フランドル・フランセーズ地域の内情把握のための国際的調査団について

　現在、エルツ軍による軍事行動が始まっており、フランドルは戦争状態にあります。調査団員の安全も保証され難い状況になった現在、これ以上の任務遂行は困難であると判断したため、調査の中断および調査団員の撤収の決定が下されました。撤収予定の調査団員につきましては、エルツ帝国軍による協力の下、フランドル南部の大規模港に派遣されるストリーダ王国海軍の輸送艦にて撤収させることとなりました。
　関係各国、特に薬剤輸送にご協力いただいたヴェールヌイ軍におかれましては、力及ばずの結果となってしまいましたが、調査活動にご協力いただいたことに深く感謝申し上げます。

現在、我が国のフランドルに派遣されている軍部隊は、調査団の警護を実施している状況にありますが、当初の想定であるフランドル内部の不安定な治安に配慮した警護活動は可能であるも、現在のエルツ軍による大規模な爆撃の影響に対しては、我が軍の能力からしても保証しかねる状況です。
エルツ帝国からの通知を考慮し、南部への移動ないし一時引き上げが必要と思慮します。南部移動の場合は引き続き警護を継続いたします。

各国とも一応の暫定調査報告には至っておりますし、これらの調査結果は本事態の収拾と、平和的で民主的なフランドルの建設、再建に役立てられるでしょう。

我が国は、調査団報告が一定のレベルに達し、本来の目的を達成しえたものと判断しました。

ゆえに、次期をもってフラン領域内で調査活動にあたる全ての調査団を撤収させる旨各国政府に通達します。

調査支援に多大な貢献をなされたヴェールヌイ社会主義共和国、調査を主導してくださっているノホ・ヘレコ連邦、エルツ帝国に特に謝意を表明します。