物がいるとされているが、まさにそれである。

外見的特徴は眼は閉じる事が出来なくなるほどに盛り上がっており、肌は灰緑色になっており、表面には鱗が現れ、指と指の間には水かきのようなものが出来る。首に溜まった皺には鰓が形成されていた。この時点で数人の医学生が正気を失ってしまったが、真実を追求するためにも解剖を実施した。

解剖の結果は血液と思われる液体は濃厚な深緑色で悪臭がしたなどとある。これ以上の調査は解剖の指示を飛ばしていた教授が中止を指示したうえに解剖報告書の破棄を部下に指示したために記録が残っていない。

肝心の遺体も細かく粉砕されていたことから再現は不可能だろう。







【社会】ノヴォ大医学部生による銃乱射事件発生。死者15名の大惨事に。



【経済】シベリア牛のPR活動始まる。「安い、うまい、早い」が売り。







(写真:冷凍保存された遺体の模写。報告書ではこれ以外の写真は存在しない。)



深きものども





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7月 03 (木曜日) 2014
【特集】ドクツ潜水艦の事故原因から救出までの経緯が明らかに!他 21:18   
国防総省からの発表によりますと先日行方不明となっていたドクツ海軍所属潜水艦「U-507」を発見し、救出に成功したとの発表がありました。乗員は一部神経衰弱状態に陥っている船員もいましたが概ねは健康であるとされています。



なお、両軍の軍事機密保持の観点から救出完了から10日以上も遅れての発表となりました。



「U-507」(以下独潜水艦)内にある航海日誌及び乗員からの口頭による調査によると事故の原因は我が国の東側に広がるヘーリング海にて独潜水艦が本国との通信を行うために深度から海面までアンテナを露出させるために浮上しようとしている際に発生しました。そのまま浮上を続けていた時に巨大なイカと接触しました。

接触した巨大なイカは独潜水艦を敵だと判断したのか自らの触手を独潜水艦に叩きつけ、推進部であるスクリューに触手が接触していたことから、スクリューを全力で回転させたために電動機が一部破損したことが明らかになっています。それだけでなく無線設備は重大なダメージを負いました。独潜水艦はこれによって船内に装備するバッテリーのみで修理が完了するまでの間は待たなければならず、その上無線設備の破損によって本国との定時通信及びその他緊急通信に応じることが出来ず、ドクツ海軍は独潜水艦が行方不明になったと判断してその時航海計画通りに航行していれば周辺を航行しているはずの我が国に救難要請を出したことがわかりました。



独潜水艦は18時間後に推進部の応急修理が完了し、航行を再開しました。一刻も早く本国に帰還するために我が国の北部にあるスーノ海に進路を変えて航行を再開しました。この時点で我が国は特別調査艦隊を定時通信地点の周辺に派遣し、調査を開始していましたがすでに離れていたために足取りを掴むことが出来ませんでした。その後2日ほどは全く足取りを掴むことが出来ませんでしたが、(17,3)地域を任務としている防衛艦隊が長距離公開練習中に対潜水哨戒艦がソナーにスーノ海方面へと向かう所属不明の潜水艦をキャッチしましたがソナー範囲ギリギリであったためにすぐにロストしてしまったとされています。

これらの報告を受けた特別調査艦隊は直ちにスーノ海に進路を変えて航行を始めました。

スーノ海で航行中は独潜水艦を特別調査艦隊は何度もソナーにキャッチしましたが流氷が流れるスーノ海では真っ直ぐ追跡することが難しかったようです。



スーノ海を抜け、流氷が流れなくなると独潜水艦は特別調査艦隊の周辺で浮上を開始。特別調査艦隊は独潜水艦に乗る乗員に対して補給を実行し、特別調査艦隊はシベリア共和国にある海軍基地へと独潜水艦と共に帰還しました。その間独潜水艦はほぼ水面下を航行しており、これによって軍事機密がこれ以上拡散しないためにも公表が遅れた理由としています。



その後はドクツ技官達が主導する応急修理が行われ、先日独潜水艦は本国への帰還することになりました。



【社会】巨大イカ、独潜水艦によって死亡か。「これで静かな海に戻ればいいのですが…」海洋警察長官談



【社会】シベリア国際空港入国管理局の労働条件が明らかに。長時間労働、完全出来高制などの問題点。



【社会】カントリーエンド州に隣接する東グレスティン検問所またもテロ事件。

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